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○差異も無いしゃいもない🔗🔉

○差異も無いしゃいもない らちもない。たわいない。浄瑠璃、傾城島原蛙合戦「差異しゃいもなき夢の気がかり」 ⇒しゃ‐い【差異】 シャイレンドラ‐ちょうシャイレンドラ朝‥テウ (Śailendra)インドネシアのジャワ島中部に8世紀中葉から9世紀中葉まで君臨したといわれる王朝。大乗仏教を奉じボロブドゥール等の石造寺院を建立。中国唐代の史書には訶陵かりょうと記す。 ジャイロgyro】 (もとギリシア語で「輪」の意)ジャイロ‐コンパス・ジャイロ‐スコープなどの略。「オート‐―」 ⇒ジャイロ‐コンパス【gyrocompass】 ⇒ジャイロ‐スコープ【gyroscope】 ⇒ジャイロ‐スタビライザー【gyrostabilizer】 ⇒ジャイロ‐プレーン【gyroplane】 ⇒ジャイロ‐ホライズン【gyro horizon】 ジャイロ‐コンパスgyrocompass】 ジャイロ‐スコープを利用した羅針盤の一種。地球磁気の影響を受けない。転輪羅針儀。 ⇒ジャイロ【gyro】 ジャイロ‐スコープgyroscope】 上下完全に対称な独楽こまの軸を円輪が支え、さらにこれを第2の円輪がこれに直角の軸で支え、さらに第3の円輪がこれを前2者に直角の軸で支えて、独楽の回転が3軸方向に自由度を有するようにした装置。独楽を回転させればその軸は空間に対して一定の方向を保つ。回転儀。 ⇒ジャイロ【gyro】 ジャイロ‐スタビライザーgyrostabilizer】 ジャイロ‐スコープを応用して船舶または航空機の横揺れをふせぐ装置。 ⇒ジャイロ【gyro】 シャイロックShylock】 シェークスピアの喜劇「ヴェニスの商人」に登場する強欲なユダヤ人の金貸しの名。西洋におけるユダヤ人差別の典型。 ジャイロ‐プレーンgyroplane(→)オートジャイロに同じ。 ⇒ジャイロ【gyro】 ジャイロ‐ホライズンgyro horizon】 船舶・航空機・列車などのような動揺のはげしいものの中で、ジャイロ‐スコープを応用して人工的につくった水平面。動揺状態・傾斜を知るために用いる。 ⇒ジャイロ【gyro】 しゃ‐いん社員‥ヰン ①社団法人の構成員。株式会社では株主という。 ②会社に勤務する人。会社員。 ⇒しゃいん‐けん【社員権】 しゃ‐いん車胤】 晋の学者・政治家。湖北南平の人。孫康と共に、「蛍雪けいせつの功」の故事で知られる。( 〜397頃)→蛍雪 じゃ‐いん邪淫・邪婬】 ①よこしまで、みだらなこと。 ②〔仏〕五悪・十悪の一つ。妻または夫以外の者と淫事を行うこと。「―戒」 しゃいん‐けん社員権‥ヰン‥ 社団法人の社員が法人に対して有する権利。自益権と共益権とに分かれる。 ⇒しゃ‐いん【社員】 じゃうヂヤフ 「でしまう」の転。くだけた話し言葉で使う。「死ん―」→ちゃう ジャヴァJava⇒ジャワ シャヴァンヌEmmanuel Édouard Chavannes】 フランスの東洋学者。中国古代史・仏教・金石文・西域などの研究に貢献。「史記」「大唐西域求法高僧伝」「西遊記」などのフランス語訳がある。(1865〜1918) シャヴァンヌP. P. de Chavannes⇒ピュヴィス=ド=シャヴァンヌ シャウトshout】 叫ぶこと。特に、音楽で叫ぶように歌うこと。 シャウプ‐かんこくシャウプ勧告‥クワン‥ 1949年、連合国軍最高司令官に示された、シャウプ(C. S. Shoup1902〜2000)を長とする日本税制調査団の勧告。国税は直接税を基本とし、地方税は独立税とするなど、第二次大戦後の日本税制の基礎となった。 しゃ‐うん社運】 会社の命運。「―隆盛」 じゃ‐うん邪雲】 ①不吉な雲。わざわいを示す雲。源平盛衰記11「―も少し晴れ給ひぬらんと」 ②理知をおおう悪念のたとえ。 しゃ‐えい写影】 物の姿をうつすこと。また、うつったかげ。 しゃ‐えい舎営】 軍隊が家屋内に休養・宿泊すること。↔野営↔露営 しゃ‐えい射影】 ①物の影をうつすこと。また、うつった影。 ②〔数〕直積集合XA×A×…×Aの要素a=(a,a,…,a)にaを対応づける写像をからAへの射影という。 ⇒しゃえい‐きかがく【射影幾何学】 しゃ‐えい斜映】 日・月などの光がななめにさすこと。 しゃ‐えい斜影】 ななめにうつるかげ。 しゃえい‐きかがく射影幾何学】 点・直線・平面を基礎図形(無定義用語)としてそれらに結合の公理を設定し展開する幾何学。15世紀ごろの投影画法の理論から組織的研究が始められた。 ⇒しゃ‐えい【射影】 しゃえ‐じょう舎衛城‥ヱジヤウ (梵語Śrāvastī)中インド、迦毘羅衛かびらえ国の北西にあった都市。コーサラ国の首都。釈尊がしばしば説法教化した地で、当時、波斯匿はしのく王および瑠璃王の居城。祇園精舎ぎおんしょうじゃはその南。舎衛。シュラーヴァスティー。 しゃ‐おく社屋‥ヲク 会社の建物。 シャオシンチュウ紹興酒】 (中国語) ⇒しょうこうしゅ シャオツァイ小菜】 (中国語)中国料理で、小皿に盛って、最初に出されるもの。日本料理の口取りの類。 じゃ‐おどり蛇踊‥ヲドリ 大蛇の作り物を杖で支えて練り歩く民俗芸能。長崎の諏訪神社の秋祭(おくんち)に行われる竜踊じゃおどりが有名。