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○潮を踏むしおをふむ🔗🔉

○潮を踏むしおをふむ 世間の艱難を経験する。つらい目にあう。梁塵秘抄「田子の浦に汐踏むと」。好色一代男5「如何にも此浦のしほを踏んで、老いての咄はなしにもと思ふぞ」 ⇒しお【潮・汐】 し‐おん子音】 〔言〕 ⇒しいん し‐おん四恩】 〔仏〕衆生しゅじょうがこの世で受ける四種の恩。心地観経によると父母・国王・衆生・三宝の恩をいう。日本霊異記「―の奉為みために、敬つつしみて像を画き」→二恩 し‐おん至恩】 この上ない恩義。 し‐おん私恩】 特別な私情から、ある人にだけ施す恩。「―を売る」 し‐おん師恩】 師匠の恩。先生の恩。 し‐おん紫苑・紫菀‥ヲン ①キク科の多年草。シベリア・モンゴルなどアジア北東部の草原と西日本に広く分布。観賞用に栽培。茎は直立し、高さ1.5メートル前後。秋、茎の上部で分枝、ノギクに似た淡紫色の優美な頭状花を多数つける。鬼の醜草しこくさ。のし。しおに。〈[季]秋〉 しおん シオン 提供:OPO ⇒しおに2。夜の寝覚5「―の御衣」 し‐おん歯音】 〔言〕 ①(dental)舌先と上の門歯とで妨げを作り、息がそこを通過する際に発せられる子音。歯間音しかんおん、歯茎音しけいおんを含む。 ②中国音韻学の用語。五音ごいんの一つ。舌先や舌面を用いて調音される破擦音・摩擦音、すなわち〔ts〕〔s〕などの総称。 シオンSion ラテン・ フランス】 エルサレム市街の丘の名。ダヴィデ王の墓がある。転じてエルサレムの雅名。シオニズム運動の象徴。 シオンの丘 撮影:小松義夫 じ‐おん字音】 漢字の発音。古来、日本に伝来して国語化した漢字の音。古音・呉音・漢音・唐音などの種類がある。 ⇒じおん‐かなづかい【字音仮名遣】 じ‐おん慈恩】 いつくしみの恩。あついなさけ。 じおん‐かなづかい字音仮名遣‥ヅカヒ 仮名を用いて字音を表記する場合の仮名遣。「高」を「かう」、「甲」を「かふ」とする類。→国語仮名遣 ⇒じ‐おん【字音】 じおんかなづかい字音仮字用格‥ヅカヒ 語学書。本居宣長著。1巻。1776年(安永5)刊。初めて体系的に漢字音の仮名遣を考究した書。 じおん‐じ慈恩寺(→)大慈恩寺だいじおんじに同じ。 じおん‐だいし慈恩大師】 唐僧、基の諡号しごうじ‐おんな地女ヂヲンナ 素人しろうと女。→地5 しか鹿】 (「めか(女鹿)」に対し牡鹿をいうとも) ①ウシ目(偶蹄類)シカ科のニホンジカ。体長1.5メートルほどだが、北のものほど大きい。角は牡のみにあり、成長したものでは40センチメートルほど、毎年生えかわる。アジア東部に広く分布し、日本では北海道から沖縄まで生息するが、いくつかの亜種、または種に分けることもある。夏は褐色の地に白斑があるが、冬は一様に灰褐色となる。草食。神の使いとされ、神社に飼われることもある。秋、牝鹿を呼ぶ牡鹿の声は、詩歌に多く詠まれる。なお、シカ科の哺乳類には約40種があり、アフリカ以外の世界各地に分布、オーストラリアやニュー‐ジーランドには移入されている。か。しし。かせぎ。かのしし。〈[季]秋〉。常陸風土記「葦原の―は、其の味爛くされるごとし」 ニホンジカ 提供:東京動物園協会 エゾシカ 撮影:小宮輝之 ②囲かこい女郎のこと。揚代が16文であったから四四ししと呼び、「鹿」の字を当てたものという。色道大鏡「太夫を松として、天神を梅とし、囲を―とせり」 ③独活うどの生長して、葉の伸び出たもの。鹿がこれを食うと角が落ちると言われていた。