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そろ【候】🔗🔉

そろ】 ①(サウラフの転。室町時代に始まる)…ます。運歩色葉集「候、ソロ」。四河入海「我は子に従て遊と云はれ―」 ②(→)候角そうろうづのに同じ。

ソロ【solo イタリア】🔗🔉

ソロsolo イタリア】 ①一人の。単独の。「―‐ホームラン」 ②一人で歌い、または1個の楽器で楽曲を奏すること。また、その音楽。独唱。独奏。

そろい【揃い】ソロヒ🔗🔉

そろい揃いソロヒ ①そろうこと。集まっていること。 ②組をなすこと。また、組をなしたもの。「お―でお出かけですか」「三つ―の背広」 ③衣服などの色または模様・地合などが同一なこと。「―の浴衣」 ④(接尾語的に) ㋐(和語の数詞に付けて)そろったものを数えるのに用いる語。そろえ。「夜具、一ひと―」 ㋑(ゾロイと濁音化)同様のものがそろうこと。「美人―」「役者―」 ⇒そろい‐ぶみ【揃い踏み】

そろい‐ぶみ【揃い踏み】ソロヒ‥🔗🔉

そろい‐ぶみ揃い踏みソロヒ‥ 相撲で、力士が土俵上に並び、揃って四股しこを踏むこと。「三役―」 ⇒そろい【揃い】 ○揃いも揃ってそろいもそろって 同類の、好ましくない条件の者のみが集まっているさま。まれに好ましい意味にも用いる。「―不孝者」 ⇒そろ・う【揃う】

