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え【重】ヘ🔗⭐🔉
え【重】ヘ
〔接尾〕
かさね。かさなり。「七―八―」「十―二十―はたえ」
おも‐あど【重あど・主あど】🔗⭐🔉
おも‐あど【重あど・主あど】
狂言のアドの役のうち特に重要なもの。オモ。
おも・い【重い】🔗⭐🔉
おも・い【重い】
〔形〕[文]おも・し(ク)
①目方が多い。また、動かすのに大きな力を必要とする。万葉集5「ますますも―・き馬荷にうは荷打つといふ事のごと」。「―・い荷を背負う」「ハンドルが―・い」
②貴い。重要だ。源氏物語賢木「やむごとなく―・き御後見とおぼして」。「―・い地位」「―・い責任」「事件を―・く見る」
③物事の程度が、はなはだしい。竹取物語「風いと―・き人にて」。源氏物語末摘花「かのなでしこはえ尋ね知らぬを―・き功に御心のうちにおぼしいづ」。日葡辞書「ヲモイトガ」。「―・い病気」
④挙動・性質などが、落ち着いている。動きがゆっくりしている。軽率でない。源氏物語夕顔「物深く―・き方はおくれてひたぶるに若びたるものから」。「口が―・い」
⑤気持が浮き立たない。「気が―・い」「悩み事で頭が―・い」
↔軽い
⇒重きをおく
⇒重きをなす
おもおも‐し・い【重重しい】🔗⭐🔉
おもおも‐し・い【重重しい】
〔形〕[文]おもおも・し(シク)
①身分や地位が高い。源氏物語蛍「かく―・しきほどに、よろづのどやかに思ししづめたる御有様」
②おもだっている。有力である。源氏物語若菜上「この御後見うしろみどもの中に―・しき御乳母めのとの兄しょうと」
③重大である。おごそかである。源氏物語宿木「御心おきて、なほことに―・しう思ひ出でられ給ふ」
④おちついている。堂々としている。源氏物語柏木「いとすくよかに、―・しう、ををしきけはひ」。「―・い口調」「―・い足取り」
○重きをおくおもきをおく🔗⭐🔉
○重きをおくおもきをおく
重視する。
⇒おも・い【重い】
○重きをなすおもきをなす🔗⭐🔉
○重きをなすおもきをなす
重んじられている。
⇒おも・い【重い】
おも‐くさ【面瘡】
顔面にできるかさ。にきび・そばかすの類。好色一代男2「目のうち涼しく、―繁く見えて」
おもく・す【重くす】
〔他サ変〕
「おもんず」に同じ。源氏物語絵合「才学といふもの、世にいと―・するものなればにやあらん」
おも‐くるし・い【重苦しい】
〔形〕[文]おもくる・し(シク)
押さえつけられるようである。息苦しい。気分がふさぐ。「―・い雰囲気」
おも‐く・れる【重くれる】
〔自下一〕
おもたそうである。おもくるしそうである。くどくどしい。好色一代女2「常なる着物の下がへに綿を含ませ、其姿―・れて」
おも‐くろ・い【面黒い】
〔形〕
①「面白い」をたわむれに反対に言ったもので、「面白い」と同意。東海道中膝栗毛初「こいつ―・いと、かのげたをはきて」
②近世、「面白くない」をしゃれて言ったもの。つまらない。
おも‐くろし・い【重くろしい】
〔形〕
「おもくるしい」に同じ。(主として明治期に用いた語)
おも‐げぎょ【本懸魚】
〔建〕破風はふの拝おがみの下にある懸魚。↔降懸魚くだりげぎょ
おも‐ご
(オモヒゴ(思子)の約か。滋賀・三重県で)大事な子。賢い子。
おもご‐けい【面河渓】
愛媛県中部、石鎚山南麓の面河川にある渓谷。紅葉の名勝。
面河渓
撮影:佐藤 尚
おも‐さ【重さ】
①おもいこと。また、その程度。
②(weight)地球上の物体に働く重力1の大きさ。物体の質量と重力加速度との積に等しい。重量。目方。
おも‐ざし【面差し】
かおだち。かおつき。顔のようす。面相。浄瑠璃、吉野都女楠「見れば―顔のかかり、…我が子の小山田太郎高家に似たり」
おもし【重し・重石】
①物をおさえるのに用いるもの。おし。「漬物の―」
②人を制し鎮める威力。貫禄。源氏物語賢木「世の―とものし給へるおとどの」
③秤はかりのおもり。
おも・し【重し】
〔形ク〕
⇒おもい
お‐もしゃ・る
〔他四〕
(オ申シアルの転)おっしゃる。仰せられる。
おも‐し・る【面知る】
〔自四〕
顔を見知る。万葉集12「―・る君が見えぬこの頃」
おも‐しろ【面白】
(形容詞語幹)おもしろいこと。古語拾遺「あはれ、あな―、あなたのし、あなさやけ」
⇒おもしろ‐さ【面白さ】
⇒おもしろ‐ずく【面白尽】
⇒おもしろ‐はんぶん【面白半分】
⇒おもしろ‐み【面白み】
おも‐しろ・い【面白い】
〔形〕[文]おもしろ・し(ク)
(一説に、目の前が明るくなる感じを表すのが原義で、もと、美しい景色を形容する語)目の前が広々とひらける感じ。
①気持が晴れるようだ。愉快である。楽しい。伊勢物語「その沢にかきつばた―・く咲きたり」。源氏物語紅葉賀「入りがたの日影さやかにさしたるに、楽の声まさり、物の―・き程に」。「毎日―・く暮らす」「―・いようによく売れる」
②心をひかれるさまである。興趣がある。また、趣向がこらされている。宇津保物語俊蔭「対策の文ども―・く興ありて」。類聚名義抄「風流、オモシロシ」。「その考え方は―・い」
