複数辞典一括検索+

から【枯】🔗🔉

から(→)「かれ(枯)」に同じ。複合語に用いられる。「―野」「―山」

から【殻・骸】🔗🔉

から殻・骸】 ①外部をおおっている固いもの。外皮。比喩的に、自分を外界からへだてるもの。また、その内的世界。徒然草「豆の―を焚きて」。「卵の―」「自分の―に閉じこもる」 ②内部の空虚となった外皮。あきがら。もぬけのから。ぬけがら。古今和歌集物名「空蝉うつせみの―は木ごとにとどむれど」。「弁当の―」 ③魂の去った身。なきがら。むくろ。死骸。源氏物語夕顔「ただ今の―を見では、またいつの世にかありし形をも見む」 ④豆腐の滓かす。おから。 ⇒殻を破る

から【涸・乾】🔗🔉

から涸・乾(→)「かれ(涸)」に同じ。複合語に用いられる。「―井」「―咳」

から【幹・柄】🔗🔉

から幹・柄】 (「殻から」と同源) ①木のみき。草の茎。万葉集11「わが屋戸の穂蓼ほたで古―つみ生おおし」 ②矢の箆。 ③器物の柄。〈倭名類聚鈔16〉 ④柄のある器物を数える語。狂言、宝の槌「それならば鉄砲を百―」

から【韓・唐・漢】🔗🔉

から韓・唐・漢】 ①(朝鮮南部の古国の名に基づく)朝鮮の古称。万葉集16「―国の虎とふ神を生取いけどりに」 ②中国の古称。また中国から渡来の物事に添えていう語。源氏物語「あはれなるふる事ども、―のも大和のも書きけがしつつ」。「―物」「―歌」 ③転じて、ひろく外国の称。また、外国から渡来の物事に添えていう語。徒然草「―の大和の、珍しくえならぬ調度ども」。「―犬」 ④唐織の略。源氏物語花宴「桜の―の綺の御直衣」 ⇒唐へ投銀

から【加羅】🔗🔉

から加羅(→)伽耶かやに同じ。

広辞苑 ページ 4176