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かたくち‐いわし【片口鰯】🔗🔉

かたくち‐いわし片口鰯】 カタクチイワシ科の海産の硬骨魚。背部藍色、腹部は銀白色。幼魚を乾したものを「ごまめ」という。食用。またカツオ釣の餌として重要。日本各地の沿岸に分布。地方によって真鰯まいわしともいう。シコ。ヒシコ。セグロイワシ。 ⇒かた‐くち【片口】

かたくな【頑】🔗🔉

かたくな】 ①すなおでなく、ねじけているさま。偏屈。源氏物語桐壺「いとど人わろう―になり侍るも」。「―な老人」 ②融通のきかぬさま。片意地なさま。頑固。一徹。「そんなに―にならずに、受け取ってくれ」 ③愚鈍なさま。劣って見苦しいさま。源氏物語帚木「あやまちして、見ん人の―なる名をも立てつべきものなり」 ④教養がなく、また情趣を解さないさま。無風流。平家物語8「物いふことばつづきの―なることかぎりなし」

かたくな・し【頑し】🔗🔉

かたくな・し頑し】 〔形シク〕 ①頑固である。片意地が強い。源氏物語明石「いとどをこに―・しき入道の心ばへ」 ②愚かで見苦しい。栄華物語日蔭のかづら「すべて痴れ―・しきが無きなり」 ③無風流である。体裁が悪い。源氏物語少女「装束どものうちあはず―・しき姿などをも」 ○堅くなるかたくなる 緊張のため、その場に応じた考え・動きができなくなる。「決勝戦で―」 ⇒かた・い【堅い・固い・硬い・難い】

かたくなわ・し【頑はし】カタクナハシ🔗🔉

かたくなわ・し頑はしカタクナハシ 〔形シク〕 (→)「かたくなし」に同じ。

かた‐くび【肩首】🔗🔉

かた‐くび肩首】 ①肩と首。 ②(→)「かたぐるま」に同じ。

かた‐くま【肩くま】🔗🔉

かた‐くま肩くま】 かたぐるま。「かたぐるま(肩車)」の約とも「かたこま(肩駒)」の転ともいう。好色一代男8「傘さしかけて―にのせたる娘も」

かた‐くも【片雲】🔗🔉

かた‐くも片雲】 一片の雲。ちぎれ雲。へんうん。

広辞苑 ページ 3806