○揃いも揃ってそろいもそろって🔗🔉

○揃いも揃ってそろいもそろって 同類の、好ましくない条件の者のみが集まっているさま。まれに好ましい意味にも用いる。「―不孝者」 ⇒そろ・う【揃う】 そ‐ろう粗陋】 粗野でいやしいこと。 そ‐ろう疎漏】 おろそかで、手落ちのあること。ぬかり。手落ち。「―なくやり遂げる」 そろ・う揃うソロフ [一]〔自五〕 ①事物の形状・程度などが等しい。同一である。一致している。狂言、三本の柱「此の様な―・うた木は有るまい」。日葡辞書「ヒャウシガソロウテヲモシロイ」。「つぶが―・う」 ②ととのう。そなわる。「道具が―・う」「あと1冊で全部―・う」 ③集まる。「役者が―・う」「全員―・う」 ④きちんと並ぶ。「靴が―・っていない」 [二]〔他下二〕 ⇒そろえる(下一) ⇒揃いも揃って ソロヴィヨーフSergei M. Solov'ev】 ロシアの歴史家。モスクワ大学教授・総長。主著「古代からのロシア史」。(1820〜1879) ソロヴィヨーフVladimir S. Solov'ev】 ロシアの哲学者・詩人。S.M.ソロヴィヨーフの子。神秘主義の立場をとり、哲学と神学の融合、愛と理性また神性と人間性の一致を説く。象徴派詩人に影響を与える。(1853〜1900) そ‐ろうせん蘇老泉‥ラウ‥ ⇒そじゅん(蘇洵) そろえ揃えソロヘ ①そろえること。「供―」 ②(→)「そろい」に同じ。 そろ・える揃えるソロヘル 〔他下一〕[文]そろ・ふ(下二) (室町時代頃からヤ行に活用する例が見られる) ①物事の形状・程度などを等しくする。同一にする。新撰字鏡12「簸剪、曾呂夫」。狂言、通円「穂先―・へてここを最後と点てかけたり」 ②合わせる。一致させる。平家物語12「声を―・へて泣き悲しむ」。「歩調を―・える」 ③ととのわせる。完備させる。用意する。神武紀「三年積る間に舟檝ふねを脩そろへ兵食かてを蓄そなへて」。平家物語11「摂津国神崎より兵船を―・へて」。「洋酒を豊富に―・える」 ④集める。「良いスタッフを―・える」「雁首がんくびを―・える」 ⑤きちんとならべる。つらねる。平家物語4「矢先を―・へて差詰め引詰め散々に射る」。日葡辞書「ヤサキヲソロユル」。「靴を―・える」 ソローRobert Merton Solow】 アメリカの経済学者。マサチューセッツ工科大学教授。新古典派の立場から経済成長を資本投入・労働投入・技術進歩によって説明。ノーベル賞。(1924〜) ソロー 提供:Photoshot/APL ソローHenry David Thoreau】 アメリカの随筆家。エマーソンの感化をうけ、その哲学を実践するために故郷コンコードのウォルデン池畔にひとりで簡易な生活を送った。著「森の生活」「市民としての反抗」など。(1817〜1862) そろく疎勒】 〔史〕カシュガルの古称。 ソログープFedor K. Sologub】 (本姓Teternikov)ロシアの小説家・詩人。前期象徴派を代表するデカダンスの作家で、死・エロス・悪魔などを好んでとりあげた。長編「悪魔」、詩集「炎の輪」など。(1863〜1927) そろ‐そろ 〔副〕 ①時間をかけて静かに進んだり動いたりするさま。「蝸牛―のぼれ富士の山」(一茶)。「―と歩く」 ②その時が間近に迫っているさま。浮世床「ドリヤ―支度して参りませう」。「―始まる時間だ」 ぞろ‐ぞろ ①数多く並び連なって動いたり現れたりするさま。「―帰って行く」「証拠が―出てきた」 ②衣服をだらしなく引きずったり身にまとったりしているさま。「裾を―と引きずる」 ③虫などが這い回るさま。 ぞろっ‐と 〔副〕 ①人や物が多く連なって一団となっているさま。「お付きを―引き連れる」 ②だらしなく長く垂れているさま。「浴衣を―着流している」 ぞろっぺえ (関東地方で)だらしないさま。しまりのないさま。また、そういう人。洒落本、粋町甲閨「アイ五六杯たアわつちが事、―とはお前の事さ」→ぞろまき そろっぽう候っぽう(→)候角そうろうづのに同じ。 そろばん算盤・十露盤】 ①計算器の一種。横長浅底の箱に横に梁を設け、これを貫いて縦に串を渡し、串に5個ないし7個の珠たまを貫く。珠は梁上に1個(もしくは2個)あって1個で5を表し、梁下に5個(現在では主に4個)あって1個で1を表す。この珠を上下して加減乗除をする。中国の発明で宋末から元代に行われ、日本へは室町末期頃伝来したらしく、文禄(1592〜1596)年間の記録と実物が現存する。 算盤(梁上二珠) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ②勘定。計算。採算。 ⇒そろばん‐うらない【算盤占い】 ⇒そろばん‐かんじょう【算盤勘定】 ⇒そろばん‐ぎ【算盤木】 ⇒そろばん‐しぼり【十露盤絞り】 ⇒そろばん‐ずく【算盤尽】 ⇒そろばん‐ぜめ【算盤責め】 ⇒そろばん‐だか・い【算盤高い】 ⇒そろばん‐だま【算盤珠】 ⇒算盤が合う ⇒算盤が持てぬ ⇒算盤の玉はずれ ⇒算盤をおく ⇒算盤をはじく そろばん‐うらない算盤占い‥ウラナヒ 算盤を用いて吉凶を判断する占法。算易さんえき⇒そろばん【算盤・十露盤】

そ‐ろう【粗陋】🔗🔉

そ‐ろう粗陋】 粗野でいやしいこと。

そ‐ろう【疎漏】🔗🔉

そ‐ろう疎漏】 おろそかで、手落ちのあること。ぬかり。手落ち。「―なくやり遂げる」

そろ・う【揃う】ソロフ🔗🔉

そろ・う揃うソロフ [一]〔自五〕 ①事物の形状・程度などが等しい。同一である。一致している。狂言、三本の柱「此の様な―・うた木は有るまい」。日葡辞書「ヒャウシガソロウテヲモシロイ」。「つぶが―・う」 ②ととのう。そなわる。「道具が―・う」「あと1冊で全部―・う」 ③集まる。「役者が―・う」「全員―・う」 ④きちんと並ぶ。「靴が―・っていない」 [二]〔他下二〕 ⇒そろえる(下一) ⇒揃いも揃って

