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ニヒリズム【nihilism】🔗🔉

ニヒリズムnihilism】 (ツルゲーネフの小説「父と子」から広まった語) ①伝統的な既成の秩序や価値を否定し、生存は無意味とする態度。無意味な生存に安住する逃避的な傾向と、既成の文化や制度を破壊しようとする反抗的な傾向とがある。 ②真理や道徳的価値の客観的根拠を認めない立場。虚無主義ともいう。古くは老荘の哲学、仏教の空観、近代ではニーチェ、20世紀ではシェストフなど。

ニヒル【nihil ラテン】🔗🔉

ニヒルnihil ラテン】 ①虚無。空くう。 ②虚無的。無感動で冷めた印象を与えるさま。「―な男」

に‐ふ【二夫】🔗🔉

に‐ふ二夫⇒じふ。「貞女は―にまみえず」

に‐ふ【二府】🔗🔉

に‐ふ二府】 左近衛府と右近衛府。

に‐ふ【二歩】🔗🔉

に‐ふ二歩】 将棋の禁じ手の一つ。同じ縦の筋に2個の歩を打つこと。

に・ぶ【鈍ぶ】🔗🔉

に・ぶ鈍ぶ】 〔自上二〕 鈍色にびいろになる。鈍色を帯びる。にばむ。源氏物語槿「―・びたる御衣おんぞどもなれど」

にぶ・い【鈍い】🔗🔉

にぶ・い鈍い】 〔形〕[文]にぶ・し(ク) ①切れ味がわるい。鋭利でない。枕草子259「いと―・き刀して切るさまは、一重だに断つべくもあらぬに」。徒然草「よき細工は、少し―・き刀を使ふと言ふ」 ②頭の働きが遅い。動作・反応がのろい。源氏物語「思したつほど―・きやうに侍らむや」。徒然草「これは―・くして、過ちあるべし」。日葡辞書「ニブイヒト」。「勘が―・い」「運動神経が―・い」 ③光や音がはっきりしない。また機械などの感度がわるい。「―・い日差し」

にぶ‐いろ【鈍色】🔗🔉

にぶ‐いろ鈍色(→)「にびいろ」に同じ。

にふかわかみ‐じんじゃ【丹生川上神社】‥カハ‥🔗🔉

にふかわかみ‐じんじゃ丹生川上神社‥カハ‥ ⇒にうかわかみじんじゃ

にぶ‐きん【二分金】🔗🔉

にぶ‐きん二分金】 江戸時代の金貨の一種。一両の2分の1に当たり、2枚で小判1枚に相当する。1818年(文政1)から68年(明治1)まで鋳造。二分判。二分小判。二分判金。

広辞苑 ページ 15015