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さけ【酒】🔗🔉

さけ】 (サは接頭語、ケはカ(香)と同源) ①米と麹こうじで醸造した、日本特有のアルコール含有飲料。日本酒。「熱燗の―」 ②アルコール分を含み、飲むと酔う飲料の総称。「―に酔う」「―が回る」「―に溺れる」 ③酒宴。さかもり。「―の席」 ⇒酒が酒を飲む ⇒酒に呑まれる ⇒酒に別腸あり ⇒酒の酔い本性忘れず ⇒酒は憂えの玉箒 ⇒酒は百薬の長 ⇒酒盛って尻切らる ⇒酒を煮る

さけ【梟】🔗🔉

さけ】 フクロウの古名。〈倭名類聚鈔18

さけ【鮭・鮏】🔗🔉

さけ鮭・鮏】 (アイヌ語サキペ(夏の食物)からともいう)サケ科の硬骨魚。体の背部は暗青色、腹部は銀白色。秋、川をさかのぼり、上流の砂底に産卵した後、死ぬ。生殖期の雄の吻部は著しく鉤状に曲がっているので俗に「鼻曲がり」という。全長約90センチメートル。肉は淡紅色で美味。荒巻あらまき・塩引しおびき・燻製・缶詰とし、卵は筋子・イクラとして賞用。北太平洋産。アキアジ。シロザケ。しゃけ。広義にはサケ科サケ属魚類の総称。〈[季]秋〉。〈倭名類聚鈔19

さ‐けい【左契】🔗🔉

さ‐けい左契】 [老子第79章]二分した割符わりふの半片。約束した者が自分の手許に留めておく方をいい、他方を相手に渡して右契とする。転じて、約束の証拠。左券。

さ‐けい【左傾】🔗🔉

さ‐けい左傾】 ①左に傾くこと。 ②社会主義・共産主義など左翼の立場に傾くこと。左翼化。↔右傾

さ‐けい【砂鶏】🔗🔉

さ‐けい砂鶏】 ハト目サケイ科の鳥の総称。ハト大で、地上で生活。外見はハトとウズラに似る。アフリカとアジアの乾燥地に16種が分布。種子を主食とする。また、その一種。中央アジアからモンゴルに分布。稀に日本にも飛来。 チャバラサケイ 撮影:小宮輝之

さけ‐うんじょう【酒運上】‥ジヤウ🔗🔉

さけ‐うんじょう酒運上‥ジヤウ 酒の消費抑制のため、江戸幕府が課した酒造税。1697年(元禄10)に設けられたが、酒価の高騰をまねき、1709年(宝永6)に廃止。→酒造冥加