明清楽の囃子に合わせて舞いながら練りまわる。近世、中国人が伝えたという。 シャオロンパオ小籠包】 (中国語)中国料理の点心。スープの入った小型饅頭まんじゅう。ショウロンポウ。 しゃ‐おん遮音】 音声が外部にもれたり内部に入りこんだりしないように遮断すること。防音。「―装置」 しゃ‐おん謝恩】 受けた恩に感謝の意を表すこと。 ⇒しゃおん‐かい【謝恩会】 ⇒しゃおん‐さい【謝恩祭】 ⇒しゃおん‐し【謝恩使】 しゃおん‐かい謝恩会‥クワイ 感謝の意を表すために開く会。多く、学生が卒業時に教師に感謝して開く会をいう。 ⇒しゃ‐おん【謝恩】 しゃおん‐さい謝恩祭】 酬恩祭しゅうおんさいの別称。 ⇒しゃ‐おん【謝恩】 しゃおん‐し謝恩使】 江戸時代、琉球国王が徳川将軍に派遣した使者である琉球使節のうち、琉球国王が即位を感謝して遣わすもの。慶賀使とあわせて計18回派遣。 ⇒しゃ‐おん【謝恩】 しゃおん‐もじ写音文字】 ①慣用的な綴字や仮名遣いとは別に、音声を写しとるため、音声学で決められた記号。表音記号。 ②仮名・ローマ字などの表音文字。 しゃか釈迦】 (梵語Śākya) ①古代インドの一種族。釈尊はこの釈迦族に属していた。 ②釈迦牟尼しゃかむにの略称。 ⇒しゃか‐いちだい【釈迦一代】 ⇒しゃか‐さんぞん【釈迦三尊】 ⇒しゃか‐どう【釈迦堂】 ⇒しゃか‐にない【釈迦担い】 ⇒しゃか‐にょらい【釈迦如来】 ⇒しゃか‐ねんぶつ【釈迦念仏】 ⇒しゃか‐はっそう【釈迦八相】 ⇒しゃかはっそう‐やまとぶんこ【釈迦八相倭文庫】 ⇒しゃか‐ほう【釈迦法】 ⇒しゃか‐むに【釈迦牟尼】 ⇒しゃか‐もん【釈迦文】 ⇒釈迦に説法 しゃ‐か瀉下】 そそぎくだすこと。 しゃが射干・著莪】 アヤメ科の常緑多年草。山地の陰地斜面などに群生する。高さ30〜60センチメートル。厚くて光沢のある剣状の葉を叢生。花はアヤメに似るが小形、白色で紫斑があり、中心は黄色。果実を結ぶことなく、地下茎でふえる。漢名、胡蝶花。〈[季]夏〉 シャガ 撮影:関戸 勇 しゃ‐が車駕】 ①のりもの。くるま。 ②行幸の際、天皇の乗るくるま。転じて、天皇のことをもいう。今昔物語集9「貞観の中に、―三成宮にありてこれを聞きて」 ジャガ 「ジャガいも」の略。「新―」「肉―」 ⇒ジャガ‐いも【ジャガ芋】 ⇒ジャガ‐バタ ジャガーjaguar】 ネコ科の哺乳類。体は大きく、ヒョウに似る。メキシコから南米の大部分に分布。ジャングルから灌木林に生息し、鹿・鳥・亀などを食べる。アメリカトラ。アメリカヒョウ。 ジャガー ジャガー 提供:東京動物園協会 ジャカードjacquard】 ジャカード機で織った紋織物。 ⇒ジャカード‐き【ジャカード機】 ジャカード‐きジャカード機】 (これを完成したフランス人ジャカール(J. M. Jacquard1752〜1834)の英語読みから)紋織機械の一つ。経たて糸を1本ずつ単独に運動させて複雑な組織や紋様を織るのが特徴。ジャカール機。 ⇒ジャカード【jacquard】 シャガールMarc Chagall】 ロシア(現ベラルーシ)生れの画家・版画家。ユダヤ人。ロシア革命の前と後にパリに出、第二次大戦中渡米の後、フランスに永住。生涯故郷とユダヤ神話に愛着を示し、愛と聖を題材とした。(1887〜1985) シャガール(1) 提供:ullstein bild/APL シャガール(2) 提供:ullstein bild/APL ジャカール‐きジャカール機(→)ジャカード機に同じ。 しゃ‐かい沙界】 〔仏〕ガンジス河の砂ほどもある無数の世界。恒河沙ごうがしゃ世界。 しゃ‐かい社会‥クワイ [近思録治法「郷民為社会」](societyの福地桜痴による訳語) ①人間が集まって共同生活を営む際に、人々の関係の総体が一つの輪郭をもって現れる場合の、その集団。諸集団の総和から成る包括的複合体をもいう。自然的に発生したものと、利害・目的などに基づいて人為的に作られたものとがある。家族・村落・ギルド・教会・会社・政党・階級・国家などが主要な形態。「―に貢献する」 ②同類の仲間。「文筆家の―の常識」 ③世の中。世間。家庭や学校に対して利害関心によって結びつく社会をいう。「―に出る」 ④社会科の略。 ⇒しゃかい‐あく【社会悪】 ⇒しゃかい‐いがく【社会医学】 ⇒しゃかい‐いしき【社会意識】 ⇒しゃかい‐いどう【社会移動】 ⇒しゃかい‐うんどう【社会運動】 ⇒しゃかい‐か【社会化】 ⇒しゃかい‐か【社会科】 ⇒しゃかい‐かいりょうしゅぎ【社会改良主義】 ⇒しゃかい‐かがく【社会科学】 ⇒しゃかい‐がく【社会学】 ⇒しゃかい‐かくめい‐とう【社会革命党】 ⇒しゃかい‐かてい【社会過程】 ⇒しゃかい‐きょういく【社会教育】 ⇒しゃかい‐きょういく‐しゅじ【社会教育主事】 ⇒しゃかい‐きょういく‐ほう【社会教育法】 ⇒しゃかい‐きょうふ【社会恐怖】 ⇒しゃかい‐けい【社会型】 ⇒しゃかい‐けいざい‐こうせいたい【社会経済構成体】 ⇒しゃかい‐けいざい‐せいさんせい‐ほんぶ【社会経済生産性本部】 ⇒しゃかい‐けいたい‐がく【社会形態学】 ⇒しゃかい‐けいやくせつ【社会契約説】 ⇒しゃかい‐げき【社会劇】 ⇒しゃかい‐けん【社会権】 ⇒しゃかい‐げんごがく【社会言語学】 ⇒しゃかい‐げんしょう【社会現象】 ⇒しゃかい‐こうがく【社会工学】 ⇒しゃかい‐こうけん【社会貢献】 ⇒しゃかい‐こうせい‐しゅぎ【社会構成主義】 ⇒しゃかい‐こうぞう【社会構造】 ⇒しゃかい‐し【社会史】 ⇒しゃかい‐じぎょう【社会事業】 ⇒しゃかい‐システム‐ろん【社会システム論】 ⇒しゃかい‐しほん【社会資本】 ⇒しゃかい‐しゅぎ【社会主義】 ⇒しゃかいしゅぎ‐インターナショナル【社会主義インターナショナル】 ⇒しゃかいしゅぎ‐かくめい【社会主義革命】 ⇒しゃかいしゅぎ‐けいざい【社会主義経済】 ⇒しゃかいしゅぎ‐けんきゅうかい【社会主義研究会】 ⇒しゃかいしゅぎしゃ‐ちんあつ‐ほう【社会主義者鎮圧法】 ⇒しゃかいしゅぎ‐リアリズム【社会主義リアリズム】 ⇒しゃかい‐しょうせつ【社会小説】 ⇒しゃかい‐じん【社会人】 ⇒しゃかい‐しんか【社会進化】 ⇒しゃかい‐しんりがく【社会心理学】 ⇒しゃかい‐じんるいがく【社会人類学】 ⇒しゃかい‐せい【社会性】 ⇒しゃかい‐せいぎ【社会正義】 ⇒しゃかいせい‐こんちゅう【社会性昆虫】 ⇒しゃかい‐せいさく【社会政策】 ⇒しゃかい‐せいど【社会制度】 ⇒しゃかい‐せいぶつがく【社会生物学】 ⇒しゃかい‐そしき【社会組織】 ⇒しゃかい‐ダーウィニズム【社会ダーウィニズム】 ⇒しゃかい‐たいしゅう‐とう【社会大衆党】 ⇒しゃかい‐たいせい【社会体制】 ⇒しゃかい‐ちつじょ【社会秩序】 ⇒しゃかい‐ちょうさ【社会調査】 ⇒しゃかい‐つうしんきょういく【社会通信教育】 ⇒しゃかい‐つうねん【社会通念】 ⇒しゃかい‐てき【社会的】 ⇒しゃかいてき‐きょういくがく【社会的教育学】 ⇒しゃかいてき‐きょり【社会的距離】 ⇒しゃかいてき‐じじつ【社会的事実】 ⇒しゃかいてき‐しじょうけいざい【社会的市場経済】 ⇒しゃかいてき‐じゃくし【社会的弱視】 ⇒しゃかいてき‐じゃくしゃ【社会的弱者】 ⇒しゃかいてき‐せいかく【社会的性格】 ⇒しゃかいてき‐そくしん【社会的促進】 ⇒しゃかいてき‐そんざい【社会的存在】 ⇒しゃかいてき‐にゅういん【社会的入院】 ⇒しゃかいてき‐ひよう【社会的費用】 ⇒しゃかい‐とう【社会党】 ⇒しゃかい‐とうけい【社会統計】 ⇒しゃかい‐とうせい【社会統制】 ⇒しゃかい‐とうた【社会淘汰】 ⇒しゃかいない‐しょぐう【社会内処遇】 ⇒しゃかい‐なべ【社会鍋】 ⇒しゃかい‐の‐ぼくたく【社会の木鐸】 ⇒しゃかい‐の‐まど【社会の窓】 ⇒しゃかい‐ファシズム【社会ファシズム】 ⇒しゃかい‐ふくし【社会福祉】 ⇒しゃかいふくし‐えんじょ‐ぎじゅつ【社会福祉援助技術】 ⇒しゃかいふくし‐きょうぎかい【社会福祉協議会】 ⇒しゃかいふくし‐けいかく【社会福祉計画】 ⇒しゃかいふくし‐し【社会福祉士】 ⇒しゃかいふくし‐しせつ【社会福祉施設】 ⇒しゃかい‐ふくし‐ほう【社会福祉法】 ⇒しゃかいふくし‐ろっぽう【社会福祉六法】 ⇒しゃかい‐ふっき【社会復帰】 ⇒しゃかい‐ぶんか【社会分化】 ⇒しゃかい‐へんかく【社会変革】 ⇒しゃかい‐ほう【社会法】 ⇒しゃかい‐ほうし【社会奉仕】 ⇒しゃかい‐ほけん【社会保険】 ⇒しゃかいほけん‐じむしょ【社会保険事務所】 ⇒しゃかいほけん‐ちょう【社会保険庁】 ⇒しゃかいほけん‐ろうむし【社会保険労務士】 ⇒しゃかい‐ほしょう【社会保障】 ⇒しゃかい‐みんしゅう‐とう【社会民衆党】 ⇒しゃかい‐みんしゅしゅぎ【社会民主主義】 ⇒しゃかい‐みんしゅ‐とう【社会民主党】 ⇒しゃかい‐めん【社会面】 ⇒しゃかい‐もんだい【社会問題】 ⇒しゃかい‐ゆうきたい‐せつ【社会有機体説】 ⇒しゃかい‐りっぽう【社会立法】 ⇒しゃかい‐りんり【社会倫理】 しゃ‐かい射界】 射撃のできる範囲。 しゃ‐かい捨戒】 〔仏〕戒律を捨て去ること。 しゃ‐かい遮戒】 〔仏〕出家または持戒者に限って禁止し、俗人または受戒しない者には、これを犯しても罪とならない戒律。不飲酒ふおんじゅ戒の類。→性戒しょうかい しゃ‐がい社外‥グワイ ①会社のそと。「―秘」 ②結社のそと。仲間以外。 ↔社内。 ⇒しゃがい‐こう【社外工】 しゃ‐がい車蓋】 輿車よしゃ・貨車などの覆い。 しゃかい‐あく社会悪‥クワイ‥ 社会が内包する矛盾から発生する悪弊・貧困・犯罪などの害悪。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐いがく社会医学‥クワイ‥ 医学の一分野。健康・疾病と社会的要因(職業・地域社会・経済条件など)との関係を研究し、住民・国民の健康向上の方策を考究する学問。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐いしき社会意識‥クワイ‥ 社会の成員に共有されている思考・感情・意志。慣習・道徳・イデオロギー・階級意識など。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐いどう社会移動‥クワイ‥ おもに職業によって階層的に区分された社会的地位を移動すること。親から子における世代間移動と、一人の生涯の中での世代内移動がある。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐うんどう社会運動‥クワイ‥ 社会問題を解決するために組織された集団的行動。狭義には、現存の社会制度を変革するための運動。