閑吟集「菜をつまば、沢にねぜりや、峰にいたどり、―のたちかくれ」 ④「はなしか(咄家)」の略。落語家。 ⇒鹿の角を蜂が刺す ⇒鹿を逐う ⇒鹿を逐う者は山を見ず ⇒鹿を指して馬となす しか子夏】 孔門十哲の一人。姓は卜ぼく、名は商。子夏は字あざな。衛の人で、孔子より44歳若いという。 し‐か史科‥クワ 歴史の科目。歴史科。 し‐か史家】 歴史を研究している人。歴史家。歴史学者。「郷土の―」 し‐か史禍‥クワ 歴史を書いたために受ける筆禍。 し‐か四花‥クワ ①梅・寒菊・水仙・蝋梅の称。早春の画題。 ②⇒しけ(四華) し‐か四果‥クワ 〔仏〕悟りの四段階。預流よる果(須陀洹しゅだおん果)・一来果(斯陀含しだごん果)・不還ふげん果(阿那含あなごん果)・阿羅漢あらかん果。 し‐か四科‥クワ [論語先進]孔子門下の4種の学科目、すなわち徳行・言語・政事(政治)・文学(学問)。 し‐か市価】 商品が市場で売買される値段。マーケット‐プライス。「―より安い」 し‐か死火‥クワ ①〔仏〕死を劫末の大火災にたとえた語。 ②消えはてた火。 し‐か死花・紙花‥クワ 葬儀に使う造花。しかばな。 し‐か死貨‥クワ ①現に流通していない財貨。 ②死蔵の財貨。 し‐か糸価】 糸の値段。特に生糸きいとの相場。 しか志賀】 筑前の地名。博多湾北側の海の中道先端部にある陸繋島で、福岡市東区に属する。かつては博多湾北部の島。倭奴わのなの国王印を出土。志賀島しかしま・しかのしま。万葉集3「―の海人あまは藻刈り塩焼き」→しが(志賀) し‐か私家】 ①自分の家。 ②個人の。私的な。「―版」 し‐か知客】 (唐音)禅寺で、客を接待する役僧。 し‐か師家】 ①師匠の家。先生の家。 ②師。先生。→しけ し‐か疵瑕】 (シガとも。「疵」は身のきず、「瑕」は玉のきず)人を非難してきずつけること。また、欠点。過失。あやまち。西鶴置土産「その客の―を見出し」 し‐か紙価】 紙の値段。紙の相場。 ⇒紙価を高める し‐か翅果‥クワ 〔生〕(→)翼果に同じ。 し‐か詞華・詞花‥クワ 詩・文章などで、巧みに修飾したことば。詞藻。文藻。「―集」 し‐か歯科‥クワ 医学の一分科。歯およびその支持組織の治療・矯正・加工などを扱う。「―医」 し‐か詩家】 詩を作る人。詩人。 し‐か詩歌⇒しいか し‐か雌花‥クワ ⇒めばな し‐か賜暇】 官吏が一時職務を離れて休暇をもらうこと。また、その休暇。「―を願い出る」 しか然・爾】 〔副〕 (シはサと同義の副詞、カは接尾語) ①そのように。さように。さ。万葉集1「神代よりかくにあるらし古へも―にあれこそうつせみも妻を争ふらしき」 ②(相手の言葉を肯定して、感動詞的に)そう。その通り。(平安時代は漢文訓読語に用い、男性の言葉として使われることが多い)源氏物語末摘花「内裏うちよりかと宣へば、―、まかで侍るままなり」 ⇒然云う しか 〔助詞〕 後に打消の語が来て、わずかにそれだけである意を表す。「これ―できない」「3人だけ―来ない」 しか 〔助詞〕 (過去の助動詞キの連体形シと、終助詞カとの結合したものか。あるいは已然形シカの転用か。後にシガ・シガナとなった。動詞の連用形に接続。また「て―」「に―」の形で用いられる)自分がそうしたいという願望を表す。…たい。万葉集11「まそ鏡見―と思ふ妹もあはぬかも玉の緒の絶えたる恋の繁きこのごろ」。万葉集8「わがやどの秋の萩咲く夕影に今も見て―妹がすがたを」。後撰和歌集「伊勢の海に遊ぶ海人ともなりに―浪かきわけて見るめかづかむ」 しが ①(東北地方で)氷、または、つらら。 ②(福岡・山口県で)女の魚行商人。 しが志賀】 ①琵琶湖南西岸一帯の古称。