さけ‐えい【酒酔い】‥ヱヒ🔗🔉

さけ‐えい酒酔い‥ヱヒ 酒を飲んで酔うこと。また、その人。さけよい。さけのみ。よっぱらい。さかえい。狂言、鱸庖丁「すべて―のくせとして」

○酒が酒を飲むさけがさけをのむ🔗🔉

○酒が酒を飲むさけがさけをのむ 酒飲みは酔いがまわるに従ってますます大酒を飲む。 ⇒さけ【酒】 さげ‐かじ下げ舵‥カヂ 潜水艦を下降させるかじの取り方。↔上げ舵 さけ‐かす酒粕・酒糟】 清酒の醸造に際し、もろみをしぼったあとに残ったかす。蒸留して焼酎しょうちゅうを製し、また食用とし、奈良漬・魚肉漬などを作るのに用いる。さかかす。さけのかす。 さけ‐かた酒方】 室町幕府で、酒の出納をつかさどった職。 さげ‐がたな提げ刀】 刀を手にさげ持つこと。また、その刀。提太刀さげだちさげ‐かま下鎌】 〔建〕貫ぬきを柱に取り付ける仕口しくちの一種。貫の端を鳩尾きゅうび形にし、柱の穴に差し込んで上にくさびを打つもの。↔上鎌あげかま 下鎌 さげ‐がみ下げ紙】 公文書などに貼り下げて意見・理由などを書きつけた紙。つけがみ。付箋ふせん。下札さげふださげ‐がみ下げ髪・垂髪】 ①女の髪型。髻もとどりをたばねて背後に垂れ下げたもの。江戸時代、貴婦人・宮女などが晴れの時などに結んだ。すべらかし。 ②少女の髪型。髪を左右に分け、編んで垂らしたもの。おさげ。 ③歌舞伎の鬘かつらの一つ。1の形にしたもの。 さけ‐がめ酒甕⇒さかがめ さけ‐きちがい酒気違い・酒狂‥キチガヒ ①酒に酔ってくるい乱れること。また、その人。酒乱しゅらん。 ②甚だしく酒を好んで他事を顧みないこと。また、その人。 さげ‐ぎり下げ斬り】 ①上から斬りおろすこと。狂言、朝比奈「古郡が筒抜き・―」 ②片手で宙にひっさげ、もう一方の手で斬ること。つるしぎり。提斬り。 さけく幸く】 〔副〕 (上代東国方言)(→)「さきく」に同じ。万葉集20「もろもろは―と申す帰り来までに」 さけ‐くさ・い酒臭い】 〔形〕[文]さけくさ・し(ク) 酒のにおいがする。 さけ‐くせ酒癖】 (サケグセとも)酒に酔った時に出るくせ。さかくせ。「―が悪い」 さけ‐くらい酒食らい‥クラヒ おおざけのみ。 さげ‐ごし下げ輿】 轅ながえを腰のあたりに持ちあげて運ぶ輿。 さけ‐ごと酒事⇒さかごと さけ‐こわい酒強飯‥コハヒ (サケコハイヒの約)酒造の際、水に漬けておいてから甑こしきで蒸した精白米。 さけ‐さかな酒肴】 酒と酒のさかな。しゅこう。 さげ‐ざや提げ鞘】 ①(→)「みせざや」に同じ。 ②僧の携える小刀・戒刀の類。 ③茶人の携える小刀。 さけ‐じ裂け痔‥ヂ (→)「きれ痔」に同じ。 さげ‐しお下げ潮‥シホ (→)「ひきしお」1に同じ。↔上げ潮 さげ‐じきろう提食籠】 手にさげて持ち歩けるようにした食籠。 さげ‐したじ下げ下地‥ヂ 女の髪の結い方。前髪をつくり、鬢びんをふくらませ、髱たぼを左右で二つに割り、髷まげを島田のようにし、髪の余りを笄こうがいに巻きつけたもの。笄を抜けば下げ髪になるのでいう。江戸幕府の奥女中や大名の妻などの髪型。 