③一風変わっている。滑稽だ。おかしい。狂言、猿座頭「『そなたはなんとした事に花をかがうとはおしやらしますぞ』『わごりよは―・い事を不審さします』」。「―・いことを言って人を笑わせる」
④(主に打消の語を伴って使われる)思うとおりで好ましい。「―・くない事態になった」
おもしろ‐おかし・い【面白可笑しい】‥ヲカシイ
〔形〕[文]おもしろをか・し(シク)
いかにも面白い。好色五人女3「―・しきかへり事をして」
おもしろ‐が・る【面白がる】
〔自五〕
面白いと思う。おかしがる。
おもしろ‐さ【面白さ】
おもしろいこと。また、その程度。源氏物語紅葉賀「これらに―の尽きにければ」
⇒おも‐しろ【面白】
おも‐しろ・し【面白し】
〔形ク〕
⇒おもしろい
おもしろ‐ずく【面白尽】‥ヅク
おもしろさにまかせてすること。
⇒おも‐しろ【面白】
おもしろ‐はんぶん【面白半分】
半分はふざけた気分で、真面目ではないこと。なかば面白がっていること。
⇒おも‐しろ【面白】
おもしろ‐み【面白み】
おもしろいこと。興味。おもむき。
⇒おも‐しろ【面白】
おも‐ずら【羈】‥ヅラ
馬具の一種。轡くつわをかませず、馬の頭部にかけて用いる麻または鋂くさりの緒。
おもた・い【重たい】
〔形〕[文]おもた・し(ク)
①目方や量が多すぎて負担となる感じである。「布団が―・い」「腹に―・い食事」
②はればれしない。「気分が―・い」
おも‐だか【沢瀉・面高】
①オモダカ科の多年草。水田・池沼に自生。葉面に隆起した模様があるからオモダカという。30〜60センチメートルの長柄のある葉を出し、夏、白色3弁の花を長い花穂に多数つける。食用のクワイはこの変種。ハナグワイ。なまい。〈[季]夏〉。本草和名「沢藛、和名奈末為一名於毛多加」
おもだか
オモダカ
提供:OPO
②文様・紋所の名。オモダカの葉や花を図案化したもの。立たて沢瀉・抱だき沢瀉など。平家物語9「―を一しほ摺つたる直垂に」
沢瀉
③オモダカの葉の形をした鏃やじり。
④源氏八領の鎧よろいの一つ。つくりが沢瀉縅おどしであることからの名。平治物語「―とて、沢おどしにしたる重代のよろひに」
⇒おもだか‐おどし【沢瀉縅】
⇒おもだか‐くわい【沢瀉慈姑】
⇒おもだか‐ずり【沢瀉摺】
おもだか【沢瀉】
姓氏の一つ。
⇒おもだか‐ひさたか【沢瀉久孝】
おも‐だか【面高】
細面で目鼻立ちが高く見える顔つき。
おもだか‐おどし【沢瀉縅】‥ヲドシ
鎧よろいの縅の一種。種々の色糸を用い、上狭く下広くオモダカの葉の形におどしたもの。萌葱沢瀉・紫沢瀉など。
⇒おも‐だか【沢瀉・面高】
おもだか‐くわい【沢瀉慈姑】‥クワヰ
オモダカの球茎。食用。吹田すいたぐわい。
⇒おも‐だか【沢瀉・面高】
おもだか‐ずり【沢瀉摺】
布にオモダカの形を摺って文様としたもの。
⇒おも‐だか【沢瀉・面高】
おもだか‐ひさたか【沢瀉久孝】
国文学者。伊勢市生れ。京大教授。上代文学、特に万葉集の研究に業績を残す。主著「万葉集注釈」。(1890〜1968)
⇒おもだか【沢瀉】
おもた‐げ【思た気】
(オモウタゲの約)思った様子。心配そうな様子。狂言、靱猿「―もなくお寝よる殿御よ」
お‐もたせ【御持たせ】
人が手ずから持ってきた贈物。おみやげ。多く、持参のものをすぐにその客へ出す場合にいう。おもたせもの。「―で失礼ですが」
おも‐ただ・し
〔形シク〕
(オモダタシの転か)立派である。椿説弓張月続編「―・しく回答いらへしかば」
おも‐だた・し【面立たし】
〔形シク〕
(おもてを起こす意)名誉なことである。枕草子24「祭の使などに出でたるも、―・しからずやはある」↔おもなし
おも‐だち【面立ち】
顔つき。かおだち。おもざし。
おも‐だ・つ【重立つ・主立つ】
〔自五〕
主要である。中心となる。「―・った面々」
おも‐だて【面立て】
(→)「おもだち」に同じ。
おもた‐まし【重た増し】
体重の重い人をのせた時、かごの乗賃を増すこと。傾城買四十八手「でくでくとふとつて、かごやに―を取られようといふかつかう」
おも‐た・る【面足る】
〔自四〕
顔がうるわしくととのう。
お‐もちづつ‐がしら【御持筒頭】
江戸幕府の職名。鉄砲隊の長で、戦時には与力・同心を率い、将軍を護衛した。
お‐もちゃ【玩具】
(「お玩もちあそび」から)
①子供が持って遊ぶ道具。がんぐ。尾崎紅葉、茶碗割「子供衆に―をと言つて包んで遣る」。「―をあてがう」「―箱」
②ただ楽しむためだけの、なぐさみもの。
⇒玩具にする
⇒玩具箱をひっくり返したよう
おも‐さ【重さ】
①おもいこと。また、その程度。
②(weight)地球上の物体に働く重力1の大きさ。物体の質量と重力加速度との積に等しい。重量。目方。
おも‐ざし【面差し】
かおだち。かおつき。顔のようす。面相。浄瑠璃、吉野都女楠「見れば―顔のかかり、…我が子の小山田太郎高家に似たり」
おもし【重し・重石】
①物をおさえるのに用いるもの。おし。「漬物の―」
②人を制し鎮める威力。貫禄。源氏物語賢木「世の―とものし給へるおとどの」
③秤はかりのおもり。
おも・し【重し】
〔形ク〕
⇒おもい
