複数辞典一括検索+

おり【折】ヲリ🔗🔉

おりヲリ ①折ること。また、折ったもの。「―本」「二の―」 ②折箱。折箱につめたもの。折詰。また、折箱を数える語。「赤飯の―」「菓子一―」 ③季節。時季。「暑さの―」 ④機会。その際。場合。「―をみて」「出かけた―に」 ⑤幾度もくりかえすこと。古事記「八塩―」 ⑥折り重ねたものを数える語。「半紙一―」 ⇒折に触れる ⇒折もあろうに ⇒折も折

おり【澱】🔗🔉

おり】 液体の底に沈んだ滓かす。おどみ。

おり【檻】ヲリ🔗🔉

おりヲリ 猛獣や罪人などを入れておく堅固なかこい、または室。古今著聞集20「熊鷹の―」

おり【織】🔗🔉

おり】 織ること。また、その物。織りぐあい。

お‐り【汚吏】ヲ‥🔗🔉

お‐り汚吏ヲ‥ [孟子滕文公上]よこしまな役人。不正な事をする役人。「貪官たんかん―」

お・り【居り】ヲリ🔗🔉

お・り居りヲリ 〔自ラ変〕 ⇒おる(五)

おり‐あい【折合い】ヲリアヒ🔗🔉

おり‐あい折合いヲリアヒ おりあうこと。妥協。「―が悪い」「―がつく」

おり‐あ・う【折り合う】ヲリアフ🔗🔉

おり‐あ・う折り合うヲリアフ 〔自五〕 対立した同士が譲り合って解決をつける。妥協する。おれ合う。「値段が―・わない」

おり‐あお【織襖】‥アヲ🔗🔉

おり‐あお織襖‥アヲ 織物の狩衣かりぎぬ。裏をつけ、綿を入れるのもある。

おり‐あか・す【居り明かす】ヲリ‥🔗🔉

おり‐あか・す居り明かすヲリ‥ 〔自四〕 寝ずに夜明しする。万葉集18「―・しも今宵は飲まむ」

おり‐あがり【織上り】🔗🔉

おり‐あがり織上り】 織って仕上がったこと。また、そのできぐあい。

おり‐あが・る【織り上がる】🔗🔉

おり‐あが・る織り上がる】 〔自五〕 布を織り終わる。織って仕上がる。

おり‐あげ【折上げ】ヲリ‥🔗🔉

おり‐あげ折上げヲリ‥ 支輪しりんや蛇腹じゃばらで曲面部を作り、天井の中央部を高くすること。また、その曲面部分。 ⇒おりあげ‐てんじょう【折上天井】

おりあげ‐てんじょう【折上天井】ヲリ‥ジヤウ🔗🔉

おりあげ‐てんじょう折上天井ヲリ‥ジヤウ 天井の一形式。周囲の桁や長押なげしの上から折上げにして張る天井。 ⇒おり‐あげ【折上げ】

おり‐あ・げる【織り上げる】🔗🔉

おり‐あ・げる織り上げる】 〔他下一〕[文]おりあ・ぐ(下二) 布を織って仕上げる。織りおえる。

おり‐あ・し【折悪し】ヲリ‥🔗🔉

おり‐あ・し折悪しヲリ‥ 〔形シク〕 ①折がわるい。時機がわるい。まがわるい。源氏物語総角「―・しき御なやみかな」 ②⇒おりあしく

おり‐あしく【折悪しく】ヲリ‥🔗🔉

おり‐あしく折悪しくヲリ‥ 〔副〕 (形容詞「おりあし」の連用形から)都合がよくないさま。時機の悪いことに。あいにく。「―先客があった」

おり‐い【下り居】‥ヰ🔗🔉

おり‐い下り居‥ヰ 車・馬などからおりていること。謡曲、熊野ゆや「ここより花車―の衣播磨潟はりまがた⇒おりい‐の‐みかど【下り居の帝】 ⇒おりい‐の‐みや【下り居の宮】

