複数辞典一括検索+
や🔗⭐🔉
や
①前舌面を硬口蓋に近づけて発する摩擦音の半母音〔j〕と母音〔a〕との結合した音節。〔ja〕
②平仮名「や」は「也」の草体。片仮名「ヤ」は「也」の草体の略体。
や【矢・箭】🔗⭐🔉
や【矢・箭】
①武具また狩猟の具。弓の弦つるにつがえて弾力によって射る。矢竹で矢柄(箆の)を作り、一端に鷲・鷹などの羽を矧はぎ(矢羽やばね)、矢筈やはずを付け、他端に鏃やじりを付けたもの。長さは12束そくを普通とし、長いものは15束から18束に至る。用途に応じて征矢そや・鏑矢かぶらや・的矢などがある。万葉集3「弓上ゆずえ振り起し射つる―を」
矢
②堅い材または石を割るのに用いるくさび。
③工具の名。ブローチ。
④紋所の名。矢の形を種々に組み合わせたもの。
矢
⇒矢でも鉄砲でも持って来い
⇒矢の如し
⇒矢の催促
⇒矢の使い
⇒矢も楯もたまらない
⇒矢を刺す
⇒矢を矧ぐ
⇒矢を向ける


や【屋・家】🔗⭐🔉
や【屋・家】
[一]〔名〕
①人の住むためにつくった建築物。いえ。家屋。住宅。〈倭名類聚鈔10〉
②屋根。「―の棟」
[二]〔接尾〕
①その職業の家またはその人を表す語。「花―」「八百―」
②家号や雅号、書斎に用いる語。「鈴屋すずのや」「播磨―」
③あなどりやからかいの気持をこめて人を呼ぶ語。
㋐性向を表す語に添え、そのような傾向の人である意を表す。「わからず―」「やかまし―」「がんばり―」
㋑仕事・分野を表す語に添え、そればかりを専門としている人の意を表す。「政治―」「技術―」
◇[一]1は「家」、[二]は「屋」を使うのが普通。[二]2には「舎」を使うこともある。
広辞苑 ページ 19672。