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なんそうさとみはっけんでん【南総里見八犬伝】🔗🔉

なんそうさとみはっけんでん南総里見八犬伝】 読本よみほん。曲亭馬琴作。全9輯106冊。室町時代、安房の武将里見義実の女むすめ伏姫ふせひめが八房やつぶさという犬の精に感じて生んだ、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の八徳の玉をもつ八犬士が、里見氏勃興に活躍する伝奇小説。主潮は勧善懲悪。1814〜42年(文化11〜天保13)刊。里見八犬伝。八犬伝。 →文献資料[南総里見八犬伝]

なんそう‐の‐べん【南曹の弁】‥サウ‥🔗🔉

なんそう‐の‐べん南曹の弁‥サウ‥ 勧学院の弁別当。すなわち弁官で勧学院別当の者。 ⇒なん‐そう【南曹】

なん‐ぞれ‐か‐ぞれ【何其れ彼其れ】🔗🔉

なん‐ぞれ‐か‐ぞれ何其れ彼其れ】 何のかの。何やかや。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「―小用の有るもの」

なんだ【涙】🔗🔉

なんだ】 ナミダの転。天草本平家物語「ともしび暗うしては数行すこう虞氏ぐしが―」

なんだ【難陀】🔗🔉

なんだ難陀】 (梵語Nanda) ①釈尊の異母弟。釈尊に従って出家し、妻を慕って法服を捨てようとしたが、奇瑞に遇って阿羅漢果を得た。孫陀羅すんだら難陀。 ②釈尊の弟子の一人。もと牧牛者であったので、1と区別して、牧牛難陀という。 ③6世紀頃のインドの仏教僧で、唯識十大論師の一人。 ④(梵語Nandā)波斯匿はしのく王が仏に万灯を供養したとき、ただ一灯を捧げた貧女の名。→貧者の一灯。 ⑤八大竜王の一つ。跋ばつ難陀と兄弟。

なん‐だ【何だ】🔗🔉

なん‐だ何だ】 (ナニダの音便) ①その名称・実体を問う語。「これは―」 ②期待や思惑とは異なる事態にがっかりしたり、ほっとしたりした時に発する語。「―お前か」 ③望ましくない状況をとがめてそのわけを問う語。「―、この散らかりようは」 ④大したことではないという意を表す語。「金が―」 ⑤言うのがはばかられたり、適当な表現が見つからなかったりする場合に用いる語。「自分で言うのも―が」

なんだ🔗🔉

なんだ 〔助動〕 (動詞などの未然形に付いて、過去の打消の意を表す。室町時代から江戸後期にかけて用いられた)…なかった。狂言、釣針「何とも仰せられなんでござるか」。「何とも言わなんだ」

広辞苑 ページ 14828