オリーヴ【olive】🔗🔉

オリーヴolive⇒オリーブ

おり‐い・ず【織り出づ】‥イヅ🔗🔉

おり‐い・ず織り出づ‥イヅ 〔他下二〕 (→)「おりいだす」に同じ。

おり‐いだ・す【織り出す】🔗🔉

おり‐いだ・す織り出す】 〔他四〕 織って作り出す。新勅撰和歌集「白露の―・す萩の下紅葉ころもにうつる秋は来にけり」

おり‐いっ‐て【折り入って】ヲリ‥🔗🔉

おり‐いっ‐て折り入ってヲリ‥ 〔副〕 心をこめて人に頼んだり相談したりする時にいう語。切に。ぜひ。たって。「―お願いがあります」

おり‐いと【織糸】🔗🔉

おり‐いと織糸】 織物に用いる糸。

おりい‐の‐みかど【下り居の帝】‥ヰ‥🔗🔉

おりい‐の‐みかど下り居の帝‥ヰ‥ 退位された天皇。太上天皇。上皇。源氏物語若菜上「―と等しく定まり給へれど」 ⇒おり‐い【下り居】

おりい‐の‐みや【下り居の宮】‥ヰ‥🔗🔉

おりい‐の‐みや下り居の宮‥ヰ‥ 上皇の御所。仙洞せんとう御所。 ⇒おり‐い【下り居】

オリーブ【olive】🔗🔉

オリーブolive】 ①〔植〕モクセイ科の常緑小高木。地中海地方の原産で暖地に生育、乾燥に強い。葉は対生、深緑、裏面は灰白色、革質。初夏、芳香ある淡緑白花を総状花序につける。果実は楕円形の核果で、青いうちに採取し塩漬にして食用とし、熟果からオリーブ油を採る。日本では瀬戸内海の小豆島で栽培。枝はヨーロッパでは平和と充実の象徴。古くホルトの樹と称。「橄欖」と訳すことがあるが、別種。オレーフ。オレフ。 オリーブ オリーブ(実) 提供:ネイチャー・プロダクション ②〔医〕延髄の錐体の後外側で、脊髄側索につづく長卵円形の隆起。その中にオリーブ核を容れ、オリーブ核は錐体外路系に属して種々の部から情報を受け、これを小脳に投射する。小脳はそれによって随意運動、殊に直立歩行の円滑調節をする(オリーブ‐小脳系)。 ⇒オリーブ‐いろ【オリーブ色】 ⇒オリーブ‐オイル【olive oil】 ⇒オリーブ‐やま【オリーブ山】 ⇒オリーブ‐ゆ【オリーブ油】

オリーブ‐いろ【オリーブ色】🔗🔉

オリーブ‐いろオリーブ色】 オリーブの果実のように黄みを帯びた緑色。また暗緑色をもいう。 Munsell color system: 7.5Y3.5/4 ⇒オリーブ【olive】

オリーブ‐オイル【olive oil】🔗🔉

オリーブ‐オイルolive oil(→)オリーブ油に同じ。 ⇒オリーブ【olive】

オリーブ‐やま【オリーブ山】🔗🔉

オリーブ‐やまオリーブ山】 エルサレムの東にある山。イエスがここからエルサレムのために嘆き、またそのふもとのゲツセマネの園で苦しみ、その山頂から昇天したと伝える。橄欖山かんらんざん。 オリーブ山 撮影:小松義夫 ⇒オリーブ【olive】

オリーブ‐ゆ【オリーブ油】🔗🔉

オリーブ‐ゆオリーブ油】 オリーブの果実から採取した帯緑黄色の不乾性油。食用・薬用のほか、石鹸の原料などに用いる。オレーフ油。 ⇒オリーブ【olive】

おり・いる【下り居る】‥ヰル🔗🔉

おり・いる下り居る‥ヰル 〔自上一〕 ①(車・馬・船などから)下へおりている。おりてすわる。伊勢物語「その木のもとに―・ゐて」 ②天皇が位を退く。源氏物語紅葉賀「帝―・ゐさせたまはむの御心づかひ」