(歌枕) 万葉集1「ささなみの―の大わだ淀むとも」 ②⇒しが(滋賀) しが志賀】 姓氏の一つ。 ⇒しが‐きよし【志賀潔】 ⇒しが‐しげたか【志賀重昂】 ⇒しが‐なおや【志賀直哉】 しが滋賀】 近畿地方の北東部の県。近江国を管轄。県庁所在地は大津市。古くは「志賀」とも書いた。面積4017平方キロメートル。人口138万。全13市。 →どっこいしょ 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) し‐が指画‥グワ (→)指頭画しとうがに同じ。 し‐が歯牙】 ①歯と牙きば。また、歯。 ②転じて、言葉。 ⇒歯牙にもかけない ⇒歯牙の間に置く しが 〔助詞〕 (シカの転)願望を表す。…たい。→しか じかヂカ (ジキの転)間にへだたりがないこと。直接。「―の取引」「―談判」→じかに じ‐か寺家⇒じけ じ‐か耳科‥クワ 耳の病気および聴力の障害・診療を主として扱う医学の一分科。 じ‐か自火‥クワ ①自分の家から出した火事。 ②自分の妄念から起こした苦悩。源平盛衰記1「臆病の―に攻められて絶入りたりけるにや」 じ‐か自科・自過‥クワ 自分の犯したとが。 じ‐か自家】 ①自分の家。「―製」「―用」 ②自分。自分自身。「―撞着」 ⇒自家薬籠中の物 じ‐か自歌】 自作の和歌。「―合あわせじ‐か時下】 このごろ。このせつ。目下。刻下。 じ‐か時花・時華‥クワ ①その季節の花。 ②その時期の流行。 じ‐か時価】 その時の相場。その時の市価。「―に換算する」 じ‐か時果‥クワ その季節のくだもの。 じ‐か時課‥クワ (hours)キリスト教会の日々の祈りを、決まった時刻ごとに分けたもの。今日のローマ典礼では、朝の祈り、昼の祈り、晩の祈り、寝る前の祈り、読書の五時課。 じ‐か磁化‥クワ ①磁気を帯びた状態になること。磁場の中で常磁性体は磁場の向きに、反磁性体は逆向きに磁化される。帯磁。 ②単位体積当りの磁気モーメント。 じ‐か磁荷】 磁石の両極にあって、磁気の原因と見なされるもの。正負2種あるが、常に対で存在していると考えられている。単位はウェーバ(Wb)、またはジュール毎アンペア(J/A)。磁気量。 じ‐が自我】 (self イギリス・ego ラテン) ①〔哲〕認識・感情・意志・行為の主体としての私を外界の対象や他人と区別していう語。自我は、時間の経過や種々の変化を通じての自己同一性を意識している。身体をも含めていう場合もある。↔他我↔非我。 ②〔心〕 ㋐意識や行動の主体を指す概念。客体的自我とそれを監視・統制する主体的自我とがある。 ㋑精神分析の用語。イドから発する衝動を、外界の現実や良心の統制に従わせるような働きをする、パーソナリティーの側面。エゴ。→超自我 じ‐が自画‥グワ 自分で絵を描くこと。また、その絵。「―自讃」 じが爾雅】 中国古代の字書。3巻。撰者不明。漢代初期以前の成立。漢字を意味的領域により19部門に分け、類義語や訓詁を集めたもの。十三経の一つ。 シガーcigar】 葉巻タバコ。尾崎紅葉、金色夜叉前編「其手に形好く葉巻シガアを持たせて」 しか‐あれ‐ど 〔接続〕 そうではあるが。しかはあれど。しかれども。古今和歌集「わづかにひとりふたりなりき。―、これかれ得たる所、得ぬ所、たがひになむある」 じか‐あわせ自歌合‥アハセ 歌合うたあわせの一つ。自作の歌ばかりを集めて歌合の形式に編んだもの。他者に判を乞うこともある。 し‐かい尸解】 道家の術で、魂だけが神仙となって化し去ること。後に残った肉体は生時と変わらないという。 