さげ‐しぶり下げ渋り】 (取引用語)相場が下落しそうで下落しないこと。 さげ‐しまだ下げ島田(→)「投げ島田」に同じ。 さげしみ蔑み(→)「さげすみ」に同じ。 さげし・む蔑む】 〔他四〕 (「下げし見る」の意とも、「下墨さげすむ」の転ともいう) ①見くだす。蔑視する。栂尾明恵上人伝記「いやしみ―・み給へば大罪弥いよいよ深し」 ②批判する。とやかくいう。傾城禁短気「物日ものびが厭いやさに四の五のといふと、―・まるるが無念な」 さげ‐じゅう提げ重‥ヂユウ ①提重箱の略。 ②江戸で、明和・安永(1764〜1781)ごろはやった私娼。提重箱をさげて物を売り歩くさまで徘徊し、売淫したもの。 さげ‐じゅうばこ提重箱‥ヂユウ‥ さげて携行するようにつくった組重箱。提げ重。 さけ‐ずし酒鮨】 硬めの飯に土地特有の甘味の強い地酒をたっぷりかけ、山海の幸を取り合わせて鮨桶に数時間漬け込んだ料理。鹿児島の郷土料理。 さげすみ蔑み・貶み】 さげすむこと。軽蔑。蔑視。さげしみ。 さげ‐すみ下墨】 (サゲズミとも) ①柱などの傾きを見るために、大工が墨糸を垂直にたらして見定めること。下げ振り。垂準。談林俳諧判「蚊柱の―なれや蜘くもの糸」→正直しょうじき3。 ②物事をおしはかること。見積もること。甲陽軍鑑10「信玄公御―少しもちがはず候」 さげす・む蔑む・貶む】 〔他五〕 みくだす。みさげる。軽蔑する。甲陽軍鑑10「信玄公の氏政を―・み給ふと」。「―・んだ目付き」 さげ‐す・む下墨む】 〔他四〕 (「下墨さげすみ」を動詞化した語) ①下墨をする。測量する。七十一番職人尽歌合「をしなをす工たくみもいさや墨金すみかねに―・む月のかたぶきにけり」 ②おしはかる。推察する。見積もる。醒睡笑「何にも余分をおきて―・むべきものなり」 さげ‐ぜに下げ銭】 (緡ぜにさしや棒などに銭を通して腰にさげたからいう)日雇職人などが身につけているはした銭。誹風柳多留23「―でくどいたを下女憤り」 さげ‐そ下苧】 漆喰しっくいなどの剥落を防ぐため、木摺きずり下地に打った釘の頭に結び下げて塗り込む麻あさ。さげお。 さげ‐だち提太刀(→)「さげがたな」に同じ。 さげ‐だな下げ棚】 つりさげた棚。 さげ‐タバコぼん提煙草盆】 把手とってをつけ、さげて持ち運ぶようにつくったタバコ盆。浄瑠璃、雪女五枚羽子板「肩荷の端に―折々休む道草の」 さげ‐づえ下げ杖‥ヅヱ 大田植おおたうえの総指揮者さげの携える竹杖。 さけ‐づくり酒造り⇒さかづくり さけ‐づけ酒漬け】 酒に漬けること。また、その漬けたもの。 さげ‐づつ提げ筒】 携帯できる鉄砲。小銃の旧称。 さげ‐づと下げ髱】 女の髪の結い方。髱たぼを下げて結うもの。江戸時代、奥女中の使番つかいばん以下の間に行われた。 さけ‐どころ酒所】 酒の生産地として有名な所。さかどころ。 さげ‐どまり下げ止り】 物価・相場などが下がり続けて、これ以上下がらない水準になること。 さげ‐なわ下げ縄‥ナハ ①土蔵の木舞こまいに結び下げた縄。これを壁の中に塗り込んでその剥落を防ぐもの。 ②(大工の隠語)上方で、うどん。江戸で、そば。

