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えまい【笑まひ】ヱマヒ🔗⭐🔉
えまい【笑まひ】ヱマヒ
①にこにこわらうこと。ほほえむこと。万葉集18「なでしこが花見るごとに少女らが―のにほひおもほゆるかも」
②花がひらくこと。永久百首「花の―のくちびるも見ず」
えま‐いしゃ【絵馬医者】ヱ‥🔗⭐🔉
えま‐いしゃ【絵馬医者】ヱ‥
(病家に赴く風をして、暇つぶしに社寺の絵馬を見歩くということから)はやらぬ医者。西鶴織留4「世間に―といふ事子細をたづねけるに」
えま・う【笑まふ】ヱマフ🔗⭐🔉
えま・う【笑まふ】ヱマフ
〔自四〕
(エムに接尾語フの付いた語)
①にこにこ笑う。ほほえむ。万葉集17「心には思ひほこりて―・ひつつ」
②転じて、花が開く。続日本後紀19「梅柳常よりことに敷栄え―・ひ開けて」
え‐まき【絵巻】ヱ‥🔗⭐🔉
え‐まき【絵巻】ヱ‥
巻物に絵を描き、繰り拡げてゆくことによって次々と変化する画面を鑑賞させるもの。内容は、経典の絵解き、作り物語、説話文学、高僧伝、社寺の縁起、儀式の記録など多種多様。多く画面に詞章を書き添え書体の美しさをも鑑賞。8〜9世紀に中国の画巻がかんの形にならい、10〜12世紀に独得の構成力を持つ絵巻芸術を創出。12世紀は黄金期で、源氏物語絵巻・信貴山縁起絵巻・伴大納言絵巻・鳥獣戯画などの傑作を残す。13〜14世紀には宗教的な教化の手段として寺社の縁起、高僧伝などの絵巻が多量に作られたが次第に形式化し、15世紀以降お伽草子に受け継がれた。古代・中世には多く「…絵」と称され、「絵巻」「絵巻物」の用語は近世に出現。
⇒えまき‐もの【絵巻物】
えま‐さいこう【江馬細香】‥カウ🔗⭐🔉
えま‐さいこう【江馬細香】‥カウ
江戸後期の漢詩人・画家。名は多保たお、号は湘夢。江馬蘭斎の長女。僧玉潾ぎょくりんに墨竹画を、頼山陽に漢詩を学ぶ。著「湘夢遺稿」。(1787〜1861)
⇒えま【江馬】
えま・し【笑まし】ヱマシ🔗⭐🔉
えま・し【笑まし】ヱマシ
〔形シク〕
自然に笑いが浮かぶさまである。見るからにほほえましい。源氏物語藤裏葉「見るに―・しく世の中忘るる心地ぞし給ふ」
広辞苑 ページ 2275。