複数辞典一括検索+

○始末に負えないしまつにおえない🔗🔉

○始末に負えないしまつにおえない どうにも処理できない。手に負えない。「夫婦喧嘩げんかばかりしていて―」 ⇒し‐まつ【始末】 しまづ‐ひさみつ島津久光】 幕末・維新期の大名・政治家。幼名、三郎。薩摩藩主斉彬なりあきらの異母弟。兄の死後、藩主忠義の実父として藩政を掌握、公武の間に奔走・周旋し、維新後、左大臣に進んだが、欧化政策に反対、鹿児島に退隠。公爵。(1817〜1887)→生麦事件⇒しまづ【島津】 しまづ‐ひさもと島津久基】 国文学者。鹿児島県生れ。東大教授。源氏物語・中世小説などの研究に新境地をひらく。著「対訳源氏物語講話」「義経伝説と文学」など。(1891〜1949) ⇒しまづ【島津】 しまつ‐や始末屋(→)「しまつじん」に同じ。 ⇒し‐まつ【始末】 しまづ‐よしひさ島津義久】 安土桃山時代の武将。貴久たかひさの子。義弘の兄。肥前・筑前・豊後に侵攻したが、1587年(天正15)秀吉に降り、改めて薩摩に封ぜられた。(1533〜1611) ⇒しまづ【島津】 しまづ‐よしひろ島津義弘】 安土桃山時代の武将。兄義久と共に九州を略定したが、豊臣秀吉に降り、大隅に封ぜられ、文禄・慶長の役に殊功をたてた。関ヶ原の戦に石田三成にくみして敗れ帰り、剃髪して惟新と号した。(1535〜1619)→薩摩焼 ⇒しまづ【島津】 じ‐まつり地祭ヂ‥ (→)地鎮祭じちんさいに同じ。 しま‐でほん縞手本】 縞物の切れ端を貼りならべた、縞柄選択の参考とする見本帳。 しま‐と島門】 島と島、または、島と陸地との間の水路。島の瀬戸。万葉集3「―を見れば神代し思ほゆ」 しま‐なえ縞苗‥ナヘ 葉脈に濃淡の縞目を生じた稲の苗。地方によって吉凶の各説がある。お祓い苗。 しまなか嶋中】 姓氏の一つ。 ⇒しまなか‐ゆうさく【嶋中雄作】 しま‐ながし島流し】 罪人を島または僻遠へきえんの地にうつした刑罰。流罪。流刑。遠島。→流 しまなか‐ゆうさく嶋中雄作‥イウ‥ 出版人。奈良県生れ。早大卒。中央公論社に入り、「婦人公論」を創刊。1928年同社社長。(1887〜1949) ⇒しまなか【嶋中】 しま‐にんにく紫磨忍辱】 〔仏〕紫磨金しまごんの仏身にはいかなる難にも耐え忍ぶ忍辱の相があること。 しま‐ぬけ島抜け・島脱け】 島流しの罪人が、その島をひそかに抜け出ること。また、その罪人。しまやぶり。 しま‐ね島根】 (ネは接尾語)島。万葉集15「大和をも遠くさかりて磐が根の荒き―に宿りする君」 しまね島根】 中国地方にある県。出雲・石見・隠岐3国の全域。面積6706平方キロメートル。人口74万2千。全8市。県庁所在地は松江市。 →安来節 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) ⇒しまね‐いか‐だいがく【島根医科大学】 ⇒しまね‐だいがく【島根大学】 ⇒しまね‐はんとう【島根半島】 しまね‐いか‐だいがく島根医科大学‥クワ‥ もと国立大学の一つ。1975年設立。2003年島根大学に統合され、同大医学部となる。 ⇒しまね【島根】 しまね‐だいがく島根大学】 国立大学法人の一つ。1920年(大正9)創立の松江高校と島根師範・同青年師範が合併して、49年新制大学となる。65年島根県立農科大学を移管し、農学部を設置。2003年島根医科大学を統合。04年法人化。本部は松江市。 ⇒しまね【島根】 しまね‐はんとう島根半島‥タウ 島根県北東部、日本海に突出した半島。南側には出雲平野・宍道しんじ湖・中海なかうみが連なる。 ⇒しまね【島根】 しま‐の‐うち島之内】 大阪市中央区の一地区。船場せんばと並ぶ問屋街で、心斎橋筋しんさいばしすじの繁華街を含む。 しま‐の‐こ島の子⇒うらしまのこ(浦島の子) しま‐の‐すもり島の巣守】 孤島にいて鳥獣のような生活をすること。また、その人。 シマノフスキKarol Szymanowski】 ポーランドの作曲家。抒情的な美しい表現を持つ、ロマン的、のち印象主義的作風。(1882〜1937) しま‐の‐みや島宮】 奈良県高市郡明日香村島庄にあった離宮。蘇我馬子の邸跡に作られ、天武・持統天皇の皇太子草壁皇子が住んだ。 