さけ‐かす【酒粕・酒糟】🔗🔉

さけ‐かす酒粕・酒糟】 清酒の醸造に際し、もろみをしぼったあとに残ったかす。蒸留して焼酎しょうちゅうを製し、また食用とし、奈良漬・魚肉漬などを作るのに用いる。さかかす。さけのかす。

さけ‐かた【酒方】🔗🔉

さけ‐かた酒方】 室町幕府で、酒の出納をつかさどった職。

さけ‐がめ【酒甕】🔗🔉

さけ‐がめ酒甕⇒さかがめ

さけ‐きちがい【酒気違い・酒狂】‥キチガヒ🔗🔉

さけ‐きちがい酒気違い・酒狂‥キチガヒ ①酒に酔ってくるい乱れること。また、その人。酒乱しゅらん。 ②甚だしく酒を好んで他事を顧みないこと。また、その人。

さけく【幸く】🔗🔉

さけく幸く】 〔副〕 (上代東国方言)(→)「さきく」に同じ。万葉集20「もろもろは―と申す帰り来までに」

さけ‐くさ・い【酒臭い】🔗🔉

さけ‐くさ・い酒臭い】 〔形〕[文]さけくさ・し(ク) 酒のにおいがする。

さけ‐くせ【酒癖】🔗🔉

さけ‐くせ酒癖】 (サケグセとも)酒に酔った時に出るくせ。さかくせ。「―が悪い」

さけ‐くらい【酒食らい】‥クラヒ🔗🔉

さけ‐くらい酒食らい‥クラヒ おおざけのみ。

さけ‐ごと【酒事】🔗🔉

さけ‐ごと酒事⇒さかごと

さけ‐こわい【酒強飯】‥コハヒ🔗🔉

さけ‐こわい酒強飯‥コハヒ (サケコハイヒの約)酒造の際、水に漬けておいてから甑こしきで蒸した精白米。

さけ‐さかな【酒肴】🔗🔉

さけ‐さかな酒肴】 酒と酒のさかな。しゅこう。

さけ‐じ【裂け痔】‥ヂ🔗🔉

さけ‐じ裂け痔‥ヂ (→)「きれ痔」に同じ。

さけ‐ずし【酒鮨】🔗🔉

さけ‐ずし酒鮨】 硬めの飯に土地特有の甘味の強い地酒をたっぷりかけ、山海の幸を取り合わせて鮨桶に数時間漬け込んだ料理。鹿児島の郷土料理。

さけ‐づくり【酒造り】🔗🔉

さけ‐づくり酒造り⇒さかづくり

さけ‐づけ【酒漬け】🔗🔉

さけ‐づけ酒漬け】 酒に漬けること。また、その漬けたもの。

さけ‐どころ【酒所】🔗🔉

さけ‐どころ酒所】 酒の生産地として有名な所。さかどころ。

○酒に呑まれるさけにのまれる🔗🔉

○酒に呑まれるさけにのまれる 酒を飲んで本心を失う。 ⇒さけ【酒】

○酒に別腸ありさけにべっちょうあり🔗🔉

○酒に別腸ありさけにべっちょうあり [通俗篇飲食]酒量の多少は体躯の大小にはかかわりないこと。また、酒飲みには酒専用の別の内臓がある意。 ⇒さけ【酒】

○酒の酔い本性忘れずさけのえいほんしょうわすれず🔗🔉

○酒の酔い本性忘れずさけのえいほんしょうわすれず 酒に酔ってもその人本来の性質はかわらない。生酔なまえい本性たがわず。 ⇒さけ【酒】 さけ‐の‐おおすけ鮭の大助‥オホ‥ サケの王。東北地方で、陰暦11月15日に、この王が眷属けんぞくを引き連れ、川をのぼって来ると伝える。 さけ‐の‐け酒の気】 酒に酔った気配。しゅき。宇津保物語俊蔭「皆人―ありて」 さけ‐の‐つかさ酒司(→)「みきのつかさ」に同じ。 さけ‐のみ酒飲み】 ①酒を飲むこと。酒盛り。伊勢物語「夜ひと夜―しければ」 ②酒を好んで多量に飲む人。 ③酒を飲むのに使う器。歌舞伎、東海道四谷怪談「アイアイと―をいだし」 ⇒酒飲み本性たがわず さけ‐の‐み酒の実】 酒のもろみ。〈日葡辞書〉

さけ‐の‐おおすけ【鮭の大助】‥オホ‥🔗🔉

さけ‐の‐おおすけ鮭の大助‥オホ‥ サケの王。東北地方で、陰暦11月15日に、この王が眷属けんぞくを引き連れ、川をのぼって来ると伝える。

さけ‐の‐け【酒の気】🔗🔉

さけ‐の‐け酒の気】 酒に酔った気配。しゅき。宇津保物語俊蔭「皆人―ありて」

さけ‐の‐つかさ【酒司】🔗🔉

さけ‐の‐つかさ酒司(→)「みきのつかさ」に同じ。

さけ‐のみ【酒飲み】🔗🔉

さけ‐のみ酒飲み】 ①酒を飲むこと。酒盛り。伊勢物語「夜ひと夜―しければ」 ②酒を好んで多量に飲む人。 ③酒を飲むのに使う器。歌舞伎、東海道四谷怪談「アイアイと―をいだし」 ⇒酒飲み本性たがわず