ソロヴィヨーフ【Sergei M. Solov'ev】🔗🔉

ソロヴィヨーフSergei M. Solov'ev】 ロシアの歴史家。モスクワ大学教授・総長。主著「古代からのロシア史」。(1820〜1879)

ソロヴィヨーフ【Vladimir S. Solov'ev】🔗🔉

ソロヴィヨーフVladimir S. Solov'ev】 ロシアの哲学者・詩人。S.M.ソロヴィヨーフの子。神秘主義の立場をとり、哲学と神学の融合、愛と理性また神性と人間性の一致を説く。象徴派詩人に影響を与える。(1853〜1900)

そ‐ろうせん【蘇老泉】‥ラウ‥🔗🔉

そ‐ろうせん蘇老泉‥ラウ‥ ⇒そじゅん(蘇洵)

そろえ【揃え】ソロヘ🔗🔉

そろえ揃えソロヘ ①そろえること。「供―」 ②(→)「そろい」に同じ。

そろ・える【揃える】ソロヘル🔗🔉

そろ・える揃えるソロヘル 〔他下一〕[文]そろ・ふ(下二) (室町時代頃からヤ行に活用する例が見られる) ①物事の形状・程度などを等しくする。同一にする。新撰字鏡12「簸剪、曾呂夫」。狂言、通円「穂先―・へてここを最後と点てかけたり」 ②合わせる。一致させる。平家物語12「声を―・へて泣き悲しむ」。「歩調を―・える」 ③ととのわせる。完備させる。用意する。神武紀「三年積る間に舟檝ふねを脩そろへ兵食かてを蓄そなへて」。平家物語11「摂津国神崎より兵船を―・へて」。「洋酒を豊富に―・える」 ④集める。「良いスタッフを―・える」「雁首がんくびを―・える」 ⑤きちんとならべる。つらねる。平家物語4「矢先を―・へて差詰め引詰め散々に射る」。日葡辞書「ヤサキヲソロユル」。「靴を―・える」

ソロー【Robert Merton Solow】🔗🔉

ソローRobert Merton Solow】 アメリカの経済学者。マサチューセッツ工科大学教授。新古典派の立場から経済成長を資本投入・労働投入・技術進歩によって説明。ノーベル賞。(1924〜) ソロー 提供:Photoshot/APL

ソロー【Henry David Thoreau】🔗🔉

ソローHenry David Thoreau】 アメリカの随筆家。エマーソンの感化をうけ、その哲学を実践するために故郷コンコードのウォルデン池畔にひとりで簡易な生活を送った。著「森の生活」「市民としての反抗」など。(1817〜1862)

そろく【疎勒】🔗🔉

そろく疎勒】 〔史〕カシュガルの古称。

ソログープ【Fedor K. Sologub】🔗🔉

ソログープFedor K. Sologub】 (本姓Teternikov)ロシアの小説家・詩人。前期象徴派を代表するデカダンスの作家で、死・エロス・悪魔などを好んでとりあげた。長編「悪魔」、詩集「炎の輪」など。(1863〜1927)

そろ‐そろ🔗🔉

そろ‐そろ 〔副〕 ①時間をかけて静かに進んだり動いたりするさま。「蝸牛―のぼれ富士の山」(一茶)。「―と歩く」 ②その時が間近に迫っているさま。浮世床「ドリヤ―支度して参りませう」。「―始まる時間だ」

