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おの‐の‐たかむら【小野篁】ヲ‥🔗🔉

おの‐の‐たかむら小野篁ヲ‥ 平安前期の貴族・文人。参議岑守みねもりの子。遣唐副使に任命されたが、大使藤原常嗣の専横を怒って病と称して従わず、隠岐おきに流され、のち召還されて参議。博学で詩文に長じた。「令義解りょうのぎげ」を撰。野相公。野宰相。(802〜852) ⇒おの【小野】

おの‐の‐とうふう【小野道風】ヲ‥タウ‥🔗🔉

おの‐の‐とうふう小野道風ヲ‥タウ‥ (名は正しくはミチカゼとよむ)平安中期の書家。篁たかむらの孫。醍醐・朱雀・村上の三朝に歴仕。若くして書に秀で、和様の基礎を築く。藤原佐理すけまさ・藤原行成ゆきなりとともに三蹟と称される。真蹟として「屏風土代」「玉泉帖」などがあるが、信ずべき仮名の作品は未発見。(894〜966) ⇒おの【小野】

おの‐の‐みや【小野宮】ヲ‥🔗🔉

おの‐の‐みや小野宮ヲ‥ 京都大炊御門の南、烏丸の西にあった邸宅。もと惟喬これたか親王(小野宮)の邸宅。のち太政大臣藤原実頼が住んで小野宮大臣と呼ばれ、またその門流を小野宮家という。藤原実資さねすけ・公任きんとうら典礼故実に通じた人を輩出、有職故実の名家とされた。

おの‐の‐よしふる【小野好古】ヲ‥🔗🔉

おの‐の‐よしふる小野好古ヲ‥ 平安中期の貴族。道風の兄。武勇の誉れ高く、天慶の乱のとき山陽道追捕使ついぶしに任命されて藤原純友を追討、参議に至る。(884〜968) ⇒おの【小野】

おの‐は‐いっとうりゅう【小野派一刀流】ヲ‥タウリウ🔗🔉

おの‐は‐いっとうりゅう小野派一刀流ヲ‥タウリウ 剣術の一派。小野忠明を祖とする一刀流の流派。小野流。

おの‐はじめ【斧始め】ヲノ‥🔗🔉

おの‐はじめ斧始めヲノ‥ ①家を建造する時、はじめて材木に斧を入れること。この日、祝いをする。ちょうなはじめ。こづくりはじめ。 ②その年はじめて山に入り、木を伐り出す、新年の行事。〈[季]新年〉

お‐のぼり【御上り】🔗🔉

お‐のぼり御上り】 地方から都へ行くこと。また、その人。 ⇒おのぼり‐さん【御上りさん】

広辞苑 ページ 2930