お‐もしゃ・る
〔他四〕
(オ申シアルの転)おっしゃる。仰せられる。
おも‐し・る【面知る】
〔自四〕
顔を見知る。万葉集12「―・る君が見えぬこの頃」
おも‐しろ【面白】
(形容詞語幹)おもしろいこと。古語拾遺「あはれ、あな―、あなたのし、あなさやけ」
⇒おもしろ‐さ【面白さ】
⇒おもしろ‐ずく【面白尽】
⇒おもしろ‐はんぶん【面白半分】
⇒おもしろ‐み【面白み】
おも‐しろ・い【面白い】
〔形〕[文]おもしろ・し(ク)
(一説に、目の前が明るくなる感じを表すのが原義で、もと、美しい景色を形容する語)目の前が広々とひらける感じ。
①気持が晴れるようだ。愉快である。楽しい。伊勢物語「その沢にかきつばた―・く咲きたり」。源氏物語紅葉賀「入りがたの日影さやかにさしたるに、楽の声まさり、物の―・き程に」。「毎日―・く暮らす」「―・いようによく売れる」
②心をひかれるさまである。興趣がある。また、趣向がこらされている。宇津保物語俊蔭「対策の文ども―・く興ありて」。類聚名義抄「風流、オモシロシ」。「その考え方は―・い」
③一風変わっている。滑稽だ。おかしい。狂言、猿座頭「『そなたはなんとした事に花をかがうとはおしやらしますぞ』『わごりよは―・い事を不審さします』」。「―・いことを言って人を笑わせる」
④(主に打消の語を伴って使われる)思うとおりで好ましい。「―・くない事態になった」
おもしろ‐おかし・い【面白可笑しい】‥ヲカシイ
〔形〕[文]おもしろをか・し(シク)
いかにも面白い。好色五人女3「―・しきかへり事をして」
おもしろ‐が・る【面白がる】
〔自五〕
面白いと思う。おかしがる。
おもしろ‐さ【面白さ】
おもしろいこと。また、その程度。源氏物語紅葉賀「これらに―の尽きにければ」
⇒おも‐しろ【面白】
おも‐しろ・し【面白し】
〔形ク〕
⇒おもしろい
おもしろ‐ずく【面白尽】‥ヅク
おもしろさにまかせてすること。
⇒おも‐しろ【面白】
おもしろ‐はんぶん【面白半分】
半分はふざけた気分で、真面目ではないこと。なかば面白がっていること。
⇒おも‐しろ【面白】
おもしろ‐み【面白み】
おもしろいこと。興味。おもむき。
⇒おも‐しろ【面白】
おも‐ずら【羈】‥ヅラ
馬具の一種。轡くつわをかませず、馬の頭部にかけて用いる麻または鋂くさりの緒。
おもた・い【重たい】
〔形〕[文]おもた・し(ク)
①目方や量が多すぎて負担となる感じである。「布団が―・い」「腹に―・い食事」
②はればれしない。「気分が―・い」
おも‐だか【沢瀉・面高】
①オモダカ科の多年草。水田・池沼に自生。葉面に隆起した模様があるからオモダカという。30〜60センチメートルの長柄のある葉を出し、夏、白色3弁の花を長い花穂に多数つける。食用のクワイはこの変種。ハナグワイ。なまい。〈[季]夏〉。本草和名「沢藛、和名奈末為一名於毛多加」
おもだか
オモダカ
提供:OPO
②文様・紋所の名。オモダカの葉や花を図案化したもの。立たて沢瀉・抱だき沢瀉など。平家物語9「―を一しほ摺つたる直垂に」
沢瀉
③オモダカの葉の形をした鏃やじり。
④源氏八領の鎧よろいの一つ。つくりが沢瀉縅おどしであることからの名。平治物語「―とて、沢おどしにしたる重代のよろひに」
⇒おもだか‐おどし【沢瀉縅】
⇒おもだか‐くわい【沢瀉慈姑】
⇒おもだか‐ずり【沢瀉摺】
おもだか【沢瀉】
姓氏の一つ。
⇒おもだか‐ひさたか【沢瀉久孝】
おも‐だか【面高】
細面で目鼻立ちが高く見える顔つき。
おもだか‐おどし【沢瀉縅】‥ヲドシ
鎧よろいの縅の一種。種々の色糸を用い、上狭く下広くオモダカの葉の形におどしたもの。萌葱沢瀉・紫沢瀉など。
⇒おも‐だか【沢瀉・面高】
おもだか‐くわい【沢瀉慈姑】‥クワヰ
オモダカの球茎。食用。吹田すいたぐわい。
⇒おも‐だか【沢瀉・面高】
おもだか‐ずり【沢瀉摺】
布にオモダカの形を摺って文様としたもの。
⇒おも‐だか【沢瀉・面高】
おもだか‐ひさたか【沢瀉久孝】
国文学者。伊勢市生れ。京大教授。上代文学、特に万葉集の研究に業績を残す。主著「万葉集注釈」。(1890〜1968)
⇒おもだか【沢瀉】
おもた‐げ【思た気】
(オモウタゲの約)思った様子。心配そうな様子。狂言、靱猿「―もなくお寝よる殿御よ」
お‐もたせ【御持たせ】
人が手ずから持ってきた贈物。おみやげ。多く、持参のものをすぐにその客へ出す場合にいう。おもたせもの。「―で失礼ですが」
おも‐ただ・し
〔形シク〕
(オモダタシの転か)立派である。椿説弓張月続編「―・しく回答いらへしかば」
おも‐だた・し【面立たし】
〔形シク〕
(おもてを起こす意)名誉なことである。枕草子24「祭の使などに出でたるも、―・しからずやはある」↔おもなし
おも‐だち【面立ち】
顔つき。かおだち。おもざし。
おも‐だ・つ【重立つ・主立つ】
〔自五〕
主要である。中心となる。「―・った面々」
おも‐だて【面立て】
(→)「おもだち」に同じ。
おもた‐まし【重た増し】
体重の重い人をのせた時、かごの乗賃を増すこと。傾城買四十八手「でくでくとふとつて、かごやに―を取られようといふかつかう」
