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そら‐おぼえ【空覚え】🔗🔉

そら‐おぼえ空覚え】 ①覚えていて、何も見ずに読みまたは語ること。暗記。 ②確かでない記憶。うろおぼえ。

そら‐おぼめき【空おぼめき】🔗🔉

そら‐おぼめき空おぼめき】 そ知らぬ顔つき。知らないふり。そらとぼけ。源氏物語「御心のやうにつれなく―したるは世にあらじな」

そら‐おぼれ【空おぼれ】🔗🔉

そら‐おぼれ空おぼれ】 わざととぼけたさまをよそおうこと。そらとぼけ。源氏物語夕顔「―してなむ隠れまかりありく」

そら‐かぎ【空鉤】🔗🔉

そら‐かぎ空鉤】 炉の自在鉤が二つあるとき、上の方の鉤。

そら‐がくれ【空隠れ】🔗🔉

そら‐がくれ空隠れ】 隠れたように見せかけること。偽って不在をよそおうこと。詞花和歌集「世の中の人の心のうき雲に―する有明の月」

そら‐かぜ【空風】🔗🔉

そら‐かぜ空風】 感冒にかかったふりをすること。古今著聞集6「このものは―を病み給ふ」

そら‐かぞう【天数ふ】‥カゾフ🔗🔉

そら‐かぞう天数ふ‥カゾフ 〔枕〕 (おおよそにかぞえる意からか)「おほ」または「大津」にかかる。万葉集2「―大津の子が逢ひし日におほに見しくは今ぞ悔しき」

そら‐がな・し【空悲し】🔗🔉

そら‐がな・し空悲し】 〔形シク〕 何となく悲しい。夫木和歌抄8「うぢま山すその河原にともす火は―・しくや鹿は見るらむ」

そら‐がらく・る【空絡繰る】🔗🔉

そら‐がらく・る空絡繰る】 〔他四〕 みだりに刀などをもてあそぶ。ひねくりまわす。太平記12「かやうの―・る者共、毎夜京白河を回つて辻切りをしける程に」 ○空聞かずそらきかず わざと聞こえないふりをするさま。源平盛衰記37「―してはや行きけり」。日葡辞書「ソラキカズヲスル」 ⇒そら【空】

そら‐きかず【空聞かず】🔗🔉

そら‐きかず空聞かず⇒そら(空)(成句)

そら‐ぎき【空聞き】🔗🔉

そら‐ぎき空聞き】 ①いい加減に聞きとること。 ②聞かないふりをしながら聞くこと。〈日葡辞書〉

そら‐ぎしょう【空起請】‥シヤウ🔗🔉

そら‐ぎしょう空起請‥シヤウ いつわりの起請文。いつわって誓いを立てること。空誓文そらぜいもん。謡曲、正尊「さても書きつる―の罰を忽ち与ふべし」

広辞苑 ページ 11667