せんだ‐たき【千駄焚き】 雨乞いのため山の頂で藁や柴を焚くこと。せんだき。千把たき。

せん‐だち【先達】 ⇒せんだつ。平家物語1「―申しけるは」

せん‐だつ【占奪】 奪って自分のものとすること。

せん‐だつ【先達】 (センダチとも) ①その道の先輩。先学。 ②修験者_{しゅげんじゃ}の峰入りなどの先導者。謡曲、安宅「弁慶は―の姿となつて」 ③案内者。指導者。徒然草「少しのことにも―はあらまほしき事なり」

せん‐だつ【蝉脱】 ^（→）蝉蛻_せんぜい2に同じ。

せん‐だって【先達て】 さきごろ。このあいだ。「―中_じゅう」「―来_らい」「―注文した品」

せんだ‐つみ【千朶積】 商品をうず高く積むこと。また、うず高く積み上げた荷を背負って売り歩く商人。

ぜん‐だて【膳立て】 ①膳に食品を配置すること。膳を据えならべること。浄瑠璃、伽羅先代萩「お客がたを奥の間へ、おりや―と」 ②転じて、物事の準備をととのえること。「すっかりお―ができる」

ぜん‐だな【膳棚】 膳・椀などをのせて置く棚。好色五人女2「手ごとにふきて、―にかさねける」

せんだ‐びつ【千駄櫃】 小間物を入れる抽斗_ひきだしのたくさんついた箱。また、この箱を背負って行商する人。〈日葡辞書〉

せんたぶつ (大分県日田地方で)守女_もりめ着物をいう。

ぜん‐だま【善玉】 ①江戸時代の草双紙などの絵で、人の顔を丸く書き中に「善」の字を記して善人を表したもの。 ②善人の役。また、善人。 ↔悪玉_あくだま

せんだ‐まき【千手巻】 ^（→）千段巻1に同じ。

センダラ【caṇḍāla 梵・旃陀羅】 インドの四種姓（ヴァルナ）以外の最下級の身分。狩猟・屠殺などを業とした。チャンダーラ。佐渡御書「日蓮今生には貧窮下賤の者と生れ、―が家より出たり」→不可触民