おも‐た・る【面足る】
〔自四〕
顔がうるわしくととのう。
お‐もちづつ‐がしら【御持筒頭】
江戸幕府の職名。鉄砲隊の長で、戦時には与力・同心を率い、将軍を護衛した。
お‐もちゃ【玩具】
(「お玩もちあそび」から)
①子供が持って遊ぶ道具。がんぐ。尾崎紅葉、茶碗割「子供衆に―をと言つて包んで遣る」。「―をあてがう」「―箱」
②ただ楽しむためだけの、なぐさみもの。
⇒玩具にする
⇒玩具箱をひっくり返したよう
おもく・す【重くす】🔗⭐🔉
おもく・す【重くす】
〔他サ変〕
「おもんず」に同じ。源氏物語絵合「才学といふもの、世にいと―・するものなればにやあらん」
おも‐く・れる【重くれる】🔗⭐🔉
おも‐く・れる【重くれる】
〔自下一〕
おもたそうである。おもくるしそうである。くどくどしい。好色一代女2「常なる着物の下がへに綿を含ませ、其姿―・れて」
おも‐くろし・い【重くろしい】🔗⭐🔉
おも‐くろし・い【重くろしい】
〔形〕
「おもくるしい」に同じ。(主として明治期に用いた語)
おも‐さ【重さ】🔗⭐🔉
おも‐さ【重さ】
①おもいこと。また、その程度。
②(weight)地球上の物体に働く重力1の大きさ。物体の質量と重力加速度との積に等しい。重量。目方。
おもし【重し・重石】🔗⭐🔉
おもし【重し・重石】
①物をおさえるのに用いるもの。おし。「漬物の―」
②人を制し鎮める威力。貫禄。源氏物語賢木「世の―とものし給へるおとどの」
③秤はかりのおもり。
おも・し【重し】(形ク)🔗⭐🔉
おも・し【重し】
〔形ク〕
⇒おもい
おもた・い【重たい】🔗⭐🔉
おもた・い【重たい】
〔形〕[文]おもた・し(ク)
①目方や量が多すぎて負担となる感じである。「布団が―・い」「腹に―・い食事」
②はればれしない。「気分が―・い」
おもた‐まし【重た増し】🔗⭐🔉
おもた‐まし【重た増し】
体重の重い人をのせた時、かごの乗賃を増すこと。傾城買四十八手「でくでくとふとつて、かごやに―を取られようといふかつかう」
おも‐み【重み】🔗⭐🔉
おも‐み【重み】
①重いこと。また、その程度。「一方に―が掛かる」
②人をおさえしずめる威力。また、重要な意味。重々しさ。「どことなく―のある人」「伝統の―」
③連歌・俳諧で、観念的で古くさい作り方。去来抄「越人が句、すでに落付きたりと見ゆれば又―出で来たり」
④〔数〕(→)ウェート2に同じ。
おも‐やか【重やか】🔗⭐🔉
おも‐やか【重やか】
おもそうなさま。おごそか。おもらか。「―な口ぶり」
おも‐らか【重らか】🔗⭐🔉
おも‐らか【重らか】
①重そうなさま。増鏡「小さき唐櫃からびつの、金物したるが、いと―なるを」
②軽々しくないさま。おもおもしそう。おもやか。十訓抄「すべて人のふるまひは―に言葉ずくなにて」
おもり【錘・重り】🔗⭐🔉
おもり【錘・重り】
①物の重さを増すために付け加えるもの。
②釣針や魚網を沈めるためにつける鉛。沈子ちんし。
③秤はかりの一方にかけまたは載せて、物の重さとつりあわせる具。分銅ふんどう。
⇒おもり‐ずきん【錘頭巾】
おもり‐か【重りか】🔗⭐🔉
おもり‐か【重りか】
①重そうなさま。源氏物語末摘花「衣箱の―に古体なる」
②おもおもしいさま。おもらか。源氏物語宿木「今少しづしやかに―なる気色のまさり給へるを」
おも・る【重る】🔗⭐🔉
おも・る【重る】
〔自四〕
①目方が重くなる。
②病気が重くなる。源氏物語桐壺「日々に―・り給ひて」
おもん・じる【重んじる】🔗⭐🔉
おもん・じる【重んじる】
〔他上一〕
(→)「重んずる」に同じ。
おもん・ずる【重んずる】🔗⭐🔉
おもん・ずる【重んずる】
〔他サ変〕[文]おもん・ず(サ変)
(オモミスの音便)おもおもしいものとする。たっとぶ。尊重する。「体面を―・ずる」
かさなり【重なり】🔗⭐🔉
かさなり【重なり】
かさなること。また、かさなった状態。
かさなり‐あ・う【重なり合う】‥アフ🔗⭐🔉
かさなり‐あ・う【重なり合う】‥アフ
〔自五〕
二つ以上のものが互いに重なる。
かさな・る【重なる】🔗⭐🔉
かさな・る【重なる】
〔自五〕
①物の上に別の同じような物が乗る。源氏物語橋姫「いとど山―・れる御すみかに」。平家物語7「馬には人、人には馬、落ち―・り落ち―・り」。「―・って倒れる」「時計の針が―・る」
②事の上に事が増し加わる。同時に起こる。「不幸が―・る」「日曜と祝日が―・る」
③月日・年齢が積もる。万葉集18「雨降らず日の―・れば」
○嵩にかかるかさにかかる
優勢をたのんで威圧的になる。勢いに乗じて物事をする。「嵩にかかって攻める」「嵩にかかった態度」
⇒かさ【嵩】
○笠に着るかさにきる
権勢あるものをたのんで威張る。また、自分の施した恩徳などをいいことにして勝手なことをするのにいう。
⇒かさ【笠】
○嵩に回るかさにまわる
相手を圧する形勢となる。平家物語8「されども名虎、大の男、―」
⇒かさ【嵩】
かさね【重ね・襲】🔗⭐🔉
かさね【重ね・襲】
①かさねること。また、かさねたもの。
②袍ほうの下に重ねて着た衣服。下襲したがさね。