さけ‐の‐み【酒の実】🔗🔉

さけ‐の‐み酒の実】 酒のもろみ。〈日葡辞書〉 ○酒飲み本性たがわずさけのみほんしょうたがわず どんな酒飲みでも本性を失うものではない。 ⇒さけ‐のみ【酒飲み】 ○酒は憂えの玉箒さけはうれえのたまばはき 酒は心配や憂いを除き去り、忘れさせてくれるものだ。酒は憂えを掃う玉箒。 ⇒さけ【酒】 ○酒は百薬の長さけはひゃくやくのちょう [漢書食貨志下]適度な酒はどんな薬にもまさる効果があるという意。 ⇒さけ【酒】

○酒飲み本性たがわずさけのみほんしょうたがわず🔗🔉

○酒飲み本性たがわずさけのみほんしょうたがわず どんな酒飲みでも本性を失うものではない。 ⇒さけ‐のみ【酒飲み】

○酒は憂えの玉箒さけはうれえのたまばはき🔗🔉

○酒は憂えの玉箒さけはうれえのたまばはき 酒は心配や憂いを除き去り、忘れさせてくれるものだ。酒は憂えを掃う玉箒。 ⇒さけ【酒】

○酒は百薬の長さけはひゃくやくのちょう🔗🔉

○酒は百薬の長さけはひゃくやくのちょう [漢書食貨志下]適度な酒はどんな薬にもまさる効果があるという意。 ⇒さけ【酒】 さげ‐はり下げ針】 糸でつり下げた針。的まととして射あてるのに極めて小さなもの。古今著聞集9「季武は第一の手ききにて、―をもはづさず射ける者なりけり」 さけび叫び】 さけぶこと。大声をあげること。また、その声。「核実験反対の―」 ⇒さけび‐ごえ【叫び声】 ⇒さけび‐じに【叫び死に】 ⇒さけび‐なき【叫び泣き】 さけび‐ごえ叫び声‥ゴヱ 叫ぶ声。大きく激しい声。〈日葡辞書〉。「―を上げる」 ⇒さけび【叫び】 さけび‐じに叫び死に】 叫びながら死ぬこと。 ⇒さけび【叫び】 さけ‐びたり酒浸り】 まるで酒の中にひたっているように、始終酒を飲んでいること。また、その状態。さかびたり。 さけ‐びと酒人・掌酒⇒さかびと さけび‐なき叫び泣き】 大声を立てて泣くこと。 ⇒さけび【叫び】 さけ・ぶ叫ぶ】 〔自五〕 ①はげしく大声をあげる。万葉集5「立ち踊り足摩り―・び」。「助けを求めて―・ぶ」 ②比喩的に、世間に向かってある意見を強く主張する。「政界の浄化を―・ぶ」 さけ‐ぶぎょう酒奉行‥ギヤウ ①室町時代、将軍が大名の邸に赴いたとき、その家で当日の酒宴の事をつかさどらせた臨時の職。 ②江戸幕府の職名。賄方まかないかたに属し、酒の出納をつかさどった。 →さかぶぎょう さげ‐ふだ下げ札】 ①(→)下紙さげがみに同じ。 ②年貢割付ねんぐわりつけの通称。 さけ‐ぶとり酒太り・酒肥り】 飲酒のために身体が肥え太ること。 さけ‐ぶり酒振り⇒さかぶり さげ‐ふり下げ振り】 ①振子ふりこのこと。 ②錘重すいじゅうの俗称。 ③(→)下墨さげすみ1に同じ。 さげ‐まえがみ下げ前髪‥マヘ‥ 少女などの前髪を額に垂れさげたもの。 さげ‐まく下げ幕】 内部が見えないよう下げた幕。垂幕。「―があがる」 さけ‐ます‐ぎょぎょう鮭鱒漁業‥ゲフ サケ・マス類を獲る漁業。北太平洋で母船式・独航船方式等で国際条約に基づいて操業していたが、1992年以降全面停止。鮭鱒けいそん漁業。 さけ‐め裂け目】 ①物のさけた所。われめ。 ②馬の名所などころで、馬の口のさけたところをいう。くつわがかり。 ⇒さけめ‐ふんか【裂け目噴火】 さけめ‐ふんか裂け目噴火‥クワ (→)「割れ目噴火」に同じ。 ⇒さけ‐め【裂け目】

