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○牛に経文うしにきょうもん🔗⭐🔉
○牛に経文うしにきょうもん
いくら説き聞かせても、何の効もないたとえ。(→)「馬の耳に念仏」と同義。
⇒うし【牛】
○牛に喰らわるうしにくらわる🔗⭐🔉
○牛に喰らわるうしにくらわる
あざむかれる意。狂言、朝比奈「牛にくらはれ、閻魔王がゆくさきまでふがわるい」
⇒うし【牛】
○牛に対して琴を弾ずうしにたいしてことをだんず🔗⭐🔉
○牛に対して琴を弾ずうしにたいしてことをだんず
[祖庭事苑](魯ろ国の公明儀が牛の前で高尚な趣の曲を琴で弾じたが、牛は素知らぬ顔で草を食べ続けていたという故事から)高尚なことを言っても志の低い者には理解されない。
⇒うし【牛】
○牛にひかれて善光寺参りうしにひかれてぜんこうじまいり🔗⭐🔉
○牛にひかれて善光寺参りうしにひかれてぜんこうじまいり
(長野の善光寺の近くの不信強欲の老婆が、さらしておいた布を隣家の牛が角にかけて走ったのを追い、知らぬうちに善光寺に駆け込んで霊場であることを知り、後生を願うに至ったという伝説)ほかのことに誘われて偶然よい方に導かれるのにいう。
⇒うし【牛】
○牛にも馬にも踏まれずうしにもうまにもふまれず🔗⭐🔉
○牛にも馬にも踏まれずうしにもうまにもふまれず
子供が無事に成長して一人前になることにいう。浄瑠璃、椀久末松山「父親のましまさば、牛馬にも踏まれまい」
⇒うし【牛】
うじ‐にんぎょう【宇治人形】ウヂ‥ギヤウ
江戸時代より宇治で作られる人形。茶の木を材料とし、刀法・彩色共に奈良人形に似、主に茶摘み女の形に作る。茶の木人形。
うし‐ぬすびと【牛盗人】
①牛を盗む賊。
②無口で動作の遅鈍な人をののしっていう語。御文章「たとひ―といはるるとも」
うしぬすびと【牛盗人】
狂言。法皇の牛車の牛が盗まれたので奉行が高札をたてる。訴人には望み通りのほうびが与えられるというので、牛盗人の子は父を訴え、ほうびに父の命を乞い、願いどおり許される。
うじ‐の‐あじろ‐の‐しょうじ【宇治網代障子】ウヂ‥シヤウ‥
清涼殿の東の広廂ひろびさしの北にあった衝立ついたて障子。その北面(裏)に、墨絵で宇治川の網代の絵を描いてあった。→荒海障子あらうみのそうじ
広辞苑 ページ 1750。