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たる‐ひ【垂氷】🔗🔉

たる‐ひ垂氷】 雨・雪などの水滴がこおって垂れさがったもの。つらら。〈[季]冬〉。源氏物語末摘花「朝日さす軒の―は解けながら」↔立氷たちひ

たるひと‐しんのう【熾仁親王】‥ワウ🔗🔉

たるひと‐しんのう熾仁親王‥ワウ 有栖川宮ありすがわのみや幟仁たかひと親王の第1王子。王政復古の際に新政府の総裁。戊辰戦争に東征大総督、1876年(明治9)元老院議長、西南戦争に征討総督。陸軍大将。左大臣・参謀総長を歴任。(1835〜1895)

たる‐ひろい【樽拾い】‥ヒロヒ🔗🔉

たる‐ひろい樽拾い‥ヒロヒ 得意先の酒の空樽を集めて歩く酒屋の小僧。誹風柳多留「―あやふい恋の邪魔をする」

たる‐ぶね【樽船】🔗🔉

たる‐ぶね樽船(→)樽廻船たるかいせんに同じ。

だるま【達磨】🔗🔉

だるま達磨】 ①(梵語Bodhidharma 菩提達摩)禅宗の始祖。南インドのバラモンに生まれ、般若多羅に学ぶ。中国に渡って梁の武帝との問答を経て、嵩山すうざんの少林寺に入り、9年間面壁坐禅したという。その伝には伝説的要素が多い。その教えは弟子の慧可えかに伝えられた。諡号しごうは円覚大師・達磨大師。達摩だつま。( 〜530?) ②達磨大師の坐禅した姿に模した張子の玩具。普通、顔面以外の部分を赤く塗り、底を重くして、倒してもすぐ真直に立つように作る。開運の縁起物とし、願いごとがかなった時に目玉を描き入れるならわしがある。不倒翁。「―に目を入れる」 だるま(大阪) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) だるま(山梨) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) だるま(静岡) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 三角だるま(新潟) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 古代だるま(福島) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 女だるま(千葉) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 松川だるま(宮城) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 火伏だるま(宮城) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 近江だるま(滋賀) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 高崎だるま(群馬) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) (→)だるま2のような、ずんぐりと丸い形状。「雪―」「火―になる」 ④下等な売春婦の異称。じごく。 ⇒だるま‐いち【達磨市】 ⇒だるま‐いと【達磨糸】 ⇒だるま‐うた【達磨歌】 ⇒だるま‐おとし【達磨落し】 ⇒だるま‐がえし【達磨返し】 ⇒だるま‐かずき【達磨被き】 ⇒だるま‐き【達磨忌】 ⇒だるま‐ぎく【達磨菊】 ⇒だるま‐しゅう【達磨宗】 ⇒だるま‐ストーブ【達磨ストーブ】 ⇒だるま‐はがし【達磨剥し】 ⇒だるま‐ぶね【達磨船】 ⇒だるま‐や【達磨屋】

広辞苑 ページ 12406