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うじな【狢】🔗🔉

うじな】 「むじな」の古語。推古紀「陸奥国に―有りて」

うじな【宇品】🔗🔉

うじな宇品】 広島市南部の港。1932年広島港と改称。日清戦争以後、第二次大戦終了まで陸軍の輸送基地。

うじ‐な【氏名】ウヂ‥🔗🔉

うじ‐な氏名ウヂ‥ 苗字みょうじ

うしな・う【失う】ウシナフ🔗🔉

うしな・う失うウシナフ 〔他五〕 ①持っていたものを、いつのまにか、何処かへやって見当たらなくする。物をなくす。なくなす。万葉集15「吾が下衣―・はず持てれ」。「地震で家を―・う」 ②地位などをなくす。古今和歌集「昨日は栄えおごりて時を―・ひ世にわび」。「資格を―・う」「信用を―・う」 ③肉親などと死に別れる。亡くす。宇津保物語吹上上「親も夫おとこも―・ひて世の中に住みわづらひたるを」。「子を―・う」 ④今までの正常さがなくなる。普通でなくなる。宇津保物語俊蔭「牝熊牡熊荒き心を―・ひて」。日葡辞書「ホンシャウヲウシナウ」。「色を―・う」「度を―・う」「自分を―・う」 ⑤道や方法などがわからなくなる。今昔物語集13「道にまどひて東西を―・ひつ」。「行方を見―・う」 ⑥時機などをとりにがす。「絶好の機会を―・う」 ⑦縁を切る。消滅させる。排除する。源氏物語御法「深き心もなき人さへ罪を―・ひつべし」 ⑧殺す。源氏物語手習「鬼も何も食ひ―・ひてよ」 ○氏無くして玉の輿うじなくしてたまのこし 女は家柄が卑しくても、美貌で貴人の寵を得れば貴い地位になる。女は氏無うて玉の輿。 ⇒うじ【氏】

うし‐なべ【牛鍋】🔗🔉

うし‐なべ牛鍋(→)「ぎゅうなべ」に同じ。仮名垣魯文、安愚楽鍋「―食はねば開けぬ奴」

うしなわれた‐せだい【失われた世代】ウシナハレタ‥🔗🔉

うしなわれた‐せだい失われた世代ウシナハレタ‥ (Lost Generation)第一次大戦後に現れた一群の若いアメリカの作家たち。時代への幻滅から出発し、懐疑に傾く。ヘミングウェー・ドス=パソス・フィッツジェラルド・カミングスらを指す。アメリカの作家G.スタインが命名。 ○牛に汗すうしにあせす (→)汗牛充棟かんぎゅうじゅうとうに同じ。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「万巻の文車ふみぐるま、牛に汗して轟かし」 ⇒うし【牛】 ○牛に経文うしにきょうもん いくら説き聞かせても、何の効もないたとえ。(→)「馬の耳に念仏」と同義。 ⇒うし【牛】 ○牛に喰らわるうしにくらわる あざむかれる意。狂言、朝比奈「牛にくらはれ、閻魔王がゆくさきまでふがわるい」 ⇒うし【牛】 ○牛に対して琴を弾ずうしにたいしてことをだんず [祖庭事苑](魯国の公明儀が牛の前で高尚な趣の曲を琴で弾じたが、牛は素知らぬ顔で草を食べ続けていたという故事から)高尚なことを言っても志の低い者には理解されない。 ⇒うし【牛】 ○牛にひかれて善光寺参りうしにひかれてぜんこうじまいり (長野の善光寺の近くの不信強欲の老婆が、さらしておいた布を隣家の牛が角にかけて走ったのを追い、知らぬうちに善光寺に駆け込んで霊場であることを知り、後生を願うに至ったという伝説)ほかのことに誘われて偶然よい方に導かれるのにいう。 ⇒うし【牛】 ○牛にも馬にも踏まれずうしにもうまにもふまれず 子供が無事に成長して一人前になることにいう。浄瑠璃、椀久末松山「父親のましまさば、牛馬にも踏まれまい」 ⇒うし【牛】

広辞苑 ページ 1749