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○疾雷耳を掩うに及ばずしつらいみみをおおうにおよばず🔗⭐🔉
○疾雷耳を掩うに及ばずしつらいみみをおおうにおよばず
[六韜竜韜、軍勢]急な雷鳴には耳をふさぐ暇がない。事が急激で防ぐいとまのないさまにいう。
⇒しつ‐らい【疾雷】
しつら・う【設ふ】シツラフ
〔他四〕
構え作る。設けととのえる。修繕する。飾りつける。源氏物語薄雲「西面を殊に―・はせ給ひて、ちひさき御調度ども美しげに整へさせ給へり」。平家物語10「湯殿―・ひなんどして、御湯引かせ奉る」
しつらえ【設え】シツラヘ
(→)「しつらい」1に同じ。「部屋の―」
しつら・える【設える】シツラヘル
〔他下一〕
(古くは四段活用)きちんと、また美しく設けととのえる。「洋風に―・えた娯楽室」「客間に寝床を―・える」
しつらくえん【失楽園】‥ヱン
(Paradise Lost)ミルトンの12巻1万行余りの叙事詩。1667年刊。アダムとイヴの楽園追放の説話を礎いしずえにして、清教徒的世界観を展開しながら神とサタンとの闘争を描く。「楽園喪失」とも訳す。「復楽園」はその続編。
しつ‐らん【湿爛】
摩擦と発汗のため赤くなりただれる湿疹様皮膚炎。夏に多く、小児および肥満者の頸部・股間などに発する。間擦疹。間擦性湿疹。
しつ‐り【蒺
】
ハマビシの漢名。
じつ‐り【実利】
現実の利益。実際の効用。「―を重んずる」「―的」
⇒じつり‐しゅぎ【実利主義】
じつ‐り【実理】
実際上から得た道理・理論。
じつり‐しゅぎ【実利主義】
(→)功利主義に同じ。
⇒じつ‐り【実利】
しつ‐りょう【室料】‥レウ
会議室などの部屋を一定時間借りるために支払う料金。
しつ‐りょう【質料】‥レウ
〔哲〕(matter イギリス・hyle ギリシア・materia ラテン)形相(形・構造)を具えることによって初めて一定の事物となる材料的なもの。アリストテレスは、質料を形相と共に存在の根本原理と考えた。例えば家の構造は形相で材木や石材は質料。→デュナミス。
⇒しつりょう‐いん【質料因】
しつ‐りょう【質量】‥リヤウ
〔理〕(mass)物体が有する固有の量。物体の重量とは区別される。力が物体を動かそうとする時に物体の慣性によって生じる抵抗の度合を示す量(慣性質量)として定義され、他方万有引力の法則から2物体間に働く引力がおのおのの質量(重力質量)の積に比例するとして定義される。実験によれば、両質量は同等である。単位はキログラム、またはグラム。→静止質量。
⇒しつりょう‐けっそん【質量欠損】
⇒しつりょう‐さよう‐の‐ほうそく【質量作用の法則】
⇒しつりょう‐すう【質量数】
⇒しつりょう‐スペクトル【質量スペクトル】
⇒しつりょう‐ちゅうしん【質量中心】
⇒しつりょうふへん‐の‐ほうそく【質量不変の法則】
⇒しつりょう‐ぶんせき‐き【質量分析器】
⇒しつりょう‐ほぞんそく【質量保存則】
しつりょう‐いん【質料因】‥レウ‥
アリストテレスの説いた四原因の一つ。これを家屋の建築にたとえれば、質料因は建築に使用する資材。→原因2
⇒しつ‐りょう【質料】
しつりょう‐けっそん【質量欠損】‥リヤウ‥
原子核の質量は、それを構成する中性子と陽子との質量の総和より約1パーセントほど小さい。この差を質量欠損という。中性子と陽子とが原子核を構成する時にこれだけの質量を失い、原子核の結合エネルギーに転化する。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐さよう‐の‐ほうそく【質量作用の法則】‥リヤウ‥ハフ‥
