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い・きる【生きる・活きる】🔗🔉

い・きる生きる・活きる】 〔自上一〕[文]い・く(上二) (「息」と同源。平安中期までは主に四段活用) ①生物が、生命を保つ。生存する。万葉集6「御民みたみわれ―・けるしるしあり」。源氏物語桐壺「限りとて別るる道の悲しきに―・かまほしきは命なりけり」。宇治拾遺物語2「とく逃げのきて命―・きよ」。「百まで―・きる」 ②生計をたてる。生活をいとなむ。また、生命を託する。「筆一本で―・きる」「海に―・きる人々」「美術に―・きる」 ③生命あるもののように作用する。 ㋐効力を持つ。持ち味・本領を発揮する。「この法律はまだ―・きている」「―・きた金の使い方」「この1行で文章全体が―・きる」 ㋑生気があふれる。「この絵は―・きている」 ㋒囲碁で、相手の石に囲まれた石が二つ以上の目を持つときにいう。 ㋓野球で、アウトにならずにすむ。「敵の失策で―・きる」 ④よみがえる。復活する。日本霊異記「甦いきたり⇒生きた心地もしない ⇒生きた空もない

広辞苑 ページ 954 での生きる単語。