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かたわら‐おとり【傍ら劣り】カタハラ‥🔗🔉

かたわら‐おとり傍ら劣りカタハラ‥ くらべると、片方が劣ってみえること。宇津保物語蔵開上「さては思ほえずかし―も」 ⇒かた‐わら【傍ら】

かたわら‐がお【傍ら顔】カタハラガホ🔗🔉

かたわら‐がお傍ら顔カタハラガホ 横顔。片顔。宇津保物語楼上上「―の透きて見え給へるやうだい」 ⇒かた‐わら【傍ら】

かたわら‐ぐる・し【傍ら苦し】カタハラ‥🔗🔉

かたわら‐ぐる・し傍ら苦しカタハラ‥ 〔形シク〕 傍らから見て心苦しい。気の毒である。栄華物語松下枝「いかに聞き給ふらむ―・しげなり」

かたわら‐さび・し【傍ら寂し】カタハラ‥🔗🔉

かたわら‐さび・し傍ら寂しカタハラ‥ 〔形シク〕 独り寝で、寄りそうものがなく寂しい。源氏物語蓬生「―・しく物悲しくおぼさる」

かたわら‐ざま【傍ら方】カタハラ‥🔗🔉

かたわら‐ざま傍ら方カタハラ‥ 傍らの方。わきの方。そば。今昔物語集23「俄かに―に急ぎて寄りたれば」 ⇒かた‐わら【傍ら】

かたわら‐な・し【傍ら無し】カタハラ‥🔗🔉

かたわら‐な・し傍ら無しカタハラ‥ 〔形ク〕 並ぶものなくすぐれている。源氏物語若菜上「人がらも―・きやうにものし給ふにも」 ○傍らに人無きが若しかたわらにひとなきがごとし [史記刺客伝、荊軻]傍らに誰もいないかのようである。わがままに振る舞うさまをいう。傍若無人ぼうじゃくぶじん⇒かた‐わら【傍ら】

かたわら‐ぶし【傍ら臥し】カタハラ‥🔗🔉

かたわら‐ぶし傍ら臥しカタハラ‥ 横になって臥すこと。添い臥し。為忠百首「―は直らざらまし」 ⇒かた‐わら【傍ら】

広辞苑 ページ 3857