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麻呂・麿】🔗🔉

麻呂・麿】 [一]〔代〕 (一人称。主として平安時代以降、上下・男女を通じて使われた)われ。わたくし。古事記「―が父」。源氏物語若紫「あな心う。―もおなじ人ぞ」 [二]〔接尾〕 人名の下に添えて用いる語。「人―」「田村―」。後には子供や動物の名の下に付けて用い、「丸」の字をあてるようになった。→丸まる[三]1 まろ・い

円い・丸い】🔗🔉

円い・丸い】 〔形〕[文]まろ・し(ク) ①円形である。まるい。徒然草「閑院殿の櫛形の穴は―・くふちもなくてぞありし」 ②かどだたない。おだやかである。 ③欠けた所がない。円満である。 まろうど

客・賓】マラウド🔗🔉

客・賓マラウド (マラヒトの転。稀に来る人の意。江戸初期までは清音)他から訪れて来た人。客。まれうど。まれびと。仁徳紀「高麗こまの―を朝みかどに饗へたまふ」 ⇒まろうど‐い【客居・賓居】 ⇒まろうど‐ざね【客実・賓実】 まろうど‐い

客居・賓居】マラウドヰ🔗🔉

客居・賓居マラウドヰ 客を通す座敷。客殿。いでい。源氏物語早蕨「例の―の方におはするにつけても」 ⇒まろうど【客・賓】 まろうど‐ざね

客実・賓実】マラウド‥🔗🔉

客実・賓実マラウド‥ 主たる客。正客。主賓。伊勢物語「うへにありける左中弁藤原の良近といふをなむ―にて」 ⇒まろうど【客・賓】 まろ‐がえ・る

転がへる】‥ガヘル🔗🔉

転がへる‥ガヘル 〔自四〕 まろぶ。くつがえる。享和本新撰字鏡「娑婆、久豆加戸留、又、万呂加戸留」 まろ‐がしら

丸頭】🔗🔉

丸頭】 髪を剃り落とした頭。坊主頭。転じて、僧侶。狭衣物語1「―のふと見ゆるは」 まろ‐か・す

丸かす・円かす】🔗🔉

丸かす・円かす】 〔他四〕 ①丸いかたまりにする。丸める。今昔物語集5「猿の子が大きさに―・して鷲に与へつ」 ②一つにまとめる。孝徳紀「天の下を混まろかし斉ひとしめて治めたまふ」 ③髪を剃って坊主にする。 まろが・す

広辞苑 ページ 18679