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ぬ‐れい【奴隷】🔗🔉

ぬ‐れい奴隷】 召使の男。どれい。〈日葡辞書〉

ぬれ‐いろ【濡れ色】🔗🔉

ぬれ‐いろ濡れ色】 水にぬれた色。夫木和歌抄8「五月雨にしをれつつ鳴くほととぎす―にこそ声も聞ゆれ」

ぬれ‐うた【濡歌・濡唄】🔗🔉

ぬれ‐うた濡歌・濡唄】 遊里などで歌う、なまめかしい歌。

ぬれ‐えん【濡れ縁】🔗🔉

ぬれ‐えん濡れ縁】 雨戸の敷居の外側につけた縁側。

ぬれ‐おんな【濡女】‥ヲンナ🔗🔉

ぬれ‐おんな濡女‥ヲンナ (→)磯姫いそひめに同じ。

ぬれ‐かえ・る【濡れ返る】‥カヘル🔗🔉

ぬれ‐かえ・る濡れ返る‥カヘル 〔自四〕 すっかり濡れる。伊勢物語集「―・り玉かづけどもあかなくに」

ぬれ‐がお【濡れ顔】‥ガホ🔗🔉

ぬれ‐がお濡れ顔‥ガホ (→)「濡るる顔」に同じ。永久百首「夕立やたらちねならむ―もなほなつかしき女郎花かな」

ぬれ‐かか・る【濡れ掛かる】🔗🔉

ぬれ‐かか・る濡れ掛かる】 〔自五〕 ①濡れ始める。 ②色事をしかける。浮世草子、好色三代男「娘一人折柄こそと―・る」

ぬれ‐か・ける【濡れ掛ける】🔗🔉

ぬれ‐か・ける濡れ掛ける】 〔自下一〕[文]ぬれか・く(下二) 色めいたことをしかける。ぬれかかる。口説く。好色五人女5「衣ぬぎ捨てて、足にて片隅へかいやりて―・けしは」

ぬれ‐がみ【濡れ紙】🔗🔉

ぬれ‐がみ濡れ紙】 水にぬらした紙。水にぬれた紙。 ⇒濡れ紙を剥がすよう

ぬれ‐がみ【濡れ髪】🔗🔉

ぬれ‐がみ濡れ髪】 水に濡れて、まだ乾かない髪。

ぬれがみ‐ちょうごろう【濡髪長五郎】‥チヤウ‥ラウ🔗🔉

ぬれがみ‐ちょうごろう濡髪長五郎‥チヤウ‥ラウ 浄瑠璃「双蝶蝶曲輪日記ふたつちょうちょうくるわにっき」の主人公。遊女吾妻とその相手山崎与五郎にひいきにされる相撲取。心ならずも人殺しを犯す。 →文献資料[双蝶蝶曲輪日記(相撲場)] ○濡れ紙を剥がすようぬれがみをはがすよう ①静かに取り扱うさま。 ②病気が少しずつ快方に向かうさま。薄紙を剥ぐよう。 ⇒ぬれ‐がみ【濡れ紙】

ぬれ‐ぎぬ【濡れ衣・沾衣】🔗🔉

ぬれ‐ぎぬ濡れ衣・沾衣】 ①ぬれた着物。万葉集9「あぶり乾す人もあれやも―を家にはやらな旅のしるしに」 ②根も葉もない浮名やうわさ。源氏物語紅葉賀「憎からぬ人ゆゑは、―をだに着まほしがる類もあなればにや」 ③無実の罪。伊勢物語「波の―着るといふなり」。「とんだ―だ」 ⇒濡れ衣を着る ○濡れ衣を着るぬれぎぬをきる 無根の浮名を立てられる。また、無実の罪をうける。 ⇒ぬれ‐ぎぬ【濡れ衣・沾衣】

広辞苑 ページ 15185