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よ‐なん【余難】🔗🔉

よ‐なん余難】 そのほかの災難。また、後に残る難儀。

よ‐に【世に】🔗🔉

よ‐に世に】 〔副〕 ①非常に。まったく。ほんとうに。源氏物語真木柱「―怪しううちあはぬさまにのみむつかり給ふを」 ②(打消の語を伴って)決して。さらさら。後拾遺和歌集「―逢坂の関はゆるさじ」→世13 ○世に合うよにあう 時勢にめぐまれる。世に用いられる。時めく。源氏物語賢木「世にあひ花やかなる若人にて」 ⇒よ【世・代】 ○世に在りよにあり ①この世に生きている。この世に存在している。 ②世間で勢力があり、栄えている。時めいている。後拾遺和歌集「世に在る人はゆかしけれ」 ⇒よ【世・代】 ○世に入れられるよにいれられる 世間で認められる。 ⇒よ【世・代】 ○世に聞こえるよにきこえる 世間に知れわたる。評判になる。 ⇒よ【世・代】

よ‐にげ【夜逃げ】🔗🔉

よ‐にげ夜逃げ】 夜の間にこっそり逃げ去ること。事情があってそこに住んでいられず、夜の間にこっそり引き払って他に移ること。「家賃を払えず―する」 ○世に従うよにしたがう 社会の動きや習慣にさからわず生きる。徒然草「世に従はむ人、先づ機嫌を知るべし」 ⇒よ【世・代】 ○世に処するよにしょする 世間で生きてゆく。社会人として相応の態度・行動をとる。 ⇒よ【世・代】 ○世に知らずよにしらず 世間にたぐいがない。またとない。枕草子9「ふるひなき出でたりしこそ―をかしくあはれなりしか」 ⇒よ【世・代】 ○世に立つよにたつ 一人前の人間として世間に出る。また、出世する。 ⇒よ【世・代】 ○世に連れるよにつれる 世の中の変化とともに変わる。「歌は世につれ、世は歌につれ」 ⇒よ【世・代】 ○世に出るよにでる ①一人前となって世間で生活できるようになる。 ②有名になる。出世する。「作家として―」 ⇒よ【世・代】 ○世に問うよにとう 世の中にその評価を求める。野心的なものを公にする。「作品を―」 ⇒よ【世・代】 ○世に無しよになし ①世の中にない。この世にない。 ②世の中にくらべるものがない。この上なくすばらしい。源氏物語桐壺「世になく清らなる玉のをのこ御子」 ③世に用いられない。世間から無視されている。源氏物語蓬生「よになきふるめき人にて」 ⇒よ【世・代】

広辞苑 ページ 20332