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くせ‐もの【曲者】🔗🔉

くせ‐もの曲者】 ①ひとくせある人物。変り者。変人。徒然草「世を軽く思ひたる―にて、万よろず自由にして、大方、人に従ふといふ事なし」 ②異常な能力をそなえた人間。平家物語7「光盛こそ奇異の―くんでうつて候へ」 ③妙手。やり手。申楽談儀「…と一声に移りし、―なり。胡銅ことうの物を見るやうなりしなり」 ④えたいの知れないもの。用心すべきもの。閑吟集「げに恋は―、―かな」。「あのしとやかさが―だ」 ⑤ばけもの。怪物。御伽草子、鉢かづき「いただきたる鉢を…取るべきやうもなし。これを人々御覧じて、いかなる―ぞやとて笑ひける」 ⑥あやしい者。不審な者。御伽草子、唐糸草子「我君の御命をねらひ奉る―なり」

くせものがたり【癇癖談】🔗🔉

くせものがたり癇癖談】 滑稽本。上田秋成作。2巻2冊。1791年(寛政3)成立か。1822年(文政5)刊。書名・形式・文章とも伊勢物語を模倣。

クセルクセス【Xerxēs】🔗🔉

クセルクセスXerxēs】 (1世)ペルシアの王。ダレイオス1世の子。前480年ギリシアに遠征、サラミスの海戦で大敗して帰国。のち暗殺。(在位前486〜前465)( 〜前465)

く‐せん【苦戦】🔗🔉

く‐せん苦戦】 相手が手ごわくて苦しい戦いをすること。「―を強いられる」

く‐ぜん【口宣】🔗🔉

く‐ぜん口宣】 (口ずから宣らす勅命の意)職事しきじ(蔵人頭くろうどのとう)が叙位・任官などの勅命を上卿しょうけいに伝えること。また、その時に発せられる文書。元来職事のメモであって文書となるべきものではないので、口宣案と称した。料紙は宿紙しゅくしを用いる。

ぐ‐せん【供饌】🔗🔉

ぐ‐せん供饌】 神饌をそなえること。

ぐ‐せん【具瞻】🔗🔉

ぐ‐せん具瞻】 衆人が共に仰ぎ見ること。

くせん‐てい【駆潜艇】🔗🔉

くせん‐てい駆潜艇】 爆雷・魚雷などで敵の潜水艦を駆逐する小型軍艦。

広辞苑 ページ 5627