(law of mass action)化学反応aA+bB=mM+nNが化学平衡にあるとき、[M]m[N]n/[A]a[B]b=K([ ]は濃度を表す)におけるKは温度・圧力を定めると定数になるという法則。定数Kを平衡定数という。1864年、ノルウェーの数学者グルベルグ(C. M. Guldberg1836〜1902)と化学者ウォーゲ(P. Waage1833〜1900)とが提出。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐すう【質量数】‥リヤウ‥
原子核を構成する核子(陽子と中性子)の総数。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐スペクトル【質量スペクトル】‥リヤウ‥
質量分析器で得られた試料のスペクトル。分子量の決定、原子質量の精密測定、同位体存在比、元素分析、物質の特定等に用いる。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐ちゅうしん【質量中心】‥リヤウ‥
物体または質点系の質量の分布を平均して求められる1点。重心と一致する。→重心。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょうふへん‐の‐ほうそく【質量不変の法則】‥リヤウ‥ハフ‥
(→)質量保存則に同じ。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐ぶんせき‐き【質量分析器】‥リヤウ‥
イオンの質量を測定する装置。磁場と電場を用いて、イオンの運動する方向やエネルギーが違っても、質量の等しいものが1点に集まるような集束を行なって、イオンをふるい分ける。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐ほぞんそく【質量保存則】‥リヤウ‥
化学変化の前後における諸物質の質量の総和は不変であるという法則。1774年ラヴォアジエが発見。質量不変の法則。
⇒しつ‐りょう【質量】
じつ‐りょく【実力】
①実際の力量。ほんとうの力量。「―発揮」
②武力。腕力。「―に訴える」「―で阻止する」
⇒じつりょく‐こうし【実力行使】
⇒じつりょく‐しゃ【実力者】
⇒じつりょく‐はん【実力犯】
じつりょく‐こうし【実力行使】‥カウ‥
ある事をしとげるために、説得などの平和的手段によらず、実力(武力)に訴えること。特に、労働争議でストライキなどを行うこと。
⇒じつ‐りょく【実力】
じつりょく‐しゃ【実力者】
ある社会で、またはある事をする上で、見かけではなく、実際に力をもっている人。「政界の―」
⇒じつ‐りょく【実力】
じつりょく‐はん【実力犯】
(→)強力犯ごうりきはんに同じ。
⇒じつ‐りょく【実力】
じつりろん【実利論】
(→)アルタ‐シャーストラに同じ。
しつ‐りん【櫛鱗】
硬骨魚類にみられる、後縁に棘状部をもつ骨質のうろこ。→円鱗
しつ‐れい【失礼】
①礼儀を欠くこと。礼儀をわきまえないこと。不作法なこと。しつらい。「―なことを言うな」「どうも―いたしました」
②別れること。暇を乞うこと。「お先に―します」
③人に問いかける時、別れる時、わびる時などの気軽な挨拶語。感動詞的に用いる。ごめんなさい。「ちょっと―」「では―」
じつ‐れい【実例】
実際にあった例。実際の例。「今まで―がない」「―に即した解説」
じつ‐れき【実歴】
①実際に見聞したこと。実地に遭遇したこと。
②実際の経歴。
しつ‐れん【失恋】
恋する気持が相手にかなえられないこと。恋にやぶれること。「―の痛手」