し‐かい司会‥クワイ 会の進行をつかさどること。また、その人。「―者」 し‐かい四海】 ①四方の海。よものうみ。謡曲、高砂「―波静かにて」 ②(「四海の内」の意より)天下。世界。国内。太平記1「これより―大きに乱れて」 ③〔仏〕須弥山しゅみせんをとりまく四方の外海。 ⇒しかい‐けいてい【四海兄弟】 ⇒しかい‐なみ【四海波】 し‐かい四界】 ①[群書拾唾]天界・地界・水界・陽界の総称。 ②地・水・火・風。四大。 し‐かい市会‥クワイ ①旧制で、市制に基づく市の議決機関。 ②市議会の通称。「―議員」 →市議会 し‐かい死灰‥クワイ 火の気のなくなった灰。転じて、生気のないもののたとえ。 ⇒死灰復燃ゆ し‐かい死海】 (Dead Sea)イスラエルとヨルダンとの境にある内陸の塩湖。ヨルダン川が流入。面積約1020平方キロメートル、琵琶湖の約1.5倍。水面は海面下392メートルで、地球上で水面の最も低い所。最大深度410メートル。塩度が非常に高い。聖書に関係した史跡が多い。 死海 撮影:小松義夫 ⇒しかい‐しゃほん【死海写本】 し‐かい志怪‥クワイ (「怪を志しるす」の意)中国で、不思議な出来事を短い文に綴ったもの。小説の原初的段階を示すと考えられる。六朝東晋のころより起こった。「捜神記」など。 し‐かい視界】 見わたせる範囲。固定した眼または光学器械で見得る範囲。視野。「―が開ける」「―が狭い」 し‐かい斯界】 この社会。この分野。「―の権威」 し‐かい詞海】 文章または詩歌の豊富なのを、海の広く深いことにたとえていう語。ことばのうみ。 し‐かい詩会‥クワイ 作詩の集会。 しか‐い歯科医‥クワ‥ 歯科を専門とする医者。歯科医師。歯医者。 し‐がい市外‥グワイ 市の区域外。また、市に近接した土地。「―通話」↔市内 し‐がい市街】 ①人家の密集した所。まち。「―地」 ②まちの通路。ちまた。 ⇒しがいか‐くいき【市街化区域】 ⇒しがいか‐ちょうせいくいき【市街化調整区域】 ⇒しがい‐せん【市街戦】 ⇒しがい‐ち【市街地】 し‐がい死骸・屍骸】 人や動物の死後の肉体。死体。なきがら。 ⇒しがい‐しおづめ【死骸塩詰め】 し‐がい糸鞋】 絹糸を編んで作った履くつ。くくり緒があって襪しとうずの上につける。雅楽の舞人が舞楽に用いる。いとのくつ。いとぐつ。しあい。 糸鞋 し‐がい紫蓋】 紫色のきぬがさ。紫翠の山気をたとえていう語。和漢朗詠集「―の嶺の嵐疎かにして」 じ‐かい字解】 文字の解釈。漢字の解釈。 じ‐かい次回‥クワイ 今の次の回。次の時。次期。「―まわし」 じ‐かい耳介】 外耳の一部。主として軟骨とこれを覆う皮膚とから成り、音響を反射して耳孔に入りやすくさせる。みみ。耳殻。耳翼。→耳(図) じ‐かい自戒】 自分で自分を戒めること。「あやまちを繰り返さないよう―する」「自粛―」 じ‐かい自晦‥クワイ 自分の才能を隠してあらわさないこと。 じ‐かい自壊‥クワイ 自然にこわれること。外力によらず内部からくずれること。「―作用」 じ‐かい持戒ヂ‥ 〔仏〕戒をかたく守ること。↔破戒 じ‐かい時晦‥クワイ 暗愚で無道なこと。一説に、時に応じてその才能を隠すこと。 じ‐かい慈誨‥クワイ 慈愛のこもったおしえ。 じかい辞海】 中国の文語辞典。百科事典的項目を含む。舒新城・徐元誥ら編。1937年成る。中華人民共和国での改訂版がある。 じ‐かい磁界(→)磁場じばに同じ。 じ‐がい地貝ヂガヒ 「貝合かいあわせ2」参照。 じ‐がい自害】 自ら傷つけて自分の生命を絶つこと。自殺。自刃。自尽。「―して果てる」

広辞苑 ページ 8428 での○潮を踏む単語。