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なかとみのはらえ‐くんかい【中臣祓訓解】‥ハラヘ‥🔗🔉

なかとみのはらえ‐くんかい中臣祓訓解‥ハラヘ‥ 平安末期頃に作られた神道書。1巻。空海に仮託される。中臣の祓(大祓詞)に両部神道の立場で注釈を加えたもの。 ⇒なかとみ【中臣】

なかとみ‐の‐よごと【中臣寿詞】🔗🔉

なかとみ‐の‐よごと中臣寿詞】 天皇践祚せんそまたは大嘗祭だいじょうさいに、中臣氏が上奏した祝詞。天神寿詞あまつかみのよごと⇒なかとみ【中臣】

なか‐とり【中取り】🔗🔉

なか‐とり中取り】 「中取り案つくえ」の略。食器を載せ、または綿などを積む台。宇津保物語俊蔭「蘇芳の脚つけたる―三つに東絹つみて」

なか‐どり【中取り】🔗🔉

なか‐どり中取り】 ①双方の間にいて横どりすること。中に立って手数料などをとること。浄瑠璃、生玉心中「―したと思はれては出入りがならぬ」 ②女髪結いの助手で、下梳したすきよりは上のもの。

ながとろ【長瀞】🔗🔉

ながとろ長瀞】 埼玉県秩父郡北東部の名勝地。荒川の渓谷に沿い、灰緑色の結晶片岩の板状節理が水食によってあらわれ、独特の峡谷美を形成。 長瀞 撮影:山梨勝弘

なが‐な【長縄】🔗🔉

なが‐な長縄】 延縄はえなわのこと。

なか‐なおし【中直し】‥ナホシ🔗🔉

なか‐なおし中直し‥ナホシ ①(「仲直し」とも書く)仲を直すこと。仲直りさせること。狂言、石神「どなたが―なされてもあの男はふつふつ厭で」 ②(→)上美濃に同じ。

なか‐なおり【中直り】‥ナホリ🔗🔉

なか‐なおり中直り‥ナホリ ①(「仲直り」とも書く)仲が悪くなっていた間柄が、また仲好くなること。和睦。 ②長い病気で死ぬ少し前に一時治るように見えること。なかびより。

なか‐なか【中中】🔗🔉

なか‐なか中中】 [一]〔名・副〕 ①なかほど。半途。中途。後撰和歌集「葛城や久米ぢに渡す岩橋の―にても帰りぬるかな」 ②不徹底・不十分な状態、もしくは過度の状態が、逆に不満をかき立てること。なまじい。なまなか。また、それくらいならば、いっそのこと、の意。万葉集17「―に死なば安けむ君が目を見ず久ならば術すべなかるべし」。源氏物語桐壺「かしこき御蔭をばたのみきこえながら…―なる物思ひをぞし給ふ」 ③逆の状況や意味をもたらすこと。かえって。源氏物語夕顔「隣の用意なさを、いかなることとも聞き知りたるさまならねば、―恥ぢかかやかむよりは罪許されて」 ④かなりの程度であるさま。ずいぶん。相当に。狂言、夷大黒殿「まづ注連を張りませう。やあ、―好うござる」。東海道中膝栗毛8「―いい菓子だぞ」。「―のものだ」「―しっかりした人」 ⑤(否定の語を伴う)簡単には。すぐには。続古事談2「良からぬ新儀行ひたる者、初めに思ひ立つ折りは―人に言ひあはする事なし」。世間胸算用4「亭主の腸をくり出して埒を明くるといへば、外の掛乞どもは―済まぬ事と思ひ、皆帰りける」。「―うまくいかない」 [二]〔感〕 (謡曲・狂言などに多く使われる)肯定の応答語。いかにも。勿論。謡曲、実盛「さては名のらでは叶ひ候まじきか。―のこと、急いで名のり候へ」。狂言、末広がり「ただ今申したことの。―」 ⇒中中でもない

広辞苑 ページ 14554