しつ‐ろ【失路】
進路を失うこと。失意の状態にあること。
じつ‐ろく【実録】
①事実のありのままの記録。
②編年体史書の一種で、ある帝王の1代の事跡を年月日順に記したもの。「三代―」
③実録物の略。
⇒じつろく‐もの【実録物】
じつろくせんだいはぎ【実録先代萩】
歌舞伎脚本「早苗鳥伊達聞書ほととぎすだてのききがき」の通称。6幕。河竹黙阿弥作のお家物。1876年(明治9)初演。伊達騒動を脚色した名作。
じつろくちゅうしんぐら【実録忠臣蔵】
歌舞伎脚本。7幕。福地桜痴作、3世河竹新七補の時代物。1890年(明治23)初演。忠臣蔵を実録風に脚色。うち渡辺霞亭増補の「土屋主税」が独立して現行。
じつろく‐もの【実録物】
江戸時代発生の小説の一様式。事実に空想を混ぜて潤色し、読者の興味をひくことを主としたもの。御家騒動・捌物さばきもの・仇討・武勇伝・白浪物・侠客伝の類。多く演劇・講談などの種本となる。実録体小説。
⇒じつ‐ろく【実録】
じつ‐わ【実話】
①実際にあった話。
②実際にあった話を綴った読物。
し‐て【仕手・為手】
①行う人。(巧みに)する人。やりて。狂言、八句連歌「お相手になりまするやうな―ではござりませねども」
②(普通シテと書く)能または狂言の主役。中入なかいりをする時は、前場の方のを前ジテ、後場の方のを後のちジテという。→わき→つれ→あど。
③(取引用語)投機の目的で比較的多量の売買をする人。→仕手株してかぶ→仕手戦
して
[一]〔助詞〕
サ変動詞「す」の連用形「し」と接続助詞「て」との結合したもの。一説に、「し」を指定の働きの語とする。
➊(接続助詞)
①(「に―」の形で)状態を表す。…にあって。万葉集3「吉野なるなつみの川のかはよどに鴨そなくなる山かげに―」
②(連用修飾語を受けて)…の状態で。万葉集六「士おのこやも空しかるべき万代に語り継ぐべき名は立てず―」。万葉集7「面白く―古思ほゆ」。土佐日記「ただ海に浪なく―いつしかみさきといふところわたらむとのみなむおもふ」
③同格の句を結ぶのに用いる。…て。源氏物語帚木「この君もいとものうく―好色がましきあだ人なり」
④前句が後句の原因・理由となっている二句を結ぶ。…のために。…て。源氏物語若紫「もとの北の方、やんごとなくなど―、安からぬ事多くて明け暮れ物を思ひてなむ亡くなり侍りにし」。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「御気色もよいか―、聞いたほど痩せもなされず」
⑤(後の語句が表す事柄に対する話し手の感じ方を表す形容詞に添えて)…(な)ことに。竹取物語「いま金少しにこそあなれ。かならず送るべき物にこそあなれ。うれしく―おこせたるかな」
⑥(助詞や副詞を受けて)意味を強める。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「金銀といふつはものには、また―も、へしつけられ」
➋(格助詞)
①ある人の命令をうけて、その事をする人を指す。使役の助動詞と呼応する場合が多い。漢文訓読では多く「を―」の形をとる。…を使って。…に命じて。西大寺本最勝王経平安初期点「諸の有情を―恭敬し供養せしめむとなり」。源氏物語夕顔「小君―小袿の御返りばかりは聞えさせたり」。勅規桃源抄「人―ふみをやつたぞ」
②行う人の数・範囲などを表す。…で。…でもって。万葉集12「二人―結びし紐を一人―我は解き見じ直にあふまでは」。伊勢物語「ともとする人一人二人―行きけり」。源氏物語帚木「御供にも睦まじき限り―おはしましぬ」。「みんな―私をいじめる」
