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笏】🔗🔉

】 (字音コツが「骨」に通うのを忌み、長さがほぼ1尺であるところからシャクと呼んだという)束帯着用の際、右手に持って威儀を整えた板片。唐制の手板しゅはんにならう。もとは裏に紙片を貼り、備忘のため儀式次第などを書き記した。今日では衣冠・狩衣・浄衣などにも用いる。令制では五位以上は牙笏げしゃくと規定されたが、延喜式では白木が許容され、以後礼服以外はすべて一位いちい・柊ひいらぎ・桜・榊さかき・杉などの木製となった。長さ1尺3〜5寸、幅上2寸2〜3分、下1寸5分、厚さ2〜3分。さく。〈倭名類聚鈔14→束帯(図) しゃく

酌】🔗🔉

】 ①酒を杯につぐこと。また、酒をついで飲むこと。「お―をする」 ②酒を杯につぐ人。特に、酒をつぐのを職業とする女性。 ⇒酌を取る しゃく

釈】🔗🔉

】 ①文意を解きあかすこと。注釈。 ②講釈または講釈師の略。 ③〔仏〕 ㋐釈迦牟尼しゃかむにの略。 ㋑釈迦の弟子であることを表すために、僧侶が姓として用いる語。「―道安」 ㋒浄土真宗で、死者の法名の上につける語。 しゃく

釈】🔗🔉

】 姓氏の一つ。 ⇒しゃく‐そうえん【釈宗演】 しゃく

錫】🔗🔉

】 ①すず。また、あかがね。赤銅しゃくどう。 ②錫杖しゃくじょうの略。「―を引く」 ⇒錫を飛ばす しゃく

爵】🔗🔉

】 ①中国古代の青銅器の一種。3本足の酒器で、祭礼に用いた。殷周代に盛行。さかずき。 爵 ②中国の諸侯または臣僚の世襲的身分を表す称号。戦国時代に春秋の諸侯を公・侯・伯・子・男の五等とし、晋以降、清末まで臣僚に五等爵を授けた。 ③明治憲法下で、勅旨によって授与された栄典の一種。華族・朝鮮貴族の世襲的階級で、公・侯・伯・子・男の五等。→華族2 しゃく

癪】🔗🔉

】 ①種々の病気によって胸部・腹部に起こる激痛の通俗的総称。さしこみ。浄瑠璃、傾城反魂香「常が―持ちぶらぶらとはしながら」 ②腹立ち。いかり。「―の種」 ③腹の立つようなことばやことがら。梅暦「そつちはどうもそう―をいふから」。「―な雨だ」 ⇒癪に障る し‐やく

広辞苑 ページ 9123