おり‐い・る【折り入る】ヲリ‥🔗🔉

おり‐い・る折り入るヲリ‥ 〔他下二〕 ①折って中へ入れる。おりこむ。 ②言葉や意味をはさみ入れる。よみ込む。狂言、三人夫「汝等が名を―・れ、歌を一首詠め」

おり‐いろ【織色】🔗🔉

おり‐いろ織色】 ①糸を染めて織った織物の色。 ②経糸たていとと緯糸よこいととの色をかえて織った色合い。女郎花おみなえし・紅梅の類。 ③濃い浅葱あさぎ色。

オリヴァー‐トゥイスト【Oliver Twist】🔗🔉

オリヴァー‐トゥイストOliver Twist】 ディケンズの小説。1838年刊。孤児オリヴァーの懸命な生き方を通じてヴィクトリア朝社会のモラルの欠如を問う。

オリヴィエ【Laurence Kerr Olivier】🔗🔉

オリヴィエLaurence Kerr Olivier】 イギリスの俳優・演出家。シェークスピア劇で名声を得、多くの映画に出演。「ヘンリー五世」「ハムレット」「王子と踊子」などでは自ら監督・出演。(1907〜1989)

オリヴィエ【Émile Ollivier】🔗🔉

オリヴィエÉmile Ollivier】 ハイチ出身の作家。モントリオール大学社会学教授。小説「孤独‐母」「百家争鳴」、評論「評定」など。(1940〜2002)

おり‐うず【折櫃】ヲリウヅ🔗🔉

おり‐うず折櫃ヲリウヅ オリビツの音便。

おり‐えいそう【折詠草】ヲリ‥サウ🔗🔉

おり‐えいそう折詠草ヲリ‥サウ 横に長く二つに折り、さらに縦に二つに折った紙に和歌を記した草稿。

おり‐えだ【折り枝】ヲリ‥🔗🔉

おり‐えだ折り枝ヲリ‥ 折り取った木の枝。また、造花をつけた枝。

おり‐えび【織葡萄】🔗🔉

おり‐えび織葡萄】 紫と赤の糸で織り出したえび色。

おり‐えぼし【折烏帽子】ヲリ‥🔗🔉

おり‐えぼし折烏帽子ヲリ‥ 頂を折り伏せた烏帽子。侍烏帽子。

おり‐えり【折襟】ヲリ‥🔗🔉

おり‐えり折襟ヲリ‥ 洋服の襟やカラーの、外へ折りかえすように仕立てたもの。↔立襟たちえり

オリエンタリスト【orientalist】🔗🔉

オリエンタリストorientalist】 東洋学者。東洋語学者。

オリエンタリズム【Orientalism】🔗🔉

オリエンタリズムOrientalism】 ①ヨーロッパ人が主としてトルコやアラブなどオリエント(中近東)の風俗・事物にあこがれと好奇心を抱く異国趣味。東方趣味。 ②西洋で行われている東洋、特に中東地域の学術研究。 ③西洋の東洋に対する支配の様式(サイードの定義)。東洋に後進性・官能性・受動性・神秘性といった非ヨーロッパ‐イメージを押しつける、西洋の自己中心的な思考様式。

オリエンタル【oriental】🔗🔉

オリエンタルoriental】 「東方の」「東洋の」「東洋風の」の意。

オリエンテーション【orientation】🔗🔉

オリエンテーションorientation】 ①ものごとの進路・方向を定めること。また、それが定まるように指導すること。方向づけ。 ②新入生や新入社員に対する説明・教育。

オリエンテーリング【orienteering】🔗🔉

オリエンテーリングorienteering】 野外運動競技の一つ。地図と磁石を頼りに、山野に設けた指定地点を発見・通過し、短時間に目的地に着くことを競うもの。

オリエント【Orient】🔗🔉

オリエントOrient】 (日の出の地oriens ラテンに由来) ①東洋。東方諸国。 ②ヨーロッパから見て、近東諸国。西洋史上、特に古代のエジプト・メソポタミアを指す。 ↔オクシデント

おり‐おき【折置】ヲリ‥🔗🔉

おり‐おき折置ヲリ‥ 民家で柱の上に梁はりをかけ、その上に軒桁のきげたを置いた構造。↔京呂きょうろ

おり‐おり【折折】ヲリヲリ🔗🔉

おり‐おり折折ヲリヲリ 〔名・副〕 ①ときどき。そのときどき。おりふし。竹取物語「恋しからむ―取り出でて見給へ」。「四季―の花」 ②段々。次第次第。方丈記「齢は歳々にたかく栖すみかは―にせばし」

広辞苑おりで始まるの検索結果 1-50もっと読み込む