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かき‐すく・む【書き竦む】🔗🔉

かき‐すく・む書き竦む】 〔他下二〕 のびやかでなくいじけた書きかたをする。源氏物語帚木「真名まんなを走り書きて、さるまじきどちの女文に、なかば過ぎて―・めたる」

かき‐すさ・ぶ【書き遊ぶ】🔗🔉

かき‐すさ・ぶ書き遊ぶ】 〔他四〕 (「かきすさむ」とも)興にまかせて書く。書き興じる。源氏物語紅葉賀「森の下草おひぬればなど―・びたるを」

かき‐すさ・む【掻き遊む】🔗🔉

かき‐すさ・む掻き遊む】 〔他四〕 慰みにかきまわす。枕草子181「火箸して灰など―・みて」

かき‐すて【書捨て】🔗🔉

かき‐すて書捨て】 ①書きっぱなしにしておくこと。 ②(→)「かきおき」に同じ。 ⇒かきすて‐ぶみ【書捨て文】

かき‐すて【掻き捨て】🔗🔉

かき‐すて掻き捨て】 恥をかいても気に留めず平気なこと。「旅の恥は―」

かきすて‐ぶみ【書捨て文】🔗🔉

かきすて‐ぶみ書捨て文】 ①書いたままでうち捨てておいた文。 ②返事を求めない、重要でない文。 ⇒かき‐すて【書捨て】

かき‐す・てる【書き捨てる】🔗🔉

かき‐す・てる書き捨てる】 〔他下一〕[文]かきす・つ(下二) ①書いたままうち捨てる。 ②なげやりに書く。

かき‐すま・す【書き澄ます】🔗🔉

かき‐すま・す書き澄ます】 〔他四〕 入念に書く。立派に書く。古今著聞集7「草の額、殊に―・しておぼえけるが」

かぎ‐ずみ【鉤墨】🔗🔉

かぎ‐ずみ鉤墨】 木材に墨つけするとき、ある線に直角に引いた線。

かき‐そ【柿衣】🔗🔉

かき‐そ柿衣】 渋染めの柿色の布子ぬのこ。江戸時代、酒屋の奉公人の仕着せ。

かき‐そ・う【掻き添ふ】‥ソフ🔗🔉

かき‐そ・う掻き添ふ‥ソフ [一]〔自四〕 寄り添う。今昔物語集23「中の御門に入りて柱に―・ひて立ちて」 [二]〔他下二〕 ①付き添わせる。 ②髪の毛などを手を添えてかきなでる。為忠百首「妹が髪いつゆるるかに―・へて見む」

かぎ‐そう【鍵層】🔗🔉

かぎ‐そう鍵層】 〔地〕離れた地域の間で、地層の同時期堆積を確かめる対比の作業に重要な層。同一の噴火によると見られる火山灰の層など。キーベッド。

広辞苑 ページ 3461