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ねん【念】🔗🔉

ねん】 ①おもい。考え。気持。日葡辞書「ネンヲチ(散)ラス」。「感謝の―」 ②気をつけること。注意すること。「―のため」 ③深く望むこと。深く思うこと。浄瑠璃、傾城酒呑童子「逢ひたいと思ふ―が届いて」 ④(「廿」の俗音が「念」と同じであるから)日数を表すとき、「廿」の字の代りに用いる。「十月―八日」 ⑤〔仏〕(梵語smṛti)経験を明瞭に記憶して忘れない心の作用。憶。憶念。 ⇒念が入る ⇒念が残る ⇒念が晴れる ⇒念には念を入れよ ⇒念の過ぐるは無念 ⇒念も無い ⇒念を入れる ⇒念を押す

[漢]念🔗🔉

 字形  筆順 〔心(忄・)部4画/8画/教育/3916・4730〕 〔音〕ネン(呉) 〔訓〕おもう [意味] ①心中深くとどめて(祈るような気持ちで)思う。常に心の中にあって離れないおもい。「旅の無事を念ずる」「悔恨の念」「念願・念力・記念・信念・雑念」。十分な思慮。「念には念を入れよ」「念を押す」「入念・念書」 ②口にとなえる。口を大きく動かさずに低い声で口ずさむ。(同)唸。「念経」 ③〔仏〕きわめて短い時間。刹那せつな。「ただ今の一念むなしく過ぐることを惜しむべし」〔徒然草〕「念念」 ④「廿」(=二十)の代用字。「念八日」▶字音が近似するところから。 [解字] 形声。「心」+音符「今」(=中にとめおく)。常に思う意。 [下ツキ 悪念・一念・憶念・怨念・概念・観念・祈念・紀念・記念・疑念・懸念・御念・雑念・残念・失念・思念・邪念・執念・十念・正念・情念・信念・軫念・専念・想念・俗念・存念・他念・丹念・断念・通念・道念・入念・不念・放念・無念・妄念・欲念・余念・理念

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