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うら‐やまし・い【羨ましい】🔗🔉

うら‐やまし・い羨ましい】 〔形〕[文]うらやま・し(シク) (「うら」は心、「やまし」は病む感じであるの意) ①他の様子を見て自分もそのようにありたいと思う気持である。伊勢物語「いとどしく過ぎゆく方の恋しきに―・しくもかへる波かな」。枕草子158「よき子ども持たる人、いみじう―・し」。「―・いカップル」 ②人の境遇・資質などが自分よりよいのを見てねたましい気持である。「暇な人が―・い」「―・い身分」

うら‐やまぶき【裏山吹】🔗🔉

うら‐やまぶき裏山吹】 襲かさねの色目。表は黄、裏は萌葱もえぎ。または、表は黄朽葉きくちば、裏は青。冬から春にかけて着用。

うら‐やみ【羨み】🔗🔉

うら‐やみ羨み】 うらやむこと。 ⇒うらやみ‐がお【羨み顔】

うらやみ‐がお【羨み顔】‥ガホ🔗🔉

うらやみ‐がお羨み顔‥ガホ うらやましそうな様子。源氏物語末摘花「橘の木の埋もれたる、御随身召して払はせ給ふ。―に松の木のおのれ起き返りて」 ⇒うら‐やみ【羨み】

うら‐や・む【羨む】🔗🔉

うら‐や・む羨む】 〔他五〕 (「心うら病む」の意) ①人の様子を見て、そのようにありたいと思う。古今和歌集「花をめで、鳥を―・み」 ②人の境遇・資質などが自分よりよいのを見てねたましく思う。ねたむ。推古紀「嫉妬うらやみねたむこと有ることなかれ」。「他人の幸福を―・む」

うら‐ゆき【裏行】🔗🔉

うら‐ゆき裏行(→)奥行おくゆきに同じ。日本永代蔵2「表口三十間、―六十五間を家蔵に立て続け」

うら‐よみ【裏読み】🔗🔉

うら‐よみ裏読み】 表面上の意味だけでなく、隠された意味を読むこと。

うらら【麗ら】🔗🔉

うらら麗ら(→)「うららか」に同じ。源氏物語胡蝶「春の日の―にさして行く舟は」。「春の―の隅田川」

うらら‐か【麗らか】🔗🔉

うらら‐か麗らか】 ①空が晴れて、日影の明るくおだやかなさま。多く春の日にいう。うらうら。うらら。〈[季]春〉。源氏物語橋姫「春の―なる日ざしに」。「―な日和」 ②声の明るくほがらかなさま。源氏物語胡蝶「鶯の―なる音に」 ③心のさわやかなさま。心のはればれしいさま。浜松中納言物語4「―にうちとけ給へば」

広辞苑 ページ 2000