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ねだ‐ぎり【根太切り】🔗🔉

ねだ‐ぎり根太切り】 根こそぎ。すっかり。ありったけ。浄瑠璃、諸葛孔明鼎軍談「あざとい手目で―相手をしてやらうとは、のぶとい胴取り」

ねたきり‐ろうじん【寝た切り老人】‥ラウ‥🔗🔉

ねたきり‐ろうじん寝た切り老人‥ラウ‥ 病気や老化のために起居動作が困難で常時臥床状態にあり、介護を必要とする老人。厚生労働省の定義では、65歳以上で6カ月以上寝たきりの者。 ⇒ねた‐きり【寝た切り】

ねた‐げ【妬げ】🔗🔉

ねた‐げ妬げ】 (ネタシの語幹に接尾語ゲの付いたもの) ①ねたましい、あるいは憎らしいと思っている様子。くやしそうな感じ。源氏物語帚木「かたみにそむきぬべききざみになむあると、―に言ふ」 ②憎らしいほど立派なさま。源氏物語末摘花「心ばせのなだらかに―なりしを」 ○寝た子を起こすねたこをおこす (寝静まった子を起こして騒がしくする意から)静穏になったのを、つまらぬ事をして元の騒然たる状態にする。忘れかけていた事を思い出させて、また問題を起こす。 ⇒ねる【寝る・寐る】

ねた・し【妬し】🔗🔉

ねた・し妬し】 〔形ク〕 (「名痛し」の転か。相手の評判が高くて、自分に痛く感じられる意から) ①ねたましい。古今和歌集六帖1「―・しわれ子の日の松にならましを」 ②癪しゃくにさわる。憎らしい。竹取物語「かくあさましくもてくることをなむ、―・く思ひ侍る」

ね‐だな【根枻・根棚】🔗🔉

ね‐だな根枻・根棚(→)加敷かじきに同じ。 ○妬に籠むねたにこむ 根に持つ。遺恨に思う。「ねたに持つ」とも。浄瑠璃、今宮の心中「由兵衛めがねたにこみ」 ⇒ねた【妬】

ねた‐ば【寝刃】🔗🔉

ねた‐ば寝刃】 切れ味の鈍った刀の刃。浄瑠璃、栬狩剣本地「―やつきしとすかし見れば」 ⇒寝刃を合わす

ね‐タバコ【寝煙草】🔗🔉

ね‐タバコ寝煙草】 寝床に入ってタバコを吸うこと。 ○寝刃を合わすねたばをあわす ①刀の刃を研ぐ。〈日葡辞書〉 ②比喩的に、ひそかによくないことをたくらむ。誹風柳多留24「油壺紅蓮ぐれん寝刃を合せてる」 ⇒ねた‐ば【寝刃】

広辞苑 ページ 15239