③手段・方法・材料を表す。…を用いて。…によって。竹取物語「長き爪―眼まなこをつかみつぶさむ」。土佐日記「米よね―返りごとす」
[二]〔接続〕
話題を進展させようと相手をうながす働きをする。そうして。そして。それから。狂言、相合袴「好うおぢやつた。―何と思うてお出やつた」
しで【垂・四手】
(シ(垂)ヅの連用形から)
①神前に供する玉串たまぐし・注連しめ縄などに垂れ下げるもの。昔は木綿ゆうを用い、後には紙を用いる。紙垂しで。
垂
②白熊はぐまの毛で作った払子ほっす状のもの。槍の柄につけて槍印とする。
③〔植〕カバノキ科シデ属の落葉高木。イヌシデ・サワシバなどの総称。早春、葉に先立って尾状の花穂を垂らし、これが1に似る。材は家具材・細工物、また薪炭材とする。
し‐で【死出】
「死出の山」の略。
し‐てい【子弟】
①子と弟。
②年少者の意。「―の教育に当たる」
し‐てい【仕丁】
①(シチョウ・ジチョウとも)律令制で、諸国から徴集されて、中央官庁および封戸ふこ主である親王家・大臣家・寺社の雑用に従事した者。つかえのよほろ。
②江戸時代、御台所みだいどころで輿舁こしかきその他に従事した者。
③明治初年、官庁の雑役に従事した等外官。
し‐てい【私邸】
自分のやしき。個人のやしき。↔官邸↔公邸
し‐てい【使丁】
小使。用務員。
し‐てい【姉弟】
姉と弟。
し‐てい【指定】
①それとさし定めること。「日時を―する」
②行政官庁が、法令の定める所により、調査の上、ある資格を与えること。「重要文化財に―する」
⇒してい‐かんりしゃ‐せいど【指定管理者制度】
⇒してい‐ぎょぎょう【指定漁業】
⇒してい‐こう【指定校】
⇒してい‐しょく【指定職】
⇒してい‐せき【指定席】
⇒してい‐でんせんびょう【指定伝染病】
⇒してい‐とし【指定都市】
⇒してい‐ねだん【指定値段】
⇒してい‐ぶんかざい【指定文化財】
⇒してい‐めいがら【指定銘柄】
し‐てい【師弟】
師と弟子。先生と生徒。
⇒師弟は三世
し‐てい【紫庭】
[後漢書皇甫規伝](「紫」は天帝の居所である紫微垣しびえんを指すことから)内裏の異称。
し‐てい【視程】
大気の混濁度を示す尺度。適当に選んだ目標物が見えなくなる距離で表す。0(50メートル以下)から9(50キロメートル以上)までの視程階級で表すこともある。
し‐てい【視聴】
(テイは漢音)
⇒しちょう
し‐てい【廝丁】
⇒しちょう。〈伊呂波字類抄〉
し‐てい【賜邸】
拝領のやしき。恩賜のやしき。
し‐でい【紫泥】
中国江蘇省宜興窯ぎこうようで製する無釉・締焼しめやきの陶器。暗赤色または暗紫色の炻器せっき質のもので、多くは急須とする。→朱泥しゅでい
じ‐てい【次丁】
律令制で、老丁と残疾(軽度の身体障害者)との併称。じちょう。
じ‐てい【耳底】
耳のそこ。耳のおく。「―に残る」
じ‐てい【自邸】
自分のやしき。私邸。
じ‐てい【治定】ヂ‥
(国を)おさめさだめること。おさまりさだまること。ちてい。ちじょう。
シティー【city】
①都市。
②(the City,正式名はthe City of London)旧ロンドン市部、すなわち市長および市会の管理する区域。イギリス金融・商業の中心地。→ロンドン(図)。
⇒シティー‐バンク
⇒シティー‐ボーイ
⇒シティー‐ホテル
⇒シティー‐マネージャー【city manager】
シティー‐バンク
(和製語city bank)都市銀行。
⇒シティー【city】
シティー‐ボーイ
(和製語city boy)都会風のおしゃれな若い男性。
⇒シティー【city】
シティー‐ホテル
(和製語city hotel)都心部にある大きなホテル。
⇒シティー【city】
シティー‐マネージャー【city manager】