しま‐ばえ縞蠅・大麻蠅‥バヘ ①ニクバエ科のハエの俗称。大形で灰色、背部に黒い条がある。 ②シマバエ科のハエの総称。 しまはがれ‐びょう縞葉枯病‥ビヤウ 植物の病害。ウイルスの感染による。葉に黄緑色や黄白色のすじ状の斑紋を生じ、生育不良となり、枯死する。病原ウイルスはヒメトビウンカなどが媒介。イネ・ムギ類の縞葉枯病など。 しま‐はぶたえ縞羽二重‥ヘ 縦縞・横縞または縦横縞を織り出した輸出向きの羽二重。 しまばら島原】 ①長崎県南東部の市。島原半島の東岸、有明海に面する。もと松平氏7万石の城下町。市域の一部は1991年の普賢岳爆発により被災。人口5万。 ②京都市下京区の西部、西新屋敷と称して遊郭のあった地。1640年(寛永17)六条三筋町からここに遊郭を移し、当時起こった島原の乱に因んで生じたという俗称。 ⇒しまばら‐いっき【島原一揆】 ⇒しまばら‐きょうげん【島原狂言】 ⇒しまばら‐じょう【島原城】 ⇒しまばらたいへん‐ひごめいわく【島原大変肥後迷惑】 ⇒しまばら‐どうちゅう【島原道中】 ⇒しまばら‐の‐らん【島原の乱】 ⇒しまばら‐はんとう【島原半島】 ⇒しまばら‐もよう【島原模様】 ⇒しまばら‐わん【島原湾】 しまばら‐いっき島原一揆(→)「島原の乱」に同じ。 ⇒しまばら【島原】 しまばら‐きょうげん島原狂言‥キヤウ‥ 傾城けいせい買いのさまを演ずる歌舞伎狂言。1650年(慶安3)頃京都島原から江戸にも流行。のち転じて、京都で歌舞伎狂言の意に用いた。 ⇒しまばら【島原】 しまばら‐じょう島原城‥ジヤウ 島原1にあった城。1584年(天正12)島津豊久が塁を築き、有馬氏移封後、1618年(元和4)より松倉重政が築城した。のち高力忠房・松平忠房・戸田忠辰・松平忠恕が封ぜられて維新に至る。森岳もりたけ城。 島原城 撮影:山梨勝弘 ⇒しまばら【島原】 しまばらたいへん‐ひごめいわく島原大変肥後迷惑】 1792年(寛政4)、島原半島の雲仙岳の一部が火山性地震によって崩壊し、有明海に押し出されたため津波を生じ、対岸の肥後などで1万5000人もの溺死者を出した災害。 ⇒しまばら【島原】 しまばら‐どうちゅう島原道中‥ダウ‥ 京都島原遊郭における行事。毎年4月21日、郭中かくちゅう全盛の大夫が、盛装で髪を横兵庫・福わげ・二枚櫛・花簪はなかんざしなどの古風に結い、黒塗三本歯の下駄をはいて、外八文字を踏んで練り歩いたもの。 ⇒しまばら【島原】 しまばら‐の‐らん島原の乱】 1637〜38年(寛永14〜15)天草および島原に起こった百姓一揆。キリシタン教徒が多く、益田四郎時貞を首領とし、その徒2万数千が原城址に拠り、幕府の上使として派遣された板倉重昌はこれを攻めて戦死、ついで老中松平信綱が九州諸大名を指揮して城を攻落。天草(島原)一揆。天草の乱。 ⇒しまばら【島原】 しまばら‐はんとう島原半島‥タウ 長崎県の南東部に突出する半島。中央に雲仙岳がそびえ、有明海・島原湾・橘湾に囲まれる。 ⇒しまばら【島原】 しまばら‐もよう島原模様‥ヤウ (京都島原の舞妓が着用したからいう)和服の文様の一つ。裾すそ文様が派手はでなもので胸から肩のあたりにまで及ぶ。千代田文様。 ⇒しまばら【島原】 しまばら‐わん島原湾】 長崎県島原半島と熊本県との間に横たわる湾。南方は宇土うと半島・天草島によって限られ、北方は有明海に続く。 ⇒しまばら【島原】 しま‐はんとう志摩半島‥タウ 三重県東部、太平洋に突出する半島。リアス海岸が多く、伊勢志摩国立公園をなす。 志摩半島 撮影:的場 啓 しま‐びと島人】 島の住民。 しまひろ‐やま島広山】 茨城県坂東市にあった地名。平将門たいらのまさかどが平貞盛・藤原秀郷の軍と戦った所。 しま‐ふくろう島梟‥フクロフ フクロウ目フクロウ科の鳥。全長70センチメートルを超える。魚類を主食とする。ロシア沿海州・サハリン・北海道に分布するが、数は少ない。天然記念物。 シマフクロウ 撮影:小宮輝之 しま‐べ島傍】 (古くは清音)島のほとり。島の付近。天智紀「吉野えしのの鮎、鮎こそは―も良き」 しま‐へび縞蛇】 ヘビの一種。大きいものは全長1.5メートル以上。無毒。体色は茶褐色または黄褐色。背面に4本の縦すじがある。腹面は黄色。日本固有で全土に分布。薬用にする。