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くち‐あら【口荒】🔗🔉

くち‐あら口荒】 物言いの乱暴なこと。平治物語「酒に酔ひぬれば、少し―なる者なり」

くち‐あらそい【口争い】‥アラソヒ🔗🔉

くち‐あらそい口争い‥アラソヒ 言いあらそうこと。口論。

くち・い🔗🔉

くち・い 〔形〕 満腹である。「腹が―・くなる」

くち‐い・る【口入る】🔗🔉

くち‐い・る口入る】 〔自下二〕 ①口添えをする。源氏物語常夏「ねんごろに―・れかへさひ給むにこそは」 ②世話をする。使用人の周旋や縁談の仲介などをする。蜻蛉日記「この事に―・れたる人と乗せてやりつ」

くち‐いれ【口入れ】🔗🔉

くち‐いれ口入れ】 ①口添え。間に入って世話をやくこと。とりもつこと。正法眼蔵随聞記6「何が故に我人と争ふに―せざる」。饗庭篁村、当世商人気質「女髪結のおつがを―にして掛合ひしに」 ②取引や金銭の貸借の仲介をすること。また、その人。仲人。浄瑠璃、心中重井筒「つまづま合はせる弁舌に―喰うた顔付にて」 ③奉公人などの世話をすること。周旋。また、それを業とする人。桂庵けいあん⇒くちいれ‐にん【口入れ人】 ⇒くちいれ‐や【口入れ屋】

くちいれ‐にん【口入れ人】🔗🔉

くちいれ‐にん口入れ人】 ①仲介をする人。 ②奉公人などを周旋する人。 ⇒くち‐いれ【口入れ】

くちいれ‐や【口入れ屋】🔗🔉

くちいれ‐や口入れ屋】 口入れを業とする人。 ⇒くち‐いれ【口入れ】

くち‐うた【口歌・口唄】🔗🔉

くち‐うた口歌・口唄】 楽器の伴奏なしに口だけで歌を歌うこと。

くち‐うつし【口写し】🔗🔉

くち‐うつし口写し】 ある人の口調をそっくりそのままに言うこと。日葡辞書「クチウツシニモノヲイウ」。「まるで師匠の―だ」

くち‐うつし【口移し】🔗🔉

くち‐うつし口移し】 ①口頭で伝えること。口伝え。 ②飲食物を自分の口から直接相手の口へ移し入れること。

くち‐うら【口占・口裏】🔗🔉

くち‐うら口占・口裏】 ①人の言葉を聞いて吉凶を占うこと。源平盛衰記27「源氏追討の宣命に、源繁昌の―ありけりとぞ」 ②(多く「口裏」と書く)口ぶりで、その人の心中を察すること。また、言葉や言い方に隠されているもの。梅暦「とはず語りの―もあぢなせりふに」。「―を引く」 ⇒口裏を合わせる ○口裏を合わせるくちうらをあわせる (互いに裏の事情を知っていて)二人が言うことを一致させる。 ⇒くち‐うら【口占・口裏】

広辞苑 ページ 5651