アメリカなどで、市政の行政執行責任者。議会が選任し、行政運営を一括して委任する。
⇒シティー【city】
してい‐かんりしゃ‐せいど【指定管理者制度】‥クワン‥
地方公共団体の公の施設において、民間法人その他の団体を指定し、その管理権限を代行させる制度。
⇒し‐てい【指定】
じていき【耳底記】
(ニテイキとも)歌学・歌論書。3巻。細川幽斎の口述を烏丸光広が筆記。1598〜1602年(慶長3〜7)成る。和歌についての知識や作歌の心得を細かく説いたもの。
してい‐ぎょぎょう【指定漁業】‥ゲフ
漁業法に基づき、農林水産大臣の許可する大型漁船漁業。→許可漁業。
⇒し‐てい【指定】
】
ハマビシの漢名。
じつ‐り【実利】
現実の利益。実際の効用。「―を重んずる」「―的」
⇒じつり‐しゅぎ【実利主義】
じつ‐り【実理】
実際上から得た道理・理論。
じつり‐しゅぎ【実利主義】
(→)功利主義に同じ。
⇒じつ‐り【実利】
しつ‐りょう【室料】‥レウ
会議室などの部屋を一定時間借りるために支払う料金。
しつ‐りょう【質料】‥レウ
〔哲〕(matter イギリス・hyle ギリシア・materia ラテン)形相(形・構造)を具えることによって初めて一定の事物となる材料的なもの。アリストテレスは、質料を形相と共に存在の根本原理と考えた。例えば家の構造は形相で材木や石材は質料。→デュナミス。
⇒しつりょう‐いん【質料因】
しつ‐りょう【質量】‥リヤウ
〔理〕(mass)物体が有する固有の量。物体の重量とは区別される。力が物体を動かそうとする時に物体の慣性によって生じる抵抗の度合を示す量(慣性質量)として定義され、他方万有引力の法則から2物体間に働く引力がおのおのの質量(重力質量)の積に比例するとして定義される。実験によれば、両質量は同等である。単位はキログラム、またはグラム。→静止質量。
⇒しつりょう‐けっそん【質量欠損】
⇒しつりょう‐さよう‐の‐ほうそく【質量作用の法則】
⇒しつりょう‐すう【質量数】
⇒しつりょう‐スペクトル【質量スペクトル】
⇒しつりょう‐ちゅうしん【質量中心】
⇒しつりょうふへん‐の‐ほうそく【質量不変の法則】
⇒しつりょう‐ぶんせき‐き【質量分析器】
⇒しつりょう‐ほぞんそく【質量保存則】
しつりょう‐いん【質料因】‥レウ‥
アリストテレスの説いた四原因の一つ。これを家屋の建築にたとえれば、質料因は建築に使用する資材。→原因2
⇒しつ‐りょう【質料】
しつりょう‐けっそん【質量欠損】‥リヤウ‥
原子核の質量は、それを構成する中性子と陽子との質量の総和より約1パーセントほど小さい。この差を質量欠損という。中性子と陽子とが原子核を構成する時にこれだけの質量を失い、原子核の結合エネルギーに転化する。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐さよう‐の‐ほうそく【質量作用の法則】‥リヤウ‥ハフ‥
(law of mass action)化学反応aA+bB=mM+nNが化学平衡にあるとき、[M]m[N]n/[A]a[B]b=K([ ]は濃度を表す)におけるKは温度・圧力を定めると定数になるという法則。定数Kを平衡定数という。1864年、ノルウェーの数学者グルベルグ(C. M. Guldberg1836〜1902)と化学者ウォーゲ(P. Waage1833〜1900)とが提出。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐すう【質量数】‥リヤウ‥
