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それ‐ながら🔗⭐🔉
それ‐ながら
そのまま。そっくり。後撰和歌集恋「人恋ふる心ばかりは―」
それ‐な‐のに🔗⭐🔉
それ‐な‐のに
〔接続〕
それであるのに。そうであるのに。それだのに。「日が差している、―雨が降る」
それ‐なら🔗⭐🔉
それ‐なら
〔接続〕
そういうわけなら。そんなら。しからば。「―こっちにするといい」
それ‐に🔗⭐🔉
それ‐に
〔接続〕
①それなのに。しかるに。枕草子108「頭着き給はぬ限りは、殿上の台盤には人も着かず。―豆一盛り、やをら取りて」
②その結果。大鏡時平「―こそ、菅原の大臣御心のままにまつりごち給ひけれ」
③加えて。そのうえ。かつ。今昔物語集31「池を失ひたらむだに量はかりなき罪なり。―此の池の頽くずるるによりて、…多くの田畠を失ひたる罪も」。「大きいし、重いし、―値段が高い」
○其にしてはそれにしては
その事を前提として考えたとき、そこから導かれる判断とは違っている意を表す。そうであるにしては。「休みのはずだが―にぎやかだ」
⇒それ【其・夫】
○其にしてもそれにしても
そのことはそれなりの事情であるにしても。「―手紙くらいよこしそうなものだが」
⇒それ【其・夫】
○其につけてもそれにつけても
ある話題から呼び起こされる事柄を述べることを示す。そのことと関連しても。源氏物語桐壺「―世のそしりのみ多かれど」。「―いろいろな事があった」
⇒それ【其・夫】
○其にとりてそれにとりて
それについて。その場合に。徒然草「―、三つの石を捨てて十の石につくことは易し」
⇒それ【其・夫】
広辞苑 ページ 11688。