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なま‐うかび【生浮び】🔗🔉

なま‐うかび生浮び】 なまじいに仏道に入って悟り切れないこと。なま悟り。源氏物語帚木「濁りにしめる程よりも―にてはかへりて悪しき道にも漂ひぬべくぞおぼゆる」

なま‐うた【生歌】🔗🔉

なま‐うた生歌】 未熟な歌。生硬な歌。へたな歌。

な‐まえ【名前】‥マヘ🔗🔉

な‐まえ名前‥マヘ ①氏名。特に苗字に対して、名。 ②団体・組織・建造物などの名称。名目。名義。 ③事物の名称。名。 ⇒なまえ‐まけ【名前負け】

なま‐え【生餌】‥ヱ🔗🔉

なま‐え生餌‥ヱ ①なまものの餌。いきえ。 ②すりえ。

なま‐えい【生酔い】‥ヱヒ🔗🔉

なま‐えい生酔い‥ヱヒ ①少し酒にようこと。よいつぶれない程度に酒にようこと。また、その人。 ②よっぱらい。 →なまよい ⇒生酔い本性たがわず ○生酔い本性たがわずなまえいほんしょうたがわず 酔っても本性は失わない。酒の酔い本性忘れず。 ⇒なま‐えい【生酔い】

なまえ‐まけ【名前負け】‥マヘ‥🔗🔉

なまえ‐まけ名前負け‥マヘ‥ 名前が不相応に立派すぎること。名に実が伴わず、かえって劣って見えること。 ⇒な‐まえ【名前】

なま‐えんそう【生演奏】🔗🔉

なま‐えんそう生演奏】 レコード・録音などでない、その場での実際の演奏。→ライブ

なま‐おか・し【生をかし】‥ヲカシ🔗🔉

なま‐おか・し生をかし‥ヲカシ 〔形シク〕 なんとなくおもしろい。どことなく趣がある。源氏物語若菜下「―・しくも哀れにもおぼし出でけり」

なま‐おきな【生翁】🔗🔉

なま‐おきな生翁】 それほど年をとっていない老人。まだ生心なまごころのある老人。伊勢物語(一本)「―の今はさる事にげなく思ひけれど」

なま‐おそろ・し【生恐ろし】🔗🔉

なま‐おそろ・し生恐ろし】 〔形シク〕 なんとなく恐ろしい。そらおそろしい。更級日記「ただ今行くへなく飛びうせなばいかが思ふべきと問ふに―・しと思へるけしきを見て」

なま‐おなご【生女子】‥ヲナゴ🔗🔉

なま‐おなご生女子‥ヲナゴ まだ色気の残っている女。狂言、鈍太郎「右からも左からも―のとりついて」

なま‐おぼえ【生覚え】🔗🔉

なま‐おぼえ生覚え】 ①たしかでない記憶。うろおぼえ。枕草子161「よみたる歌などをだに―なるものを」 ②恩寵のそれほどでないこと。源氏物語宿木「―あざやかならぬや、暗きまぎれに立ちまじりたりけむ」

広辞苑 ページ 14720