原子核を構成する核子(陽子と中性子)の総数。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐スペクトル【質量スペクトル】‥リヤウ‥
質量分析器で得られた試料のスペクトル。分子量の決定、原子質量の精密測定、同位体存在比、元素分析、物質の特定等に用いる。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐ちゅうしん【質量中心】‥リヤウ‥
物体または質点系の質量の分布を平均して求められる1点。重心と一致する。→重心。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょうふへん‐の‐ほうそく【質量不変の法則】‥リヤウ‥ハフ‥
(→)質量保存則に同じ。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐ぶんせき‐き【質量分析器】‥リヤウ‥
イオンの質量を測定する装置。磁場と電場を用いて、イオンの運動する方向やエネルギーが違っても、質量の等しいものが1点に集まるような集束を行なって、イオンをふるい分ける。
⇒しつ‐りょう【質量】
しつりょう‐ほぞんそく【質量保存則】‥リヤウ‥
化学変化の前後における諸物質の質量の総和は不変であるという法則。1774年ラヴォアジエが発見。質量不変の法則。
⇒しつ‐りょう【質量】
じつ‐りょく【実力】
①実際の力量。ほんとうの力量。「―発揮」
②武力。腕力。「―に訴える」「―で阻止する」
⇒じつりょく‐こうし【実力行使】
⇒じつりょく‐しゃ【実力者】
⇒じつりょく‐はん【実力犯】
じつりょく‐こうし【実力行使】‥カウ‥
ある事をしとげるために、説得などの平和的手段によらず、実力(武力)に訴えること。特に、労働争議でストライキなどを行うこと。
⇒じつ‐りょく【実力】
じつりょく‐しゃ【実力者】
ある社会で、またはある事をする上で、見かけではなく、実際に力をもっている人。「政界の―」
⇒じつ‐りょく【実力】
じつりょく‐はん【実力犯】
(→)強力犯ごうりきはんに同じ。
⇒じつ‐りょく【実力】
じつりろん【実利論】
(→)アルタ‐シャーストラに同じ。
しつ‐りん【櫛鱗】
硬骨魚類にみられる、後縁に棘状部をもつ骨質のうろこ。→円鱗
しつ‐れい【失礼】
①礼儀を欠くこと。礼儀をわきまえないこと。不作法なこと。しつらい。「―なことを言うな」「どうも―いたしました」
②別れること。暇を乞うこと。「お先に―します」
③人に問いかける時、別れる時、わびる時などの気軽な挨拶語。感動詞的に用いる。ごめんなさい。「ちょっと―」「では―」
じつ‐れい【実例】
実際にあった例。実際の例。「今まで―がない」「―に即した解説」
じつ‐れき【実歴】
①実際に見聞したこと。実地に遭遇したこと。
②実際の経歴。
しつ‐れん【失恋】
恋する気持が相手にかなえられないこと。恋にやぶれること。「―の痛手」
しつ‐ろ【失路】
進路を失うこと。失意の状態にあること。
じつ‐ろく【実録】
①事実のありのままの記録。
②編年体史書の一種で、ある帝王の1代の事跡を年月日順に記したもの。「三代―」
③実録物の略。
⇒じつろく‐もの【実録物】
じつろくせんだいはぎ【実録先代萩】
歌舞伎脚本「早苗鳥伊達聞書ほととぎすだてのききがき」の通称。6幕。河竹黙阿弥作のお家物。1876年(明治9)初演。伊達騒動を脚色した名作。
じつろくちゅうしんぐら【実録忠臣蔵】
歌舞伎脚本。7幕。福地桜痴作、3世河竹新七補の時代物。1890年(明治23)初演。忠臣蔵を実録風に脚色。うち渡辺霞亭増補の「土屋主税」が独立して現行。
じつろく‐もの【実録物】