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐か社会化‥クワイクワ (socialization) ①諸個人間の相互作用により社会が形成される過程。 ②個人が集団や社会の成員として適合的な行動様式を習得する過程。 ③私的な形態から社会的・共同的な形態に変えること。「生産手段の―」「育児の―」 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐か社会科‥クワイクワ 小学校・中学校・高等学校の教科の一つ。社会生活に関する基礎的な知識・理解・態度・技能等を学習する教科。旧制の地理・歴史・公民等の領域を含め、1947年新設。89年に小学校1・2年では理科と合わせて生活科となり、高等学校では地理歴史と公民に分割。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐かいりょうしゅぎ社会改良主義‥クワイ‥リヤウ‥ 資本主義制度を維持しつつ、その欠陥を改良しようとする立場。改良主義。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐かがく社会科学‥クワイクワ‥ (social sciences)社会現象を対象として実証的方法によって研究する科学の総称。政治学・法律学・経済学・社会学・歴史学・文化人類学およびその他の関係諸科学を含む。↔自然科学。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐がく社会学‥クワイ‥ (sociologie フランス)(コントの造語。外山正一の訳語)人間の行為や文化と関連づけながら、共同生活の構造や機能、社会の変動について研究する学問。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐かくめい‐とう社会革命党‥クワイ‥タウ (→)エス‐エル(SR)に同じ。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐かてい社会過程‥クワイクワ‥ 成員間の相互行為により、社会が変化・発展する動態的な過程。静態的な社会構造に対する概念。 ⇒しゃ‐かい【社会】 じゃかい‐がん蛇灰岩‥クワイ‥ 白色の方解石と暗緑色の蛇紋岩とから成る岩石。暗緑色の地に白色石灰質の細脈が網目をなし、敷石・壁石など装飾用。鳩糞石。 しゃかい‐きょういく社会教育‥クワイケウ‥ 学校以外の場で、青少年及び成人を対象として行われる組織的な教育活動。公民館・図書館・博物館などはその代表的な施設。→生涯教育⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐きょういく‐しゅじ社会教育主事‥クワイケウ‥ 社会教育の専門的・技術的な助言と指導を行う専門職員。教育委員会事務局に設置。社会教育法で規定。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐きょういく‐ほう社会教育法‥クワイケウ‥ハフ 社会教育に関する国・地方公共団体の任務を明らかにする目的の法律。1949年制定。社会教育主事・社会教育委員の設置、公民館・学校施設の利用、通信教育の実施などを規定。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐きょうふ社会恐怖‥クワイ‥ 人前で話す、見知らぬ他人の中に置かれる、外食をするといった状況で過剰な不安が誘発され、手足の震えや動悸などの症状をあらわすもの。社会不安障害。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐けい社会型‥クワイ‥ (social types)社会関係・社会集団の基礎的類型。テンニースのゲマインシャフト・ゲゼルシャフト、スペンサーの産業的社会・軍事的社会、デュルケムの環節社会・有機社会などが著名。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐けいざい‐こうせいたい社会経済構成体‥クワイ‥ 生産力の一定の発展段階に対応する生産関係の総体およびそれを土台とする社会の上部構造の総称。マルクス主義では社会発展の歴史的段階として、原始共同体・奴隷制・封建制・資本主義・共産主義の五つに区分。経済的社会構成体。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐けいざい‐せいさんせい‐ほんぶ社会経済生産性本部‥クワイ‥ 生産性向上運動の推進をめざす財団法人。社会的公正の確保、産業社会の活性化と持続的発展、国際的貢献と地球環境の保全等をその理念とする。日本生産性本部と社会経済国民会議とが統合し、1994年発足。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐けいたい‐がく社会形態学‥クワイ‥ 社会学の一領域。人口・交通・生産・居住などの外的形態が人間生活に及ぼす影響を明らかにしようとする。デュルケムによって開拓された。