③衣の、上着と下着とのそなわったもの。
④「かさねぎ」の略。
⑤「襲の色目」のこと。源氏物語胡蝶「山吹―のあこめ着たり」
⑥重なったものを数える語。源氏物語常夏「青き色紙ひと―に」。「鏡餅一―」
⇒かさね‐いたばね【重ね板発条】
⇒かさね‐いづつ【重井筒】
⇒かさね‐うじ【重ね氏】
⇒かさね‐おち【重ね落ち】
⇒かさね‐おりもの【重ね織物】
⇒かさね‐がき【重ね垣】
⇒かさね‐がわらけ【重ね土器】
⇒かさね‐ぎ【重ね着・襲着】
⇒かさね‐ぎり【重ね切り・重ね斬り】
⇒かさね‐く【重ね句】
⇒かさね‐ぐるわ【重ね郭】
⇒かさね‐ことば【重ね詞】
⇒かさね‐さかずき【重ね盃】
⇒かさね‐じ【重ね字】
⇒かさね‐じゅう【重ね重】
⇒かさね‐しょうぞく【襲装束・重ね装束】
⇒かさね‐すずり【重ね硯】
⇒かさね‐ずり【重ね刷】
⇒かさね‐せった【重ね雪踏】
⇒かさね‐そうぞく【襲装束】
⇒かさね‐ぞうり【重ね草履】
⇒かさね‐だて【重ね楯】
⇒かさね‐たんじゃく【重ね短冊】
⇒かさね‐だんす【重ね箪笥】
⇒かさね‐ちがいだな【重ね違い棚】
⇒かさね‐つぎ【重ね継ぎ】
⇒かさね‐つぎて【重ね継手・重ね接手】
⇒かさね‐づま【重ね褄】
⇒かさね‐とき【重ね斎】
⇒かさね‐ぬい【重ね縫い】
⇒かさね‐の‐いろめ【襲の色目】
⇒かさね‐へんじ【重ね返事】
⇒かさね‐もち【重ね餅】
⇒かさね‐もよう【重ね模様】
⇒かさね‐もりば【重ね盛羽】
⇒かさね‐やき【重ね焼】
かさね‐いたばね【重ね板発条】🔗⭐🔉
かさね‐いたばね【重ね板発条】
長さが少しずつ異なる板発条を数枚重ね合わせて弓形にしたもの。電車・自動車などの車体を支えるのに用いる。→発条ばね(図)。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐いづつ【重井筒】‥ヰ‥🔗⭐🔉
かさね‐いづつ【重井筒】‥ヰ‥
紋所の名。井筒を重ねた形のもの。→井筒2(図)。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐うじ【重ね氏】‥ウヂ🔗⭐🔉
かさね‐うじ【重ね氏】‥ウヂ
氏・苗字などと他の称号とを重ね称するもの。藤原恵美・佐佐木六角の類。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐おち【重ね落ち】🔗⭐🔉
かさね‐おち【重ね落ち】
庭園の滝の2重にも3重にも段をなして落ちるように作ったもの。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐おりもの【重ね織物】🔗⭐🔉
かさね‐おりもの【重ね織物】
経糸たていと・緯糸よこいといずれかを2種またはそれ以上、または双方とも2種以上用いた織物の総称。織物の表裏の組織をかえて、表裏ちがう色合いまたは柄を織り出し、あるいは、裏付けしたように厚みをつけたもの。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐がき【重ね垣】🔗⭐🔉
かさね‐がき【重ね垣】
柴などを上から何段かに結び下げたまがき。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐がさね【重ね重ね】🔗⭐🔉
かさね‐がさね【重ね重ね】
〔副〕
①たびたび繰り返すさま。「―の御厚情」
②いくえにも。じゅうじゅう。くれぐれも。「―おわび申し上げます」
かさね‐がわらけ【重ね土器】‥ガハラケ🔗⭐🔉
かさね‐がわらけ【重ね土器】‥ガハラケ
①幾重にも重ねた土器。
②三献・五献など定まった数の盃が終わって、そのほかに重ねる盃。
③盃を重ねること。何杯も酒をのむこと。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐ぎ【重ね着・襲着】🔗⭐🔉
かさね‐ぎ【重ね着・襲着】
防寒などのため、衣服を重ねて着ること。また、その衣服。襲かさね。〈[季]冬〉
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐ぎり【重ね切り・重ね斬り】🔗⭐🔉
かさね‐ぎり【重ね切り・重ね斬り】
物を重ねたまま切ること。また、姦夫姦婦を重ねておいて斬ること。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐く【重ね句】🔗⭐🔉
かさね‐く【重ね句】
和歌で、1音以上の同じ音を重ねて語調を整えた句。また、その作歌法。「いかほのぬまのいかにして」の類。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐ぐるわ【重ね郭】🔗⭐🔉
かさね‐ぐるわ【重ね郭】
山城を、郭を幾重にも重ねて築くこと。また、その構造の郭。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐ことば【重ね詞】🔗⭐🔉
かさね‐ことば【重ね詞】
