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けぶり【煙・烟】🔗🔉

けぶり煙・烟】 (「けむり」の古形) ①火をたく時、立ちのぼる気。倭名類聚鈔12「烟、介布利」 ②かすみたなびいて、煙のように見えるもの。霞・靄もやなど。万葉集1「国原は―立ち立つ」 ③火葬の煙。徒然草「鳥部山の―、立ち去らでのみ」 ④炊煙。源氏物語蓬生「―絶えてあはれにいみじきこと多かり」 ⇒けぶり‐くらべ【煙競べ】 ⇒けぶり‐の‐なみ【煙の波】

け‐ぶり【気振り】🔗🔉

け‐ぶり気振り】 そぶり。様子。けはい。「―にも見せない」

けぶり‐くらべ【煙競べ】🔗🔉

けぶり‐くらべ煙競べ】 (思いの火から立つ煙の意)思い焦がれる深さをくらべあうこと。源氏物語柏木「思ひ乱るる―に」 ⇒けぶり【煙・烟】

けぶり‐の‐なみ【煙の波】🔗🔉

けぶり‐の‐なみ煙の波】 遠くに煙のようにかすんで見える波。また、立ちかさなって波のように見える煙。栄華物語浦々別「雲の浪―を立ち隔て」 ⇒けぶり【煙・烟】

けぶ・る【煙る・烟る】🔗🔉

けぶ・る煙る・烟る】 〔自五〕 (「けむる」の古形) ①けむりが立つ。くすぶる。末広鉄腸、雪中梅「御飯ごぜんを焚たいて居て余り―・りましたから」 ②ぼうっと薄くかすんで見える。源氏物語柏木「御前の木立いたう―・りて」 ③美しくにおやかに見える。源氏物語若紫「眉のわたりうち―・り」 ④火葬に付される。和泉式部続集「―・りにし人を桶火おけびの灰によそへて」

ケプロン【Horace Capron】🔗🔉

ケプロンHorace Capron】 アメリカの農政家。農務局長。1871年(明治4)日本政府の懇請により開拓使教師頭取兼顧問として来日、北海道開拓の基礎を確立した。(1804〜1885)

げ‐ぶん【外文】🔗🔉

げ‐ぶん外文】 外印げいんを捺した文書。げぶみ。↔内文

ケベード【Francisco Gómez de Quevedo】🔗🔉

ケベードFrancisco Gómez de Quevedo】 スペインの作家。代表作はピカレスク小説「大悪党」。(1580〜1645)

広辞苑 ページ 6260