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沙汰】🔗🔉

沙汰】 (「沙」は砂、「汰」は選び分ける意) ①水でゆすって砂金や米などの砂をとり除くこと。物の精粗をえりわけること。淘汰。 ②理非を論じきわめること。評定。裁断。訴訟。太平記4「公家の朝拝、武家の―始まりて後」 ③政務を裁断・処理すること。宇治拾遺物語3「国司、下りて国の―どもあるに」 ④定めること。処置。取扱い。宇治拾遺物語9「つとめての食物まで―し置きたり」 ⑤主君または官府の指令・指図。「追って―する」 ⑥たより。しらせ。報知。音信。宇治拾遺物語1「―に及び候はず、参り候ふべし」。「無―」 ⑦評判。うわさ。太平記2「あな哀れや、なんど―しければ」 ⑧行い。しわざ。事件。「正気の―」「刃傷にんじょう―」 ⇒沙汰の限り ⇒沙汰の外 さた

広辞苑 ページ 7964 での沙汰】単語。