①意味を強めるために、同じ言葉または同じ意味の語を重ね用いたもの。「濡れにぞ濡れし」の類。重点。
②言葉の遊戯の名。語頭に同音を有する言葉を誤りなく言うもの。「長持の上に生米・生卵」の類。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐さかずき【重ね盃】‥サカヅキ🔗⭐🔉
かさね‐さかずき【重ね盃】‥サカヅキ
①大・中・小の盃を重ねて一組としたもの。
②何杯も酒を飲むこと。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐じ【重ね字】🔗⭐🔉
かさね‐じ【重ね字】
(→)「踊り字」に同じ。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐じゅう【重ね重】‥ヂユウ🔗⭐🔉
かさね‐じゅう【重ね重】‥ヂユウ
二つ以上重ねた重箱。組重。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐しょうぞく【襲装束・重ね装束】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
かさね‐しょうぞく【襲装束・重ね装束】‥シヤウ‥
舞楽に着用する装束。赤大口あかおおくち・差貫さしぬき・下襲したがさね・半臂はんぴ・忘緒わすれお・袍ほう・金帯きんたい(左方)・銀帯(右方)・甲かぶと・踏掛ふがけ・糸鞋しがいなどをつける。唐装束。常装束。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐すずり【重ね硯】🔗⭐🔉
かさね‐すずり【重ね硯】
重ね硯箱の略。硯・水注・筆などを二つの箱に入れて重ねたもの。また、一式を一つの箱に入れ、これを何段か重ねるように作った硯箱。連俳や香道で使う。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐ずり【重ね刷】🔗⭐🔉
かさね‐ずり【重ね刷】
2色印刷・多色印刷などで、印刷した上に、別のインクで刷り重ねること。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐せった【重ね雪踏】🔗⭐🔉
かさね‐せった【重ね雪踏】
真竹の皮の表と獣皮の裏との間に、淡竹はちくの皮で作ったものを挟んだ雪踏。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐ぞうり【重ね草履】‥ザウ‥🔗⭐🔉
かさね‐ぞうり【重ね草履】‥ザウ‥
数枚の表を合わせ綴じてつくった草履。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐だて【重ね楯】🔗⭐🔉
かさね‐だて【重ね楯】
陣中で敵の矢を防ぐため、幾枚も楯を重ねて立てること。また、そのもの。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐たんじゃく【重ね短冊】🔗⭐🔉
かさね‐たんじゃく【重ね短冊】
武具の指物さしものの一種。黒塗の棒の先に、数孔をうがち、これに短冊形の金銀または金散らしなどの短冊をつけたもの。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐だんす【重ね箪笥】🔗⭐🔉
かさね‐だんす【重ね箪笥】
二つ以上重なるようにした箪笥。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐ちがいだな【重ね違い棚】‥チガヒ‥🔗⭐🔉
かさね‐ちがいだな【重ね違い棚】‥チガヒ‥
2段以上重ねた違い棚。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐つぎ【重ね継ぎ】🔗⭐🔉
かさね‐つぎ【重ね継ぎ】
①繕い方の一つ。布を重ね合わせて継ぐこと。または縫っている途中で糸が不足したとき、その少し手前から他の糸を重ねるようにして縫い継ぐこと。
②装飾料紙の一種。色の異なる幾枚かの紙を少しずつずらして重ね継ぎ、雲形などの文様を表すもの。襲かさねの色目を応用。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐つぎて【重ね継手・重ね接手】🔗⭐🔉
かさね‐つぎて【重ね継手・重ね接手】
リベットまたは溶接で、締結される二つの部材の端が重なり合うよう結合する継手。ラップ‐ジョイント。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐づま【重ね褄】🔗⭐🔉
かさね‐づま【重ね褄】
着物の褄を幾重にも重ねて着ること。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐て【重ねて】🔗⭐🔉
かさね‐て【重ねて】
〔副〕
①ふたたび。もう一度。法華文句平安後期点「重カサネテ一句をも問はず」
②この次。今度。狂言、末広がり「―のためぢやによつていうて聞かする」