全身黒色のものをカラスヘビという。 シマヘビ 提供:東京動物園協会 しま‐ぼし 月の異名。秘蔵抄「いとどさえます―の影」 じ‐まま自儘】 自分の思いどおりにするさま。わがまま。気まま。「―な暮し」 しま‐まつ島松】 島に生える松。金槐集「から衣きなれの里に君をおきて―の木の待てば苦しも」 しま‐まわり島回り‥マハリ (→)「しまめぐり」に同じ。 しま‐み島廻】 ①島のめぐり。万葉集1「潮騒に伊良虞の島辺漕ぐ船に妹乗るらむか荒き―を」 ②島をめぐること。万葉集6「辛荷からにの島に―する鵜にしもあれや」 しま‐みせ島見せ】 (奄美・沖縄で)埋葬の前に、死者に故郷の島の見納めをさせること。 しま‐みみず縞蚯蚓】 ツリミミズ科のミミズ。体長6〜18センチメートル。淡赤色のミミズで、各環節中央に紫褐色の横帯がある。世界に広く分布し、有機質の多い土中にすむ。釣餌として「きじ」と通称。 しまむら島村】 姓氏の一つ。 ⇒しまむら‐ほうげつ【島村抱月】 しまむら‐ほうげつ島村抱月‥ハウ‥ 文学者。名、滝太郎。島根県生れ。早大教授。雑誌「早稲田文学」を主宰、自然主義文学運動に尽力、文芸協会のために貢献。1913年(大正2)松井須磨子と芸術座を興して西洋近代劇を紹介。著「新美辞学」「近代文芸之研究」など。(1871〜1918) 島村抱月 提供:毎日新聞社 ⇒しまむら【島村】 しま‐むろ島室】 小笠原諸島に固有のヒノキ科ビャクシン属の低木。同諸島で唯一の針葉樹。 しま‐め縞目】 縞の、色と色とのさかいめ。 じ‐まめ地豆ヂ‥ (地下で実を結ぶからいう)落花生らっかせいの異称。沖縄で「じーまみ」。 しま‐めぐり島巡り・島回り】 ①島のまわり、または島のなかをめぐること。 ②島から島を船でめぐって遊覧すること。 ③〔動〕チュウサギの別称。 しま‐めのう縞瑪瑙‥ナウ 瑪瑙のうち、特に色変化に富む縞模様をもつものをいう。良質のものでは、白黒・白褐・黒赤などの縞色が完全に区別されている。磨いて飾り石として使うほか、浮彫りしてカメオ細工に使用。オニックス。 しま‐もの島物】 ①南方の諸島から渡来したもの。天文(1532〜1555)以後舶載した南方諸国産の陶器・絵画などをいう。主として茶入れ・茶壺に多い。 ②出所のはっきり分からないもの。えたいの知れないもの。俳諧破邪顕正「是当風邪俳の作意なり。それ故一句何とも埒あかず、おらんだの―也」 ③⇒しまもの(縞物) しま‐もの縞物・島物】 縞を織り出した織物。縞織物。 しま‐もめん縞木綿】 縞を織り出した綿織物。 しま‐もよう縞模様‥ヤウ 縞のもよう。縞がら。 しま‐もり島守】 島の番人。島人。万葉集4「八百日往く浜の沙まなごも吾が恋にあにまさらじか奥つ―」 しま‐やぶり島破り(→)「島抜け」に同じ。 しま‐やま島山】 ①島にある山。また、山から成り立つ島。万葉集3「―のよろしき国と」 ②庭の池の中に作った島の山。万葉集19「―に照れる橘」 ⇒しまやま‐ばた【島山畑】 しまやま‐ばた島山畑】 島山にある畑。 ⇒しま‐やま【島山】 しま‐よし縞葦】 イネ科の多年草。小型の草葦の一変種。葉に白色の縦縞がある園芸品。縞茅しまがやしま‐よしたけ島義勇】 幕末・維新期の政治家。佐賀藩士。佐藤一斎の門人。大総督府軍監。戊辰戦争後は開拓判官・侍従・秋田県権令ごんれいを歴任するが、政府と対立し免官。1874年(明治7)江藤新平とともに佐賀の乱を起こし、斬罪。(1822〜1874) ⇒しま【島】 しまら‐く暫く】 〔副〕 「しばらく」の古形。万葉集14「―は寝つつもあらむを」 しまら‐ない締まらない】 ①緊張感がない。 ②結末がいい加減である。「―話」 しまり締り】 ①しまること。ゆるみのないこと。 ②行いをつつしむこと。放埒がやんで、まじめになること。浮世風呂2「爺さまに早く別れたのが、あれが身の―にもなつたのさ」 ③とりしまり。監督。 ④金銭を浪費しないこと。しまつ。倹約。 ⑤きちんとしていること。秩序があること。 ⑥固くとざすこと。戸じまり。「―を忘れる」 ⑦物事の決着。しめくくり。「―をつける」 ⇒しまり‐ぞなえ【締り備え】 ⇒しまり‐ばめ【締り嵌め】 ⇒しまり‐や【締り屋】 ⇒締りがない

広辞苑 ページ 9025 での○始末に負えない単語。