そろっぽう【候っぽう】🔗🔉

そろっぽう候っぽう(→)候角そうろうづのに同じ。

そろばん【算盤・十露盤】🔗🔉

そろばん算盤・十露盤】 ①計算器の一種。横長浅底の箱に横に梁を設け、これを貫いて縦に串を渡し、串に5個ないし7個の珠たまを貫く。珠は梁上に1個(もしくは2個)あって1個で5を表し、梁下に5個(現在では主に4個)あって1個で1を表す。この珠を上下して加減乗除をする。中国の発明で宋末から元代に行われ、日本へは室町末期頃伝来したらしく、文禄(1592〜1596)年間の記録と実物が現存する。 算盤(梁上二珠) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ②勘定。計算。採算。 ⇒そろばん‐うらない【算盤占い】 ⇒そろばん‐かんじょう【算盤勘定】 ⇒そろばん‐ぎ【算盤木】 ⇒そろばん‐しぼり【十露盤絞り】 ⇒そろばん‐ずく【算盤尽】 ⇒そろばん‐ぜめ【算盤責め】 ⇒そろばん‐だか・い【算盤高い】 ⇒そろばん‐だま【算盤珠】 ⇒算盤が合う ⇒算盤が持てぬ ⇒算盤の玉はずれ ⇒算盤をおく ⇒算盤をはじく

そろばん‐うらない【算盤占い】‥ウラナヒ🔗🔉

そろばん‐うらない算盤占い‥ウラナヒ 算盤を用いて吉凶を判断する占法。算易さんえき⇒そろばん【算盤・十露盤】 ○算盤が合うそろばんがあう 勘定が合う。収支がつぐなう。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 ○算盤が持てぬそろばんがもてぬ 収支がつぐなわない。商売にならない。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

○算盤が合うそろばんがあう🔗🔉

○算盤が合うそろばんがあう 勘定が合う。収支がつぐなう。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

○算盤が持てぬそろばんがもてぬ🔗🔉

○算盤が持てぬそろばんがもてぬ 収支がつぐなわない。商売にならない。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 そろばん‐かんじょう算盤勘定‥ヂヤウ 物事を損得の面から考えること。「―は確かだ」 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 そろばん‐ぎ算盤木】 和風建築の基礎杭上に架け渡した横木。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 そろばん‐しぼり十露盤絞り】 算盤の珠を並べたような文様の絞り染。多く手拭てぬぐいに用いたので、その文様の手拭をもいう。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 そろばん‐ずく算盤尽‥ヅク 何事も損得から割り出すこと。勘定高いこと。もうけずく。勘定ずく。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 そろばん‐ぜめ算盤責め】 石抱いしだきの別称。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 そろばん‐だか・い算盤高い】 〔形〕 (→)「勘定高い」に同じ。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 そろばん‐だま算盤珠】 ①算盤の串に貫いてある珠。 ②勘定。計算。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

そろばん‐かんじょう【算盤勘定】‥ヂヤウ🔗🔉

そろばん‐かんじょう算盤勘定‥ヂヤウ 物事を損得の面から考えること。「―は確かだ」 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

そろばん‐ぎ【算盤木】🔗🔉

そろばん‐ぎ算盤木】 和風建築の基礎杭上に架け渡した横木。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

そろばん‐しぼり【十露盤絞り】🔗🔉

そろばん‐しぼり十露盤絞り】 算盤の珠を並べたような文様の絞り染。多く手拭てぬぐいに用いたので、その文様の手拭をもいう。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

そろばん‐ずく【算盤尽】‥ヅク🔗🔉

そろばん‐ずく算盤尽‥ヅク 何事も損得から割り出すこと。勘定高いこと。もうけずく。勘定ずく。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

そろばん‐ぜめ【算盤責め】🔗🔉

そろばん‐ぜめ算盤責め】 石抱いしだきの別称。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

そろばん‐だか・い【算盤高い】🔗🔉

そろばん‐だか・い算盤高い】 〔形〕 (→)「勘定高い」に同じ。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

そろばん‐だま【算盤珠】🔗🔉

そろばん‐だま算盤珠】 ①算盤の串に貫いてある珠。 ②勘定。計算。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 ○算盤の玉はずれそろばんのたまはずれ 算盤で勘定した分以外の余分。おもてむきでない余分の金。金々先生栄花夢「―を、しこため山と出かけて」 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 ○算盤をおくそろばんをおく 計算をする。商売で利害を考える。日本永代蔵2「十露盤をおかず秤目はかりめ知らぬことを悔しがりぬ」 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 ○算盤をはじくそろばんをはじく 損得を考える。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

