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①前舌面を硬口蓋に近づけて発する摩擦音の半母音〔j〕と母音〔a〕との結合した音節。〔ja〕 ②平仮名「や」は「也」の草体。片仮名「ヤ」は「也」の草体の略体。

や【八】🔗🔉

】 ①(ヤ(弥)と同源)数の名。やつ。やっつ。はち。万葉集13「―歳とせ」 ②⇒や(弥)

や【矢・箭】🔗🔉

矢・箭】 ①武具また狩猟の具。弓の弦つるにつがえて弾力によって射る。矢竹で矢柄(箆)を作り、一端に鷲・鷹などの羽を矧ぎ(矢羽やばね)、矢筈やはずを付け、他端に鏃やじりを付けたもの。長さは12束そくを普通とし、長いものは15束から18束に至る。用途に応じて征矢そや・鏑矢かぶらや・的矢などがある。万葉集3「弓上ゆずえ振り起し射つる―を」 矢 ②堅い材または石を割るのに用いるくさび。 ③工具の名。ブローチ。 ④紋所の名。矢の形を種々に組み合わせたもの。 矢 ⇒矢でも鉄砲でも持って来い ⇒矢の如し ⇒矢の催促 ⇒矢の使い ⇒矢も楯もたまらない ⇒矢を刺す ⇒矢を矧ぐ ⇒矢を向ける

や【谷】🔗🔉

】 低湿地。また、谷あいになった地形。地名に残る。「雑司ヶ谷ぞうしがや→やつ

や【屋・家】🔗🔉

屋・家】 [一]〔名〕 ①人の住むためにつくった建築物。いえ。家屋。住宅。〈倭名類聚鈔10〉 ②屋根。「―の棟」 [二]〔接尾〕 ①その職業の家またはその人を表す語。「花―」「八百―」 ②家号や雅号、書斎に用いる語。「鈴屋すずのや」「播磨―」 ③あなどりやからかいの気持をこめて人を呼ぶ語。 ㋐性向を表す語に添え、そのような傾向の人である意を表す。「わからず―」「やかまし―」「がんばり―」 ㋑仕事・分野を表す語に添え、そればかりを専門としている人の意を表す。「政治―」「技術―」 ◇[一]1は「家」、[二]は「屋」を使うのが普通。[二]2には「舎」を使うこともある。

広辞苑 ページ 19672