江戸時代発生の小説の一様式。事実に空想を混ぜて潤色し、読者の興味をひくことを主としたもの。御家騒動・捌物さばきもの・仇討・武勇伝・白浪物・侠客伝の類。多く演劇・講談などの種本となる。実録体小説。
⇒じつ‐ろく【実録】
じつ‐わ【実話】
①実際にあった話。
②実際にあった話を綴った読物。
し‐て【仕手・為手】
①行う人。(巧みに)する人。やりて。狂言、八句連歌「お相手になりまするやうな―ではござりませねども」
②(普通シテと書く)能または狂言の主役。中入なかいりをする時は、前場の方のを前ジテ、後場の方のを後のちジテという。→わき→つれ→あど。
③(取引用語)投機の目的で比較的多量の売買をする人。→仕手株してかぶ→仕手戦
して
[一]〔助詞〕
サ変動詞「す」の連用形「し」と接続助詞「て」との結合したもの。一説に、「し」を指定の働きの語とする。
➊(接続助詞)
①(「に―」の形で)状態を表す。…にあって。万葉集3「吉野なるなつみの川のかはよどに鴨そなくなる山かげに―」
②(連用修飾語を受けて)…の状態で。万葉集六「士おのこやも空しかるべき万代に語り継ぐべき名は立てず―」。万葉集7「面白く―古思ほゆ」。土佐日記「ただ海に浪なく―いつしかみさきといふところわたらむとのみなむおもふ」
③同格の句を結ぶのに用いる。…て。源氏物語帚木「この君もいとものうく―好色がましきあだ人なり」
④前句が後句の原因・理由となっている二句を結ぶ。…のために。…て。源氏物語若紫「もとの北の方、やんごとなくなど―、安からぬ事多くて明け暮れ物を思ひてなむ亡くなり侍りにし」。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「御気色もよいか―、聞いたほど痩せもなされず」
⑤(後の語句が表す事柄に対する話し手の感じ方を表す形容詞に添えて)…(な)ことに。竹取物語「いま金少しにこそあなれ。かならず送るべき物にこそあなれ。うれしく―おこせたるかな」
⑥(助詞や副詞を受けて)意味を強める。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「金銀といふつはものには、また―も、へしつけられ」
➋(格助詞)
①ある人の命令をうけて、その事をする人を指す。使役の助動詞と呼応する場合が多い。漢文訓読では多く「を―」の形をとる。…を使って。…に命じて。西大寺本最勝王経平安初期点「諸の有情を―恭敬し供養せしめむとなり」。源氏物語夕顔「小君―小袿の御返りばかりは聞えさせたり」。勅規桃源抄「人―ふみをやつたぞ」
②行う人の数・範囲などを表す。…で。…でもって。万葉集12「二人―結びし紐を一人―我は解き見じ直にあふまでは」。伊勢物語「ともとする人一人二人―行きけり」。源氏物語帚木「御供にも睦まじき限り―おはしましぬ」。「みんな―私をいじめる」
③手段・方法・材料を表す。…を用いて。…によって。竹取物語「長き爪―眼まなこをつかみつぶさむ」。土佐日記「米よね―返りごとす」
[二]〔接続〕
話題を進展させようと相手をうながす働きをする。そうして。そして。それから。狂言、相合袴「好うおぢやつた。―何と思うてお出やつた」
しで【垂・四手】
(シ(垂)ヅの連用形から)
①神前に供する玉串たまぐし・注連しめ縄などに垂れ下げるもの。昔は木綿ゆうを用い、後には紙を用いる。紙垂しで。
垂
②白熊はぐまの毛で作った払子ほっす状のもの。槍の柄につけて槍印とする。
③〔植〕カバノキ科シデ属の落葉高木。イヌシデ・サワシバなどの総称。早春、葉に先立って尾状の花穂を垂らし、これが1に似る。材は家具材・細工物、また薪炭材とする。
し‐で【死出】
「死出の山」の略。