かさね‐とき【重ね斎】🔗⭐🔉
かさね‐とき【重ね斎】
同時に2カ所の斎に招かれること。狂言、布施無経ふせないきょう「貧僧の―と申すがこれでござる」
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐ぬい【重ね縫い】‥ヌヒ🔗⭐🔉
かさね‐ぬい【重ね縫い】‥ヌヒ
2枚の布の端をわずかに重ねて、その中央を縫う布のはぎ方。かさねはぎ。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐へんじ【重ね返事】🔗⭐🔉
かさね‐へんじ【重ね返事】
「はいはい」のように同じ言葉を重ねた返事。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐もち【重ね餅】🔗⭐🔉
かさね‐もち【重ね餅】
①(→)「かがみもち」に同じ。
②何人か人が折り重なって倒れるさま。特に相撲で、組んだまま重なって倒れること。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐もよう【重ね模様】‥ヤウ🔗⭐🔉
かさね‐もよう【重ね模様】‥ヤウ
地文じもんの上にさらに文様を重ねたもの。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐もりば【重ね盛羽】🔗⭐🔉
かさね‐もりば【重ね盛羽】
槍印やりじるしの名。羽を盛り重ねたように作ったもので、普通の大鳥毛の上に更に一重鳥毛を重ねたもの。
⇒かさね【重ね・襲】
かさね‐やき【重ね焼】🔗⭐🔉
かさね‐やき【重ね焼】
製陶で、器物を何個も積み重ねて焼くこと。その際、器物の釉うわぐすりが互いに溶着しないよう、間に詰物を置いたり、接する部分の釉を剥がしたりする。
⇒かさね【重ね・襲】
かさ・ねる【重ねる】🔗⭐🔉
かさ・ねる【重ねる】
〔他下一〕[文]かさ・ぬ(下二)
①物の上に更に別の同じような物をのせる。積みあげる。万葉集20「旅衣八重着―・ねて寝ぬれども」。「皿を―・ねる」「セーターを―・ねて着る」
②事の上に事を加える。くりかえす。「失敗を―・ねる」「交渉を―・ねる」
③月日・年齢を積む。万葉集10「月―・ねわが思ふ妹に逢へる夜は今し七夜を続つぎこせぬかも」
しげのい【滋野井・重の井】‥ヰ🔗⭐🔉
しげのい【滋野井・重の井】‥ヰ
浄瑠璃「丹波与作待夜の小室節」およびその改作「恋女房染分手綱」中の人物。丹波由留木家の乳人ちひと役。三吉の母。
⇒しげのい‐こわかれ【重の井子別れ】
しげのい‐こわかれ【重の井子別れ】‥ヰ‥🔗⭐🔉
しげのい‐こわかれ【重の井子別れ】‥ヰ‥
浄瑠璃「恋女房染分手綱」の10段目。
⇒しげのい【滋野井・重の井】
しげ‐ぶち【重縁】🔗⭐🔉
しげ‐ぶち【重縁】
①(→)「しご(四五)」に同じ。
②縁に輪・たがの多くついた容器。〈日葡辞書〉
じゅう【重】ヂユウ🔗⭐🔉
じゅう【重】ヂユウ
(慣用音。漢音はチョウ)
①おもんずること。大切にすること。「―かつ大」
②かさなること。かさねること。また、かさなった物を数える語。「五―の塔」
③重箱の略。「お―」
④〔化〕(接頭語として)
㋐酸の分子中に、その酸固有の元素を2原子以上含む意。「―クロム酸カリウム」
㋑酸性塩の意。ただし現在は用いない。
㋒ある元素の同位体のうち、一般に存在するものよりも質量数の大きなものを表す。
じゅう‐あく【重悪】ヂユウ‥🔗⭐🔉
じゅう‐あく【重悪】ヂユウ‥
この上もない悪事。極悪。
⇒じゅうあく‐にん【重悪人】
じゅうあく‐にん【重悪人】ヂユウ‥🔗⭐🔉
じゅうあく‐にん【重悪人】ヂユウ‥
この上もない悪人。極悪人。
⇒じゅう‐あく【重悪】
じゅう‐あつ【重圧】ヂユウ‥🔗⭐🔉
じゅう‐あつ【重圧】ヂユウ‥
強い力で圧迫すること。また、そのような力。「大国の―」「税の―」
じゅう‐い【重位】ヂユウヰ🔗⭐🔉
じゅう‐い【重位】ヂユウヰ
おもい位。高い地位。
じゅう‐い【重囲】ヂユウヰ🔗⭐🔉
じゅう‐い【重囲】ヂユウヰ
幾重いくえにも取り巻いてかこむこと。また、そのかこみ。「敵の―を突破する」
じゅう‐えいそう【重営倉】ヂユウ‥サウ🔗⭐🔉
じゅう‐えいそう【重営倉】ヂユウ‥サウ
陸軍懲罰令による下士官・兵に対する罰の一種。営倉の重いもの。
じゅう‐えき【重液】ヂユウ‥🔗⭐🔉
じゅう‐えき【重液】ヂユウ‥
固体、特に結晶粉などの比重を測り、または混合物から比重の違いを利用して各成分を分離するために用いる比重の大きな液。四塩化炭素・ブロモホルムの類。
じゅう‐えん【重縁】ヂユウ‥🔗⭐🔉
じゅう‐えん【重縁】ヂユウ‥
親類または縁家が、重ねて婚姻または縁組を結ぶこと。また、その関係の家。
じゅう‐おん【重恩】ヂユウ‥🔗⭐🔉
じゅう‐おん【重恩】ヂユウ‥
重い恩沢。厚いめぐみ。
じゅうクロムさん‐カリウム【重クロム酸カリウム】ヂユウ‥🔗⭐🔉
じゅうクロムさん‐カリウム【重クロム酸カリウム】ヂユウ‥
(→)二クロム酸カリウムに同じ。
⇒じゅう‐クロムさん【重クロム酸】