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐けいやくせつ社会契約説‥クワイ‥ (contrat social フランス)17〜18世紀に西欧で有力であった政治・社会理論。国家の起源を自由で平等な個人相互の自発的な契約に求め、それによって政治権力の正統性を説明しようとする。ホッブズ・ロック・ルソーらの説。日本では中江兆民らが紹介。民約論。契約説。→自然状態→社会有機体説⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐げき社会劇‥クワイ‥ 社会問題を主題とした劇。イプセンの「人形の家」、ハウプトマンの「織工おりこう」の類。→思想劇→問題劇⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐けん社会権‥クワイ‥ 人間に値する生活を営むための諸条件の確保を国に求めることができる権利。自由・平等を実質的に保障するために20世紀になって認められてきた基本的人権。生存権、教育を受ける権利、勤労権、勤労者の団結権・団体交渉権などがある。社会権的基本権。→基本的人権⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐げんごがく社会言語学‥クワイ‥ (sociolinguistics)言語学の一領域。言語を社会現象としてとらえ、コミュニケーションの行われる場面の社会条件、階級や男女差などによる言語と言語行動の違いなどを研究する。言語教育・言語政策などの応用面も扱う。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐げんしょう社会現象‥クワイ‥シヤウ 社会に現れる一切の現象、すなわち経済・道徳・法律・芸術・宗教などの諸現象。自然現象に対して人為的な現象。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃがい‐こう社外工‥グワイ‥ 下請企業に雇われる労働者で、親企業に派遣されて作業に従事するもの。→組夫くみふ ⇒しゃ‐がい【社外】 しゃかい‐こうがく社会工学‥クワイ‥ 社会科学の知識に基づき、種々の社会問題を工学的方法によって解決することを目指す学問。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐こうけん社会貢献‥クワイ‥ 社会のためになるよう力を尽くすこと。→メセナ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐こうせい‐しゅぎ社会構成主義‥クワイ‥ 現実とはわれわれの社会的活動から独立に客観的に存在するものではなく、社会的相互作用によって構成・構築されたものであるとする考え。本質主義や実在論と対立する。社会構築主義。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐こうぞう社会構造‥クワイ‥ザウ 社会を構成している諸要素の間に成り立つ、比較的安定的で恒常的な関係、ないしはその型。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐し社会史‥クワイ‥ 民衆の日常生活・慣習・意識などを扱い、人間活動の総体としての歴史を把握しようとする歴史学の潮流。フランスの「アナール」誌に結集した研究に代表される。→アナール学派⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐じぎょう社会事業‥クワイ‥ゲフ 公私の団体によって、社会公衆の生活改善・保護教化を目ざして行われる事業。貧困者の消極的救済だけでなく、予防ないし積極的な福祉計画を含む組織的活動である点で慈善事業と区別され、不特定の個人または家族を対象とする点で社会保険と異なる。→社会福祉⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐システム‐ろん社会システム論‥クワイ‥ 社会をシステムとして全体的に捉え、構造や機能を明らかにしようとする立場・方法。パレートに始まり、パーソンズからルーマンに引きつがれた。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐しほん社会資本‥クワイ‥ 道路・港湾・鉄道・通信・電力・水道などの公共諸施設のこと。社会的間接資本。社会的共通資本。→インフラストラクチャー⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐しゅぎ社会主義‥クワイ‥ (socialism) ①生産手段の社会的所有を土台とする社会体制、およびその実現を目指す思想・運動。石川啄木、百回通信「世には―とさへ言へば、直すぐに眉をひそむる手合多く候」 ②狭義には、資本主義に続いて現れるとされる共産主義社会の第一段階を指す。 ③非マルクス主義的社会主義の運動および思想。マルクス主義の社会主義運動が共産主義運動と呼ばれるのと区別するため、社会民主主義を特にこの名称で呼ぶことがある。 →空想的社会主義→科学的社会主義→共産主義⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいしゅぎ‐インターナショナル社会主義インターナショナル‥クワイ‥ (Socialist International)第二次大戦後における社会民主主義諸政党の国際組織。