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○自然は飛躍せずしぜんはひやくせず🔗🔉

○自然は飛躍せずしぜんはひやくせず (natura non facit saltum ラテン)リンネやライプニッツが使った語。自然の変化はもっぱら漸次的な増減によるとする考え方を示したもの。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐はん自然犯】 それ自体当然に反社会的・反道義的である犯罪。刑法に規定されている犯罪は原則として自然犯である。刑事犯。↔行政犯。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐ひ自然砒】 天然に単体の状態で産出する砒素ひそ。三方晶系の鉱物で、菱形の結晶集合体。錫白色だが空気に触れると褐色化し、分解が進むと三酸化二砒素を生じる。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐ひつぜんせい自然必然性】 自然法則のもつ必然性。倫理的な当為の必然性に対する語として、自然法則の因果性を指す。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐びょうしゃ自然描写‥ベウ‥ 文学作品などで、自然をありのままに描写すること。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐ぶつ自然物】 人の手が加えられていない、自然界に存する有形物。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐ぶんべん自然分娩】 吸引や薬品など人工的な手段を用いず、母体の自然の力だけで行う分娩。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐ぶんるい自然分類】 事物の自然に即した分類。生物学では、系統的な類縁関係に基づく生物の分類を指し、生物進化に基づく系統分類とほぼ同義。↔人為分類。 ⇒し‐ぜん【自然】 しせん‐べんごにん私選弁護人】 被疑者・被告人その他一定の者が自ら選任した弁護人。原則として弁護士から選ぶ。↔国選弁護人 ⇒し‐せん【私選】 しぜん‐べんしょうほう自然弁証法‥ハフ (Dialektik der Natur ドイツ)エンゲルスの遺稿「自然弁証法」の内容となる学説。神の摂理観や機械論的自然観に抗し、自然において認識される物質の運動発展の一般法則としての弁証法的唯物論を説く。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐ほう自然法‥ハフ ①自然界の一切の事物を支配するとみられる理法。自然律。 ②人間の自然(本性)に基づく倫理的な原理。人為的・歴史的な実定法とは異なり、時と所を超越した普遍的な法と考えられている。規範的な意味を持つ点で、記述的な自然法則から区別される。↔実定法↔人定法。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐ほうそく自然法則‥ハフ‥ 自然現象の間に成り立つ、反復可能で一般的な規則的関係。これは規範法則とは異なる存在の法則であり、因果関係を基礎とする。狭義では自然界に関する法則であるが、広義では社会法則、心理法則等のうち規範法則に属さないものを指す。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐ほうろん自然法論‥ハフ‥ 自然法の存在を認め、それを実定法の上位におく思想。この思想は古代のストア哲学、中世のカトリック哲学、近世以降の法思想・政治思想で顕著な展開を見、キケロ、トマス=アクィナス、グロティウス、ロック、ウォルフらがその代表。自然法学。↔法実証主義。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐ぼく自然木】 栽培によらず、自然のままに成長した樹木。自生木。天然木。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐ほご自然保護】 産業の発展による自然の破壊・汚染など、人間生活の拡大によって圧迫される自然を保全しようとすること。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐めんえき自然免疫】 ある種の病原体に対して生体が生来もつ抵抗性。広義には、ワクチン等の人工操作を経ないで獲得した免疫、すなわち自然能動免疫をもいう。先天的免疫。↔獲得免疫。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐りつ自然律(→)自然法1に同じ。 ⇒し‐ぜん【自然】 しせんりょう四千両‥リヤウ 歌舞伎脚本「四千両小判梅葉こばんのうめのは」の通称。6幕。河竹黙阿弥作の世話物。1885年(明治18)初演。江戸城内の御金蔵破り事件を脚色。伝馬町牢内の場が写実的に描かれて名高い。 しせん‐りょうり四川料理‥レウ‥ 四川一帯で発達した中国料理。唐辛子・花椒かしょうを使った辛い味付けが特徴。代表的な料理は麻婆マーボー豆腐・棒々鶏バンバンジーなど。 ⇒しせん【四川】 しぜん‐りょく自然力】 自然界に行われる種々の作用。 ⇒し‐ぜん【自然】 しぜん‐りょくがん紫髯緑眼】 赤茶けたひげと青い眼。中国で、西域の異民族の容貌を形容した語。 しぜん‐れき自然暦】 定期的に見られる動植物の現象・行動の季節的変化をもとに作りあげる暦の一種。 ⇒し‐ぜん【自然】 しせん‐わかしゅう私撰和歌集‥シフ 勅撰和歌集に対して、私に撰定・編集した歌集。古今和歌六帖の類。私撰集。 ⇒し‐せん【私撰】

広辞苑 ページ 8690 での○自然は飛躍せず単語。