みみ‐ぐみ【耳組】 織物・ござ・むしろなどの耳を組みあげること。また、そのもの。好色一代男3「―の御座一枚」

ミミクリ【mimicry】 ^（→）擬態2に同じ。

みみ‐ぐるし・い【耳苦しい】 〔形〕[文]みみぐる・し(シク) 聞きぐるしい。聞くに堪えない。

みみけずり‐ばん【耳削り盤】_{‥ケヅリ‥} ^（→）「縁削_へりけずり盤」に同じ。

みみ‐ごうしゃ【耳巧者】_‥ガウ‥ 物事を聞き知るのが早くてたくみなこと。よく聞き分けること。また、その人。耳利き。好色一代女1「よろづ上京と下京の違ひありと―なる人の言へり」

みみ‐こすり【耳擦り】 ①ひとの耳元で小声にささやくこと。みみうち。 ②あてこすり。皮肉の言。好色一代女2「揚屋の男めが―いふは」

みみ‐ごと【耳言】 みみうち。耳語_じご。

みみ‐ざと・い【耳聡い】 〔形〕[文]みみざと・し(ク) ①聴覚が鋭い。 ②早耳である。 ③ものわかりが早い。

みみ‐ざわり【耳障り】_‥ザハリ 聞いていやな感じがすること。聞いて気にさわること。「―な話」「―な雑音」 ▷「―がよい」というのは誤用。

みみ‐しい【耳癈・聾】_‥シヒ 耳がきこえないこと。また、その人。〈倭名類聚鈔3〉 ○耳順う年_{みみしたがうとし} 60歳。→耳順_じじゅん ⇒みみ【耳】

みみ‐じるし【耳印】 共同牧場で、所属を明らかにするため、家畜の耳に入れる切れ目。なめ切り。

みみじろ‐ぜに【耳白銭】 ①文銭_ぶんせんの別称。 ②江戸で正徳（1711〜1716）年間に鋳造した銅銭。質を文銭に戻したもの。 ③寛永通宝のうち、一般に、耳白銭1・2のような良質の銅銭。

みみず【蚯蚓】 ミミズ綱（貧毛類）の環形動物の総称。釣餌。漢方生薬名を地竜_じりゅうといい、解熱・鎮痙・利尿・解毒薬。赤竜_{せきりゅう}。〈[季]夏〉。〈本草和名〉→貧毛類。 ⇒みみず‐がき【蚯蚓書】 ⇒みみず‐ばれ【蚯蚓脹れ】 ⇒蚯蚓鳴く ⇒蚯蚓のぬたくったよう