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さるもの‐にて【然るものにて】🔗⭐🔉
さるもの‐にて【然るものにて】
①それはもとより。いうまでもなく。枕草子104「殿をば―、上の御宿世すくせこそいとめでたけれ」
②一応もっともだが、それはそれとして。徒然草「それも―今ひときは心も浮き立つものは」
⇒さる‐もの【然る者・然る物】
○去る者は追わずさるものはおわず
[公羊伝隠公2年「来者勿拒、去者勿追」]去って行く者は敢えてひきとめない。→来る者は拒まず(「来る」成句)
⇒さ・る【去る】
○去る者は日日に疎しさるものはひびにうとし
[文選、古詩十九首「去る者は日に以て疎し、生ける者は日に以て親し」]
①死んだ人は月日のたつに従って次第に忘れるものである。
②親しかった人でも、遠ざかると次第にその人への情が薄れる。
⇒さ・る【去る】
広辞苑 ページ 8122 での【然るものにて】単語。