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なま‐ごえ【生声】‥ゴヱ🔗🔉

なま‐ごえ生声‥ゴヱ 謡などで、稽古をつんでいない生地きじの声。生来の地声。花鏡「老声は―尽きて」

なまごおり‐どうふ【生凍豆腐】‥ゴホリ‥🔗🔉

なまごおり‐どうふ生凍豆腐‥ゴホリ‥ 即席凍り豆腐。高野豆腐と同じように作るが、一晩だけ凍らせたもの。一夜凍り。なまごおり。はやこごりどうふ。新こごりどうふ。

なまこ‐がた【海鼠形】🔗🔉

なまこ‐がた海鼠形】 ①海鼠のような形。かまぼこ形。 ②火鉢の外側の手をかける穴で、海鼠餅を切った形をしたもの。 ⇒なまこ【海鼠】

なまこ‐かべ【海鼠壁】🔗🔉

なまこ‐かべ海鼠壁】 土蔵・塗屋などの外壁に方形の平瓦を貼り、その目地めじを漆喰しっくいでかまぼこ形に盛り上げて塗った壁。 ⇒なまこ【海鼠】

なまこ‐がわら【海鼠瓦】‥ガハラ🔗🔉

なまこ‐がわら海鼠瓦‥ガハラ (→)丸瓦に同じ。 ⇒なまこ【海鼠】

なま‐ごころ【生心】🔗🔉

なま‐ごころ生心】 ①なまはんかな分別心。未熟な心。伊勢物語「―ある女ありけり」 ②いろけ。春情。浄瑠璃、根元曾我「兄一万は―、顔を赤めてさしうつぶき」

なま‐こざか・し【生小賢し】🔗🔉

なま‐こざか・し生小賢し】 〔形シク〕 なんとなくこざかしい。沙石集4「―・しきさかしらの出で来るこそ」

なまこ‐しっくい【海鼠漆喰】‥クヒ🔗🔉

なまこ‐しっくい海鼠漆喰‥クヒ 海鼠壁の瓦の目地めじに盛り上げて塗る漆喰。 ⇒なまこ【海鼠】

なまこ‐しぼり【海鼠絞り】🔗🔉

なまこ‐しぼり海鼠絞り】 (布の形が海鼠に似ているからいう)有松絞りを一層密に絞ったもの。根掛ねがけなどに用いる。 ⇒なまこ【海鼠】

なまこ‐ひき【海鼠曳】🔗🔉

なまこ‐ひき海鼠曳】 東北地方で小正月に行う行事。子供たちが「もぐらどん内にか、なまこどんのお通りだ」などととなえながら、海鼠を縄の先に結んで、屋敷の周囲や田畑などを曳いて回る。もぐらひき。 ⇒なまこ【海鼠】

なま‐ごみ【生塵】🔗🔉

なま‐ごみ生塵】 主として台所から出る、肉・魚・野菜など食料品のくずや食べ残しなどの、水分を多く含んだごみ。

なま‐ゴム【生ゴム】🔗🔉

なま‐ゴム生ゴム】 (raw rubber)ゴム植物から採取した乳液(ラテックス)から分離・凝固・乾燥させたままのゴム。主成分はイソプレンの重合体(高分子炭化水素)。純粋なものはほとんど無色透明で、弾性は小さい。これに硫黄を加えて天然ゴムを作る。

広辞苑 ページ 14727