さけび【叫び】🔗🔉

さけび叫び】 さけぶこと。大声をあげること。また、その声。「核実験反対の―」 ⇒さけび‐ごえ【叫び声】 ⇒さけび‐じに【叫び死に】 ⇒さけび‐なき【叫び泣き】

さけび‐ごえ【叫び声】‥ゴヱ🔗🔉

さけび‐ごえ叫び声‥ゴヱ 叫ぶ声。大きく激しい声。〈日葡辞書〉。「―を上げる」 ⇒さけび【叫び】

さけび‐じに【叫び死に】🔗🔉

さけび‐じに叫び死に】 叫びながら死ぬこと。 ⇒さけび【叫び】

さけ‐びたり【酒浸り】🔗🔉

さけ‐びたり酒浸り】 まるで酒の中にひたっているように、始終酒を飲んでいること。また、その状態。さかびたり。

さけ‐びと【酒人・掌酒】🔗🔉

さけ‐びと酒人・掌酒⇒さかびと

さけび‐なき【叫び泣き】🔗🔉

さけび‐なき叫び泣き】 大声を立てて泣くこと。 ⇒さけび【叫び】

さけ・ぶ【叫ぶ】🔗🔉

さけ・ぶ叫ぶ】 〔自五〕 ①はげしく大声をあげる。万葉集5「立ち踊り足摩り―・び」。「助けを求めて―・ぶ」 ②比喩的に、世間に向かってある意見を強く主張する。「政界の浄化を―・ぶ」

さけ‐ぶぎょう【酒奉行】‥ギヤウ🔗🔉

さけ‐ぶぎょう酒奉行‥ギヤウ ①室町時代、将軍が大名の邸に赴いたとき、その家で当日の酒宴の事をつかさどらせた臨時の職。 ②江戸幕府の職名。賄方まかないかたに属し、酒の出納をつかさどった。 →さかぶぎょう

さけ‐ぶとり【酒太り・酒肥り】🔗🔉

さけ‐ぶとり酒太り・酒肥り】 飲酒のために身体が肥え太ること。

さけ‐ぶり【酒振り】🔗🔉

さけ‐ぶり酒振り⇒さかぶり

さけ‐ます‐ぎょぎょう【鮭鱒漁業】‥ゲフ🔗🔉

さけ‐ます‐ぎょぎょう鮭鱒漁業‥ゲフ サケ・マス類を獲る漁業。北太平洋で母船式・独航船方式等で国際条約に基づいて操業していたが、1992年以降全面停止。鮭鱒けいそん漁業。

さけ‐め【裂け目】🔗🔉

さけ‐め裂け目】 ①物のさけた所。われめ。 ②馬の名所などころで、馬の口のさけたところをいう。くつわがかり。 ⇒さけめ‐ふんか【裂け目噴火】

さけめ‐ふんか【裂け目噴火】‥クワ🔗🔉

さけめ‐ふんか裂け目噴火‥クワ (→)「割れ目噴火」に同じ。 ⇒さけ‐め【裂け目】 ○酒盛って尻切らるさけもってしりきらる 酒をふるまって、かえって乱暴される。恩を仇で報いられることのたとえ。 ⇒さけ【酒】

