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もの‐ならい【物習い】‥ナラヒ🔗🔉

もの‐ならい物習い‥ナラヒ 物事をならうこと。学問すること。学問。公任集「三井寺に―に入り給ふとて」 ○物ならずものならず たいしたことではない。問題にならない。土佐日記「今は和泉国に来ぬれば、海賊―」。「箱根の山は天下の険、函谷関も―」 ⇒もの【物】

もの‐なら‐ず【物ならず】🔗🔉

もの‐なら‐ず物ならず⇒もの(物)(成句)

もの‐ならわし【物習わし】‥ナラハシ🔗🔉

もの‐ならわし物習わし‥ナラハシ 物事をならわせること。学問させること。古今和歌集「仲麿をもろこしに―に遣はしたりけるに」

もの‐なり【物成】🔗🔉

もの‐なり物成】 ①田畑から産出した農作物。 ②収穫の一部で納める年貢。取箇とりか。成箇なりか。本年貢。江戸時代には、小物成こものなり(雑税)に対して、特に本途ほんと物成(地租)を指した。 ③領主や家臣の禄高の基礎である1年の年貢米の収入高。

もの‐なれ【物馴れ】🔗🔉

もの‐なれ物馴れ】 物事に馴れていること。熟練すること。世故せこにたけていること。源氏物語横笛「あざれがましうすきずきしき気色などに―などもし侍らぬに」

もの‐な・れる【物馴れる】🔗🔉

もの‐な・れる物馴れる】 〔自下一〕[文]ものな・る(下二) ①物事に馴れて巧みになる。熟練する。世故せこにたける。「―・れた手さばき」 ②馴れ馴れしくする。源氏物語浮舟「―・れても、え申し出でず」 ○物に当たるものにあたる 物につき当たってうろうろする。あわてるさまにいう。源氏物語「殿の内の人、物にぞあたる」 ⇒もの【物】 ○物に掛かるものにかかる 何事にもうるさく口を出す。あれやこれやに手を出す。浮世草子、新可笑記「夫婦いさかひのことまでもあつかひにかかり…―を」 ⇒もの【物】

広辞苑 ページ 19572