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ひき‐つ・ぐ【引き継ぐ】🔗🔉

ひき‐つ・ぐ引き継ぐ】 〔他五〕 あとをうけつぐ。また、あとをうけつがせる。「仕事を―・ぐ」

ひき‐つくろ・う【引き繕う】‥ツクロフ🔗🔉

ひき‐つくろ・う引き繕う‥ツクロフ 〔他五〕 ①体裁をととのえる。身だしなみをする。源氏物語末摘花「歯黒めもまだしかりけるを、―・はせ給へれば」 ②よそいきにする。気取る。枕草子87「声―・ひて」

ひき‐つけ【引付け】🔗🔉

ひき‐つけ引付け】 ①ひきつけること。引き合わせること。また、その人。毛吹草追加「来る春の―ならし朝霞」 ②後日の例証とするために書き留めておく文書・記録。 ③中世、所務沙汰を扱う幕府の裁判機関。 ④引付下駄の略。 ⑤引付座敷の略。 ⑥発作性の痙攣けいれん。小児の場合にいうことが多い。 ⇒ひきつけ‐げた【引付下駄】 ⇒ひきつけ‐ざしき【引付座敷】 ⇒ひきつけ‐しゅう【引付衆】 ⇒ひきつけ‐とうにん【引付頭人】 ⇒ひきつけ‐ぶぎょう【引付奉行】

ひきつけ‐げた【引付下駄】🔗🔉

ひきつけ‐げた引付下駄】 材をのこぎりで切り込んで歯をつけ、表付きにした駒下駄。男用は白桐・焦桐やきぎり、女用は漆塗り・白木。ひきつけ。 ⇒ひき‐つけ【引付け】

ひきつけ‐ざしき【引付座敷】🔗🔉

ひきつけ‐ざしき引付座敷】 遊女屋で遊客を通しておき、遊女をつれて来て遊興料などをきめる座敷。引付部屋。 ⇒ひき‐つけ【引付け】

ひきつけ‐しゅう【引付衆】🔗🔉

ひきつけ‐しゅう引付衆】 鎌倉・室町幕府の職名。引付3の構成員として、訴訟の審理および記録その他の公事をつかさどった。 ⇒ひき‐つけ【引付け】

ひきつけ‐とうにん【引付頭人】🔗🔉

ひきつけ‐とうにん引付頭人】 引付衆の首席。評定衆の中から選ばれて兼任。 ⇒ひき‐つけ【引付け】

ひきつけ‐ぶぎょう【引付奉行】‥ギヤウ🔗🔉

ひきつけ‐ぶぎょう引付奉行‥ギヤウ 鎌倉・室町幕府で、引付衆の下で各種の実務にあたった者。 ⇒ひき‐つけ【引付け】

ひき‐つ・ける【引き付ける】🔗🔉

ひき‐つ・ける引き付ける】 [文]ひきつ・く(下二) [一]〔他下一〕 ①引っぱって、そこにつける。また、くっつける。大鏡伊尹「護法憑きたる法師…御屏風のつらに―・けられて、ふつと動きもせず」。「磁石は鉄を―・ける」 ②手許へ近く引き寄せる。そばに置く。今昔物語集28「国の目代として…―・けて仕ひけるに」。「球を―・けて打つ」 ③かこつける。こじつける。「自説に―・けて解釈をする」 ④(「惹き付ける」とも書く)人の心を誘い寄せる。魅了する。「人を―・ける巧みな話術」 ⑤証拠として引き出して、明示する。また、書き留めておく。 [二]〔自下一〕 痙攣けいれんを起こす。

広辞苑 ページ 16407