本部ロンドン。第二インターナショナルの後継組織として、1923年に設立された社会主義労働者インターナショナル、大戦後のコミスコを経て、51年成立。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいしゅぎ‐かくめい社会主義革命‥クワイ‥ 社会主義を目指す革命。プロレタリア革命とほぼ同義。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいしゅぎ‐けいざい社会主義経済‥クワイ‥ 生産手段の社会的所有と計画原理に基づく生産・分配とを特徴とする経済。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいしゅぎ‐けんきゅうかい社会主義研究会‥クワイ‥キウクワイ 1898年(明治31)創立の日本最初の社会主義研究団体。会長村井知至をはじめ安部磯雄・片山潜・幸徳秋水らが参加。1900年、社会主義協会に改組。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいしゅぎしゃ‐ちんあつ‐ほう社会主義者鎮圧法‥クワイ‥ハフ 1878年ドイツの宰相ビスマルクが社会民主党弾圧のために制定した法律。90年まで存続。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいしゅぎ‐リアリズム社会主義リアリズム‥クワイ‥ (socialist realism)文学・芸術の創作と批評の基本方法の一つ。現実を革命的発展の姿で歴史的・具体的に描き、人民の共産主義的教育に資するべきものとして、1934年第1回ソビエト作家大会で定式化。ゴーリキーは、19世紀以来の批判的リアリズムと革命的ロマン主義との結合と解説した。スターリンの文学・芸術支配貫徹の手段となり、東欧・中国にも波及、現状美化に満ちた作品を生み出した。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐しょうせつ社会小説‥クワイセウ‥ 社会的・政治的事件をとりあげ、社会の矛盾や暗黒面を描く小説。明治後期、日清戦争後の社会問題の深刻化を背景に、高山樗牛・内田魯庵・田岡嶺雲らによって論議された。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐じん社会人‥クワイ‥ ①社会の一員としての個人。 ②実社会で活動する人。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐しんか社会進化‥クワイ‥クワ 一定の方向に向かって社会が歴史的・必然的に変化・発達すること。ダーウィンの生物進化論をもとにスペンサーが提唱した。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐しんりがく社会心理学‥クワイ‥ 社会的環境の中で個人や集団がどのような行動を示すかを研究する心理学の一分野。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐じんるいがく社会人類学‥クワイ‥ (social anthropology)人類学の主要なアプローチ・部門の一つ。慣習や文化を社会的枠組みから明らかにしようとする。→文化人類学⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐せい社会性‥クワイ‥ ①集団をつくって生活しようとする性質。 ②とじこもるのでなく、周囲の人々と交際しようとする生活態度。社交性。 ③社会的な問題への関心があること。また、社会的な問題を提起する力があること。「―をもった芸術作品」 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐せいぎ社会正義‥クワイ‥ 社会生活を行ううえでの正しい道理。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいせい‐こんちゅう社会性昆虫‥クワイ‥ 集団を形成して共同生活を営み、繁殖個体を助ける不妊個体(ワーカー)がおり、巣内で分業が成立している昆虫をいう。アリ・ハナバチ・カリバチの一部、シロアリなどがそれにあたる。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐せいさく社会政策‥クワイ‥ 資本主義体制を維持していくために国家が行う改良的な諸政策。もとは講壇社会主義者などが首唱。工場法・社会保険・労働争議調停・団体交渉権認容・職業紹介・失業救済の類。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐せいど社会制度‥クワイ‥ その社会に実定的に成り立っている組織化・慣習化された行為様式や構造。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐せいぶつがく社会生物学‥クワイ‥ (sociobiology)動物の社会的行動を、集団遺伝学や個体群生態学を統合した現代的な自然淘汰理論に基づいて解明しようとする学問。