し‐てい【子弟】
①子と弟。
②年少者の意。「―の教育に当たる」
し‐てい【仕丁】
①(シチョウ・ジチョウとも)律令制で、諸国から徴集されて、中央官庁および封戸ふこ主である親王家・大臣家・寺社の雑用に従事した者。つかえのよほろ。
②江戸時代、御台所みだいどころで輿舁こしかきその他に従事した者。
③明治初年、官庁の雑役に従事した等外官。
し‐てい【私邸】
自分のやしき。個人のやしき。↔官邸↔公邸
し‐てい【使丁】
小使。用務員。
し‐てい【姉弟】
姉と弟。
し‐てい【指定】
①それとさし定めること。「日時を―する」
②行政官庁が、法令の定める所により、調査の上、ある資格を与えること。「重要文化財に―する」
⇒してい‐かんりしゃ‐せいど【指定管理者制度】
⇒してい‐ぎょぎょう【指定漁業】
⇒してい‐こう【指定校】
⇒してい‐しょく【指定職】
⇒してい‐せき【指定席】
⇒してい‐でんせんびょう【指定伝染病】
⇒してい‐とし【指定都市】
⇒してい‐ねだん【指定値段】
⇒してい‐ぶんかざい【指定文化財】
⇒してい‐めいがら【指定銘柄】
し‐てい【師弟】
師と弟子。先生と生徒。
⇒師弟は三世
し‐てい【紫庭】
[後漢書皇甫規伝](「紫」は天帝の居所である紫微垣しびえんを指すことから)内裏の異称。
し‐てい【視程】
大気の混濁度を示す尺度。適当に選んだ目標物が見えなくなる距離で表す。0(50メートル以下)から9(50キロメートル以上)までの視程階級で表すこともある。
し‐てい【視聴】
(テイは漢音)
⇒しちょう
し‐てい【廝丁】
⇒しちょう。〈伊呂波字類抄〉
し‐てい【賜邸】
拝領のやしき。恩賜のやしき。
し‐でい【紫泥】
中国江蘇省宜興窯ぎこうようで製する無釉・締焼しめやきの陶器。暗赤色または暗紫色の炻器せっき質のもので、多くは急須とする。→朱泥しゅでい
じ‐てい【次丁】
律令制で、老丁と残疾(軽度の身体障害者)との併称。じちょう。
じ‐てい【耳底】
耳のそこ。耳のおく。「―に残る」
じ‐てい【自邸】
自分のやしき。私邸。
じ‐てい【治定】ヂ‥
(国を)おさめさだめること。おさまりさだまること。ちてい。ちじょう。
シティー【city】
①都市。
②(the City,正式名はthe City of London)旧ロンドン市部、すなわち市長および市会の管理する区域。イギリス金融・商業の中心地。→ロンドン(図)。
⇒シティー‐バンク
⇒シティー‐ボーイ
⇒シティー‐ホテル
⇒シティー‐マネージャー【city manager】
シティー‐バンク
(和製語city bank)都市銀行。
⇒シティー【city】
シティー‐ボーイ
(和製語city boy)都会風のおしゃれな若い男性。
⇒シティー【city】
シティー‐ホテル
(和製語city hotel)都心部にある大きなホテル。
⇒シティー【city】
シティー‐マネージャー【city manager】
アメリカなどで、市政の行政執行責任者。議会が選任し、行政運営を一括して委任する。
⇒シティー【city】
してい‐かんりしゃ‐せいど【指定管理者制度】‥クワン‥
地方公共団体の公の施設において、民間法人その他の団体を指定し、その管理権限を代行させる制度。
⇒し‐てい【指定】
じていき【耳底記】
(ニテイキとも)歌学・歌論書。3巻。細川幽斎の口述を烏丸光広が筆記。1598〜1602年(慶長3〜7)成る。和歌についての知識や作歌の心得を細かく説いたもの。
してい‐ぎょぎょう【指定漁業】‥ゲフ
漁業法に基づき、農林水産大臣の許可する大型漁船漁業。→許可漁業。
⇒し‐てい【指定】
広辞苑 ページ 8847 での【○疾雷耳を掩うに及ばず】単語。