○酒盛って尻切らるさけもってしりきらる🔗🔉

○酒盛って尻切らるさけもってしりきらる 酒をふるまって、かえって乱暴される。恩を仇で報いられることのたとえ。 ⇒さけ【酒】 さげ‐もどし下げ戻し】 政府に差し出した願書などを、そのまま本人に戻しわたすこと。 さげ‐もの提げ物】 巾着きんちゃく・印籠いんろう・タバコ入れなど、腰にさげて持ち歩く物の総称。 さけ‐よい酒酔い‥ヨヒ 酒を飲んで酔うこと。また、酔った人。「―運転」 さげ‐よく下げ翼】 飛行機の主翼の後ろの一部に取り付けた可動の小翼。翼の揚力を増加させる。フラップ。 さ・ける裂ける】 〔自下一〕[文]さ・く(下二) 一つにまとまったものに、割れ目・切れ目などが入って二つに離れる。万葉集10「六月の地さへ―・けて照る日にも」。「傷口が―・ける」「口が―・けても言わない」 さ・ける避ける】 〔他下一〕[文]さ・く(下二) 好ましくない物・事と何らかのかかわりをもつことのないよう一定の距離を保つ。 ①触れないようにその物事を身辺から離す。遠ざける。源氏物語少女「らうたきものと思しかしづきて御かたはら―・けず、うつくしきものに思したりつるを」 ②物事から身を離す。のがれる。遠ざかる。今昔物語集10「すみやかに道を―・けてわが車を過すべし」。日葡辞書「ヨヲサクル」「ナンヲサクル」。「人目を―・ける」 ③出合うことのないようにする。時間などをずらす。「ラッシュ‐アワーを―・けて出かける」 ④関係することを嫌う。「彼は私を―・けている」 ⑤忌む。はばかる。さしひかえる。「言明を―・ける」「外出を―・ける」「相手を傷つけるような言葉を―・ける」 さ・げる下げる】 〔他下一〕[文]さ・ぐ(下二) ➊物の一部を固定して他は下方へ垂らす。 ①つるす。ぶらさげる。大鏡兼家「くれなゐの袴に赤き色紙の物忌いと広きつけて土とひとしう―・げられたりしかば」。「看板を―・げる」 ②(「提げる」とも書く)手に持ってぶらぶらさせる。転じて、たずさえる。ひき連れる。源氏物語若紫「よべ縫ひし御衣どもひき―・げて、みづからもよろしき衣着かへて」。「かばんを―・げる」「土産物を―・げてやってきた」 ③ぶらさげて持つ意から、「持つ」「有する」の意をいやしめていう語。浄瑠璃、女殺油地獄「人間の根性なぜ―・げぬ」 ④一方の端または一部を他より低くする。徒然草「倚廬いろの御所のさまなど、板敷を―・げ、葦の御簾をかけて」。「目尻を―・げる」 ➋後へ退かせる。源氏物語藤裏葉「中宮の御母御息所の車押し―・げられ給へりし折の事」。「椅子をうしろへ―・げる」 ➌高い所から低い所へ位置をかえる。 ①低い位置へ移す。くだす。おろす。下方へ向ける。竹取物語「鼎の上より手とり足とりして―・げおろし奉る」。天草本伊曾保物語「首こうべを地に―・げへりくだつたれば」。日葡辞書「アタマヲサグル」。「棚板を1段―・げる」 ②目上の者の前から退かせる。しりぞける。のける。源氏物語帚木「心地なやましければ、人々―・げずおさへさせてなむ」。歌舞伎、傾情吾嬬鑑「コレ、お伝、この新造めを―・げてくりやれ」。「供物を―・げる」 ③勤務場所・学校などから帰らせる。また、そこをやめさせる。 ④目上の者から目下の者へ物を渡す。また、役所が書類などを下付する。梅暦「随分金子は―・げつかはすが…さし引き残り千両は早速に上納いたせ」。「役所から鑑札を―・げてもらう」 ➍物事の程度などを低くする。 ①地位・格式などを低くする。平家物語1「我身に過つ事は無けれども、すてられたてまつるだにあるに、座敷をさへ―・げらるる事の心うさよ」 ②価値・値段などを低くする。劣った状態にする。炭俵「茶の買置きを―・げて売り出す」(孤屋)。「値段を―・げる」「評判を―・げる」「男を―・げる」 ③高低・強弱の度合を低くする。また、(速度を)おとす。「温度を―・げる」「もっとスピードを―・げろ」 ④見さげる。けなす。平家物語7「さては互ひに好い敵かたきぞ。但わ殿を―・ぐるにはあらず」。日葡辞書「ヒトヲサグル」。「人を上げたり―・げたりする」 ➎銀行などから金を引き出す。おろす。 さ・げる提げる】 〔他下一〕 ⇒さげる(下)➊2 さげ‐わた・す下げ渡す】 〔他五〕 官府から民間に下付する。また、目上の者から目下の者に渡す。

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