行動生態学もほぼ同義。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐そしき社会組織‥クワイ‥ 社会の成員が一定の目的のために協力し、連帯している行為様式。また、そのような特徴をもつ集団。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐ダーウィニズム社会ダーウィニズム‥クワイ‥ (social Darwinism)ダーウィンの進化学説、特に生物界における生存競争・適者生存の原理を人間社会に適用し、社会には闘争と優勝劣敗の原理が支配すると主張する思想。ヘッケルや加藤弘之が提唱。適者生存によって利他主義的倫理も発展するとしたH.スペンサーを含めることがある。→社会進化⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐たいしゅう‐とう社会大衆党‥クワイ‥タウ 1932年(昭和7)社会民衆党と全国労農大衆党との合同によって成立した無産政党。次第に軍部に接近、全体主義を唱えて戦争を支持し、産報運動を推進。40年解党。略称、社大党。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐たいせい社会体制‥クワイ‥ ①特定の時点における社会のあり方。戦時体制・非常体制など。 ②近代社会における政治的統一体の特定のイデオロギーに基づく政治的性格の総称。自由主義体制・ファシズム体制・明治憲法体制など。 ③政治権力の階級的性格と支配原理によって区分した政治社会の歴史的発展形態。資本主義体制・社会主義体制など。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃか‐いちだい釈迦一代】 長い年月。久しい間。また、物が堅牢で長持ちするさま。(俚言集覧) ⇒しゃか【釈迦】 しゃかい‐ちつじょ社会秩序‥クワイ‥ 社会を構成する諸要素の間に一定の規則立った関係が成立している状態。逸脱や犯罪が一定の範囲内に抑制されている状態。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐ちょうさ社会調査‥クワイテウ‥ 社会現象について、観察・質問などによって直接データを収集し、分析すること。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐つうしんきょういく社会通信教育‥クワイ‥ケウ‥ 通信教育のうち、大学・高校が行う以外のもの。文部科学大臣の認定を受けたものと受けていないものがある。社会教育法で規定。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐つうねん社会通念‥クワイ‥ 社会一般で受け容れられている常識または見解。良識。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐てき社会的‥クワイ‥ 社会に関するさま。社会性を有するさま。「―な問題」 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいてき‐きょういくがく社会的教育学‥クワイ‥ケウ‥ 社会と個人との不可分な関係を重視し、教育の目的・方法を社会的見地から検討しようとする教育学。19世紀末から唱えられ、ナトルプ・ベルゲマン(P. Bergemann1862〜1946)などはその代表者。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいてき‐きょり社会的距離‥クワイ‥ 集団と集団との間、個人と個人との間における親近感の強度。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいてき‐じじつ社会的事実‥クワイ‥ (fait social フランス)諸個人の集団がつくりながら個々人に還元できず、個人の外にあって個人を拘束するもの。法・道徳・言語・宗教・流行など。デュルケムはこれを社会学固有の対象とした。→集合表象⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいてき‐しじょうけいざい社会的市場経済‥クワイ‥ヂヤウ‥ 第二次大戦直後から提唱されてきた(西)ドイツ経済の理念。市場原理を活用しながら、社会保障も重視する。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいてき‐じゃくし社会的弱視‥クワイ‥ 教育上の弱視ともいわれ、学校教育にあたって視覚上特別な措置を必要とするもの。両眼の矯正視力0.04以上0.3未満で、治療の見込みのない視力に対する一種の社会的評価で、弱視学級で教育を受けられるように指導する。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいてき‐じゃくしゃ社会的弱者‥クワイ‥ 障害者・高齢者・子供など、社会の中で弱い立場にある人。