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ほとけ‐ぐち【仏口】🔗🔉

ほとけ‐ぐち仏口】 巫女みこが死霊を呼び寄せて語ること。→神口かみくち⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐ごころ【仏心】🔗🔉

ほとけ‐ごころ仏心】 ①さとり深く、ものに迷わない心。 ②慈悲深い心。なさけ心。人情本、春色辰巳園「鬼九郎は節分同前、―になるものを」 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐しょう【仏性】‥シヤウ🔗🔉

ほとけ‐しょう仏性‥シヤウ なさけぶかい性質。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「―に生れ付いたが彦介が病ぢやは」 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐だおし【仏倒し】‥ダフシ🔗🔉

ほとけ‐だおし仏倒し‥ダフシ 仏像を倒すように直立の姿勢のままで倒れること。ほとけころび。浄瑠璃、聖徳太子絵伝記「大事の手なれば堪り得ず、―にがつぱと臥す」 ⇒ほとけ【仏】 ○仏作って魂入れずほとけつくってたましいいれず 苦労して物事をほとんど達成しながら肝要の一事を欠くことのたとえ。 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐づくり【仏作り】🔗🔉

ほとけ‐づくり仏作り】 仏像をきざむ人。仏工。仏師。 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐づく・る【仏作る】🔗🔉

ほとけ‐づく・る仏作る】 〔自五〕 ①仏像を作る。 ②長い病気などで死相が現れる。

ほとけ‐なぶり【仏嬲り】🔗🔉

ほとけ‐なぶり仏嬲り】 信仰心からではなく、道楽半分に仏を供養すること。鶉衣「さはれ世にする事なき姑の―の朝起きに」 ⇒ほとけ【仏】 ○仏の顔も三度ほとけのかおもさんど いかに温和で慈悲ぶかい人でも、たびたび無法を加えられれば、しまいには怒り出す。地蔵の顔も三度。 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐の‐かがみ【仏の鏡】🔗🔉

ほとけ‐の‐かがみ仏の鏡】 盆の供物の一種。テングサなどの海草を煮て固めた食品。鏡いご。鏡てん。 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐の‐ごき【仏の御器】🔗🔉

ほとけ‐の‐ごき仏の御器】 (「金椀かなわん」に「叶わん」を掛けて)「かなわない」の意のしゃれ。浮世床「ここな亭主の口というたら、とつとかなはん、―ぢや」 ⇒ほとけ【仏】

ほとけ‐の‐ざ【仏の座】🔗🔉

ほとけ‐の‐ざ仏の座】 ①キク科のタビラコの別称。春の七草の一つ。〈[季]新年〉 ②シソ科の一年草または越年草。原野・路傍に自生。茎は柔軟で高さ25センチメートル。春、紫色の唇形花を輪状に付ける。ホトケノツヅレ。三階草。漢名、宝蓋草。 ほとけのざ ホトケノザ 撮影:関戸 勇 ⇒ほとけ【仏】

広辞苑 ページ 18205