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いえ‐ばえ【家蠅】イヘバヘ🔗🔉

いえ‐ばえ家蠅イヘバヘ イエバエ科のハエ。普通に人家にいる黒褐色のハエ。体長約7ミリメートル。幼虫はいわゆる蛆うじで、ごみためや堆肥などに発生する。伝染病(赤痢・チフスなど)を媒介。全世界に分布。 イエバエ 撮影:海野和男

いえば‐え‐に【言へば得に】イヘ‥🔗🔉

いえば‐え‐に言へば得にイヘ‥ (ニは打消の助動詞)口に出して言おうとしても言えないで。伊勢物語「―いはねば胸にさわがれて」

いえば‐さらなり【言へば更なり】イヘ‥🔗🔉

いえば‐さらなり言へば更なりイヘ‥ 今さら言うまでもない。源氏物語薄雲「つらつき・まみのかをれるほどなど―」

いえ‐ばち【家蜂】イヘ‥🔗🔉

いえ‐ばち家蜂イヘ‥ 養蜂家が蜜をとるために飼っている蜜蜂。

いえ‐ばと【家鳩】イヘ‥🔗🔉

いえ‐ばと家鳩イヘ‥ カワラバトを家禽かきん化したもの。伝書鳩はその改良種。人家・社寺などに多い。どばと。源氏物語夕顔「竹の中に―といふ鳥の、ふつつかに鳴くをきき給ひて」 イエバト 撮影:小宮輝之 ○言えば世の常いえばよのつね 言葉にすれば、ありふれた表現になってしまうこと。言うも世の常。枕草子142「掻練かいねりのつや、下襲したがさねなどの乱れあひて、…いでさらに、―なり」 ⇒い・う【言う・云う・謂う】

いえ‐びと【家人】イヘ‥🔗🔉

いえ‐びと家人イヘ‥ ①一家内の人。家族。万葉集15「―は帰りはや来といはひ島」 ②(「家人けにん」を訓読したものか) ⇒けにん1。万葉集11「―は道もしみみに通へども」 ③(平安時代以後)貴人の家などに仕える人。また、貴人の家に出入りする人。宇津保物語祭使「―随身わらは見失ひつらむものを」。源氏物語順集「―の詩つくり歌よむあまた侍り」

いえ‐べつ【家別】イヘ‥🔗🔉

いえ‐べつ家別イヘ‥ ①家ごと。 ②家ごとに納める税。戸別。〈日葡辞書〉

いえ‐ぼり【家彫】イヘ‥🔗🔉

いえ‐ぼり家彫イヘ‥ 後藤祐乗ゆうじょう一門の金工が彫った小道具や鐔つばなどの総称。将軍家・大名の正式の拵こしらえには必ずこれを用いた。後藤彫。↔町彫まちぼり ○家貧しくして孝子顕わるいえまずしくしてこうしあらわる [宝鑑] ①恵まれた家では子供が親孝行でも目立たないが、貧乏であるとその孝行がはっきりとわかる。 ②貧しい家には孝行な子が出て家を助ける。転じて、逆境にある時それを助ける者が現れる。 ⇒いえ【家】

広辞苑 ページ 889