じゅうクロムさん‐ナトリウム【重クロム酸ナトリウム】ヂユウ‥🔗⭐🔉
じゅうクロムさん‐ナトリウム【重クロム酸ナトリウム】ヂユウ‥
(→)二クロム酸ナトリウムに同じ。重クロム酸ソーダは工業上の慣用名。
⇒じゅう‐クロムさん【重クロム酸】
じゅう‐じゅう【重重】ヂユウヂユウ🔗⭐🔉
じゅう‐じゅう【重重】ヂユウヂユウ
[一]〔名〕
①いくつも重なるさま。いくえにも重なるさま。太平記3「東一方こそ山田の畔くろ―に高くして、少し難所のやうなれ」
②いくつもの段階。風姿花伝「また同じ上手なりともその中にて―あるべし」
[二]〔副〕
①かさねがさね。いくえにも。「―おわびする」
②十分に。よくよく。「―承知の上だ」
⇒じゅうじゅう‐だな【重重棚】
⇒じゅうじゅう‐むじん【重重無尽】
じゅうじゅう‐だな【重重棚】ヂユウヂユウ‥🔗⭐🔉
じゅうじゅう‐だな【重重棚】ヂユウヂユウ‥
床の間などの脇に取り付け、幾段にも重ね設けた棚。
⇒じゅう‐じゅう【重重】
○主従は三世しゅうじゅうはさんぜ
主従の間柄は、現在はもとより過去にも来世にも縁がある。主従関係はそれほど因縁が深いという意。謡曲、巴「この旨を背かば主従三世の契り絶え果て」→親子は一世、夫婦は二世、主従は三世(「親子」成句)
⇒しゅう‐じゅう【主従】
じゅうじゅう‐むじん【重重無尽】ヂユウヂユウ‥🔗⭐🔉
じゅうじゅう‐むじん【重重無尽】ヂユウヂユウ‥
〔仏〕一のなかに十があり、十のなかに一があるというように、あらゆる事物・事象は互いに無限の関係をもって融合一体化していること。華厳宗の思想。十十無尽。
⇒じゅう‐じゅう【重重】
じゅう‐の‐うち【重の内】ヂユウ‥🔗⭐🔉
じゅう‐の‐うち【重の内】ヂユウ‥
重箱に入れた食物。狂言、栗焼「某それがしさる方より―を貰うて御ざる」
ちょう‐い【重囲】‥ヰ🔗⭐🔉
ちょう‐い【重囲】‥ヰ
幾重にも取り囲むこと。じゅうい。
でっ‐ち【重一・畳一】🔗⭐🔉
でっ‐ち【重一・畳一】
(「畳一」の字音デフイチの約か)双六の二つの采さいに、共に一の目が出ること。太平記35「宮方の政道も、ただこれと重二じゅうに―にて候ものを」
[漢]重🔗⭐🔉
重 字形
筆順
〔丿部8画/9画/教育/2937・3D45〕
〔音〕ジュウ〈ヂュウ〉(慣) チョウ(漢)
〔訓〕おもい・おもんずる・かさねる・かさなる・=え (名)しげ
[意味]
①目方がおもい(もの)。おもさ。「重量・重金属・体重・比重・輜重しちょう・起重機」
②おもおもしい。「重厚・慎重しんちょう」
③はなはだしい。きびしい。「重病・重税・重労働・厳重」
④おもんずる。大切に扱う。「重視・重商主義・珍重ちんちょう」
⑤なみなみでない。
㋐大切である。「その任は重かつ大である」「重点・重臣・重宝ちょうほう・じゅうほう・貴重きちょう」
㋑手あつい。「重恩・丁重ていちょう」
⑥かさねる。かさなる。ふたたびする。さらに加わる。「重複じゅうふく・ちょうふく・重版・二重にじゅう・ふたえ・九重きゅうちょう・ここのえ・三重苦」
⑦「重箱じゅうばこ」の略。かさね。「お重」
▷①〜⑤(対)軽。
[解字]
解字
形声。人が土の上に立った形+音符「東」(=つきぬける)。人体のおもみが上から下につきぬけて土の上にかかる意。一説に、「東」を袋と解し、人がおもい袋をかつぐ意とする。もと、里部2画。
[下ツキ
愛重・加重・荷重・過重・起重機・貴重・器重・九重・敬重・軽重・厳重・輜重・自重・慎重・推重・荘重・尊重・体重・多重・珍重・丁重・鄭重・鈍重・比重・偏重
[難読]
重石おもし・重籐しげどう
筆順
〔丿部8画/9画/教育/2937・3D45〕
〔音〕ジュウ〈ヂュウ〉(慣) チョウ(漢)
〔訓〕おもい・おもんずる・かさねる・かさなる・=え (名)しげ
[意味]
①目方がおもい(もの)。おもさ。「重量・重金属・体重・比重・輜重しちょう・起重機」
②おもおもしい。「重厚・慎重しんちょう」
③はなはだしい。きびしい。「重病・重税・重労働・厳重」
④おもんずる。大切に扱う。「重視・重商主義・珍重ちんちょう」
⑤なみなみでない。
㋐大切である。「その任は重かつ大である」「重点・重臣・重宝ちょうほう・じゅうほう・貴重きちょう」
㋑手あつい。「重恩・丁重ていちょう」
⑥かさねる。かさなる。ふたたびする。さらに加わる。「重複じゅうふく・ちょうふく・重版・二重にじゅう・ふたえ・九重きゅうちょう・ここのえ・三重苦」
⑦「重箱じゅうばこ」の略。かさね。「お重」
▷①〜⑤(対)軽。
[解字]
解字
形声。人が土の上に立った形+音符「東」(=つきぬける)。人体のおもみが上から下につきぬけて土の上にかかる意。一説に、「東」を袋と解し、人がおもい袋をかつぐ意とする。もと、里部2画。
[下ツキ
愛重・加重・荷重・過重・起重機・貴重・器重・九重・敬重・軽重・厳重・輜重・自重・慎重・推重・荘重・尊重・体重・多重・珍重・丁重・鄭重・鈍重・比重・偏重
[難読]
重石おもし・重籐しげどう
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