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な‐じみ【馴染】🔗🔉

な‐じみ馴染】 ①なれ親しむこと。なれ親しんだこと。また、そのもの。平治物語「年来の御―に、…なき御跡を問ひ奉らむ」。「お―の店」 ②長年連れそった夫または妻。好色一代男2「―に別れての当座は」 ③同じ遊女のもとに通い馴れた客。吉原では、3度目以降の客をいう。→初会→裏⇒なじみ‐きん【馴染金】

なじみ‐きん【馴染金】🔗🔉

なじみ‐きん馴染金】 遊里(殊に吉原)で、同じ遊女を3回目に揚げた時に出す祝儀の金。もと吉原では同じ遊女のもとに3度通って初めて枕をかわす習慣があったので起こったといわれ、2両2分を定めとした。なお、第1回(初会)・第2回(裏)に祝儀を出すこともあり、これらを初会馴染・裏馴染といった。 ⇒な‐じみ【馴染】

な‐じ・む【馴染む】🔗🔉

な‐じ・む馴染む】 〔自五〕 (ナレシムの約) ①なれて親しくなる。なつく。平家物語(延慶本)「御所にて朝夕―・みまゐらせおはしたりしかば」。日葡辞書「タネンナジミマウサレタルシュクン(主君)ニテマシマス」。「長年―・んだ土地」 ②なじみ客になる。馴染金を出す。傾城色三味線「頭から一文字屋の名高い太夫に―・みて」 ③しっくりする。調和する。とけあう。「会合の雰囲気に―・む」「手に―・んだ筆」「裁判に―・まない問題」

なし‐もう・く【為し設く】‥マウク🔗🔉

なし‐もう・く為し設く‥マウク 〔他下二〕 用意する。平家物語10「下文くだしぶみあまた―・け」

なし‐もぎ【梨捥ぎ】🔗🔉

なし‐もぎ梨捥ぎ】 梨の実をもいでとること。特に、行楽として梨をもぎとることにいう。

なしもと‐の‐みや【梨本宮】🔗🔉

なしもと‐の‐みや梨本宮】 旧宮家の一つ。1868年(明治1)伏見宮貞敬さだよし親王の子守脩もりおさ親王(1819〜1881)が創始した梶井宮を70年改称。久邇宮くにのみや朝彦親王4男の守正王(1874〜1951)が85年継承。1947年宮号廃止。

なしもと‐ぼう【梨本坊】‥バウ🔗🔉

なしもと‐ぼう梨本坊‥バウ 三千院さんぜんいんの別称。

広辞苑 ページ 14635