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たち‐あ・う【立ち合う・立ち会う】‥アフ🔗🔉

たち‐あ・う立ち合う・立ち会う‥アフ 〔自五〕 ①双方から行き合う。互いに出合う。万葉集6「川波の―・ふ郷と」 ②双方が勝負を争いまたは格闘する。「正々堂々と―・え」 ③その場に居合わせる。また、証人としてその場に出る。「臨終に―・う」 ④監督または検証などのため、その場に臨む。 ◇2は、ふつう「立ち合う」、3・4は、多く「立ち会う」と書く。

たち‐あおい【立葵】‥アフヒ🔗🔉

たち‐あおい立葵‥アフヒ ①アオイ科の観賞用多年草。アジア原産。高さ2メートル、葉は心臓形で、縁は5〜7に浅裂、葉面に皺しわがある。春夏の頃、葉腋に紅・白・紫などの美花を開く。園芸品種が多い。単にアオイとも呼ぶ。ハナアオイ。ツユアオイ。ホリホック。蜀葵。〈[季]夏〉 タチアオイ 撮影:関戸 勇 ②エンレイソウの別称。 ③紋所の名。茎のある葵の葉3個を杉形すぎなりに立てたもの。→葵(図)

たち‐あかし【立明し】🔗🔉

たち‐あかし立明し】 地上に立ててともすたいまつ。たてあかし。紫式部日記「―の光の心もとなければ」

たち‐あか・す【立ち明かす】🔗🔉

たち‐あか・す立ち明かす】 〔自五〕 立ったままで夜をあかす。枕草子76「ゐるべきやうもなくて―・すもなほをかしげなるに」

たち‐あがり【立ち上り】🔗🔉

たち‐あがり立ち上り】 ①たちあがること。 ②動作を起こし始めたところ。でばな。「―を攻める」

たち‐あがり【裁ち上り】🔗🔉

たち‐あがり裁ち上り】 衣服地の裁ち終わったこと。また、その出来ばえ。

たち‐あか・る【立ち別る】🔗🔉

たち‐あか・る立ち別る】 〔自下二〕 その所を去る。別れ別れになる。たちわかる。源氏物語胡蝶「せちにとどめ給へば、え―・れ給はで」

たち‐あが・る【立ち上がる】🔗🔉

たち‐あが・る立ち上がる】 〔自五〕 ①坐ったり寝たりしていた姿勢から立つ。身を起こす。まっすぐ立つ。源氏物語「大臣おとどはえ―・り給はず」 ②(毛などが)さか立つ。枕草子218「うるはし髪持たらん人も、みな―・りぬべき心地すれ」 ③苦しい状態から勢いをもり返す。「災害の痛手から―・る」 ④行動をおこす。物事を始める。「反対運動に―・る」「新しいプロジェクトが―・る」 ⑤相撲で、仕切りから戦いに入る。 ⑥電子機器のシステムが起動する。

広辞苑 ページ 12177