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいてき‐せいかく社会的性格‥クワイ‥ 同一の社会集団や社会階層に所属する人々に共通する性格の諸特性の類型。職業的気質、県民性・国民性などの類。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいてき‐そくしん社会的促進‥クワイ‥ 集団である作業を行うとき、それによって単独の場合よりも個人の作業能率が増進すること。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいてき‐そんざい社会的存在‥クワイ‥ 史的唯物論で、社会の経済的構造をなす生産関係の総体。社会の実在的な土台であり、社会意識を決定するものとみなされる。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいてき‐にゅういん社会的入院‥クワイ‥ニフヰン 医学的には入院治療は不要だが、家庭に介護人がいないため、または社会的受け皿がないために病院に入院すること。また、入院していること。主に高齢者や精神障害者で問題になる。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいてき‐ひよう社会的費用‥クワイ‥ 個人や企業の経済行為に伴う費用のうち、私的費用計算に計上されず、第三者や社会に転嫁される費用・損失。公害防止費用・損害賠償費用など。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐とう社会党‥クワイタウ ①社会主義または社会民主主義の政党。 ②明治期における社会主義者に対する呼称。 ③日本社会党の略称。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐とう車界党‥タウ 1882年(明治15)末、東京で馬車鉄道設置に対抗して車夫および自由民権論者(奥宮健之ら)が組織した結社。「車会党」とも書く。 しゃかい‐とうけい社会統計‥クワイ‥ 社会現象に関する統計。人口統計・経済統計・犯罪統計・社会調査データなど。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐とうせい社会統制‥クワイ‥ 社会からの逸脱を抑止し、社会の期待に同調するように強制したり促したりして秩序を維持すること。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐とうた社会淘汰‥クワイタウ‥ 社会的条件によって選択が行われ、適者が生き残ること。→社会ダーウィニズム⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいない‐しょぐう社会内処遇‥クワイ‥ 犯罪者の円滑な社会復帰のために、刑事施設ではなく社会の中で処遇すること。保護観察・更生緊急保護など。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐なべ社会鍋‥クワイ‥ 慈善鍋の別称。〈[季]冬〉 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐の‐ぼくたく社会の木鐸‥クワイ‥ 社会の人々を警醒し、導く人。多く、新聞記者の使命として説かれる。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐の‐まど社会の窓‥クワイ‥ (昭和20年代のラジオ番組名から)主に男子の、ズボンの前開きをいう俗語。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐ファシズム社会ファシズム‥クワイ‥ 共産主義者が第一次大戦以後におけるファシズム台頭の際に、その勝利を助けるとして社会民主主義を非難するのに用いた呼称。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかい‐ふくし社会福祉‥クワイ‥ 国民の生存権を保障するため、貧困者や保護を必要とする児童・母子家庭・高齢者・身体障害者など社会的障害を持つ人びとに対する援護・育成・更生を図ろうとする公私の社会的努力を組織的に行うこと。生活保護法・児童福祉法・老人福祉法・身体障害者福祉法・知的障害者福祉法などによって国または地方公共団体が行うものと、社会福祉事業法により設立された福祉法人が行うものとがある。都道府県・市町村には行政機関として社会福祉事務所があり、社会福祉主事を置く。→社会事業⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいふくし‐えんじょ‐ぎじゅつ社会福祉援助技術‥クワイ‥ヱン‥ 社会福祉において、諸サービスと利用者との間の最も適合的な関係を作るための専門的方法論。社会福祉方法論。 ⇒しゃ‐かい【社会】 しゃかいふくし‐きょうぎかい社会福祉協議会‥クワイ‥ケフ‥クワイ 社会福祉法に基づく社会福祉法人の一つ。国・都道府県・市区町村単位で組織され、地域住民の福祉増進をはかる民間組織。略称、社協。 [reference]⇒しゃ‐かい【社会】

広辞苑 ページ 9093 での○差異も無い単語。