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「け」の濁音。後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する有声子音〔g〕と母音〔e〕との結合した音節。〔ge〕 ただし、語頭以外では鼻音〔ŋe〕となることが多い。上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔ge〕、乙〔gë〕2類の別があった。なお、平安時代には漢字音にヘングヱ(変化)のように〔gwe〕の音があったが、のち〔ge〕の音に転じた。

げ【下】🔗🔉

⇒か(下)

げ【外】🔗🔉

⇒がい(外)

げ【夏】🔗🔉

】 (呉音)僧侶の安居あんごする期間で、陰暦4月16日から7月15日に至る90日間。「―安居」

げ【偈】🔗🔉

】 〔仏〕(梵語gāthāの音写。伽陀・偈陀とも音写。頌と訳す)経・論などの中に、韻文の形で、仏徳を賛嘆し教理を述べたもの。また、それに準じて、仏教の真理を詩の形で述べたもの。偈頌げじゅ

げ【解】🔗🔉

】 (呉音) ①解釈すること。解釈。「令集―りょうのしゅうげ」 ②下より上に達する文書。律令制で、八省以下内外の諸官、すなわち京官・地方官が太政官および所管に上申する公文書。解状。解文げもん・げぶみ→符→移。 ③中世では訴状の別称。

げ【気】🔗🔉

】 〔接尾〕 (ケ(気)の濁音化したもの)体言、形容詞の語幹、動詞の連用形などに付いて、外から見て推測されるけはい・様子・感じ・傾向などの意を表す。…の様子。…そう。いかにも…の感じ。 ㋐(体言に付く)源氏物語夕顔「いとあはれ―なる人と見給ふに」。天草本平家物語「いかにも大様―でそこへ出でられたれば」。「得意―な顔」「おとな―がない」 ㋑(形容詞の語幹に付く)源氏物語若紫「いたうなげかし―にもいひなさず」。天草本平家物語「清盛も面白―に思はれて」。「かわい―がない」 ㋒(動詞の連用形に付く)源氏物語夕顔「何の心ばせあり―もなく」。「意味あり―に笑う」 ㋓(動詞型助動詞の連用形に付く)源氏物語若紫「しろしめしたり―なるを」 ㋔(形容詞型助動詞の語幹に付く)源氏物語浮舟「ことごとしきほどにはあるまじ―なりしを」。「何か話した―な様子」 ㋕(活用語の連体形に付く)天草本平家物語「この人もふた心がある―なとあつて」

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