○算盤の玉はずれそろばんのたまはずれ🔗🔉

○算盤の玉はずれそろばんのたまはずれ 算盤で勘定した分以外の余分。おもてむきでない余分の金。金々先生栄花夢「―を、しこため山と出かけて」 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

○算盤をおくそろばんをおく🔗🔉

○算盤をおくそろばんをおく 計算をする。商売で利害を考える。日本永代蔵2「十露盤をおかず秤目はかりめ知らぬことを悔しがりぬ」 ⇒そろばん【算盤・十露盤】

○算盤をはじくそろばんをはじく🔗🔉

○算盤をはじくそろばんをはじく 損得を考える。 ⇒そろばん【算盤・十露盤】 そろ‐べく‐そろそろべく候】 (中世・近世の女性の手紙によく用いられ、草体でいいかげんに書いても読めたことから)成行き次第であること。おざなり。いいかげん。浮世草子、御前義経記「日切りまでは―の揚げづめ、心任せに遊び給へ」 そろぼ‐じるそろぼ汁】 千六本せんろっぽんと焼味噌を使ってあつものにしたもの。せろっぽ。橘庵漫筆「せろつぽの味噌焼汁と云ふもの、京師の茶席にも用ふ、是れを、―などと、いよいよ、誤れり」 そろま曾呂間】 ①元禄前期の道化人形遣いの名人曾呂間七郎兵衛のこと。 ②「そろまにんぎょう」の略。 ⇒そろま‐にんぎょう【曾呂間人形】 ぞろ‐まき (働くとき、長着物を着流したままで、裾をからげない者の意)だらしのない者。しまりのない人。ぞろっぺえ。じょぼ。びとびと。 そろま‐にんぎょう曾呂間人形‥ギヤウ 野呂松のろま人形の一種。 ⇒そろま【曾呂間】 ぞろ‐めぞろ目】 二つの采さいに同じ目が出ること。 ぞろ‐め・く 〔自五〕 ぞろぞろとつづく。狂言、朝比奈「ぞろりぞろりと―・くによつて」 ソロモンSolomon】 イスラエルの3代目の王。ダヴィデの子。経済に明るく、通商によって莫大な利を得、盛んに建築工事を行なった。その奢侈は「ソロモンの栄華」とうたわれたが、民は重税に苦しみ、王の没後、ついに国家は南北両国に分裂。(在位前961頃〜前922頃) ソロモン‐しょとうソロモン諸島‥タウ (Solomon Islands)南太平洋のメラネシアに属する島嶼群から成る国。1978年英国より独立。住民の多数はメラネシア人。面積2万9700平方キロメートル。人口44万7千(2000)。首都はガダルカナル島のホニアラ。→オセアニア(図) そろり ①ゆっくりと静かに行われるさま。しずしず。そろそろ。「――と動く」 ②なめらかにすべるさま。するり。 ぞろり ①多くのものが、一つながりに続いているさま。ぞろぞろ。「―と並ぶ」 ②衣服をくずれた感じに着流したさまにいう。 そろり‐しんざえもん曾呂利新左衛門‥ヱ‥ 豊臣秀吉の御伽衆と伝える人物。本名、杉本甚右衛門、また坂内宗拾ともいう。堺の人。鞘師を業としたが、その鞘が刀を差し入れるとき、そろりとよく合ったことからの異名という。頓知に富み、また和歌・茶事・香技にも通じたという。生没年未詳。 ソロレートsororate】 妻が死んだ後、その夫が妻の姉妹と再婚する制度。姉妹逆縁婚。→レビレート ソロンSolōn】 ギリシア七賢人の一人。アテナイの立法者で詩人。前594年アルコン(執政官)になり、財産によって市民を4等級に分けて参政権・軍務を課すなど、アテナイ社会の危機を救うために貴族と市民の間に立って改革を断行。(前640頃〜前560頃) そわソハ 山の切り立った斜面。がけ。きりぎし。そば。平家物語9「一の谷、生田の森、山の―、海の汀みぎわにて射られ斬られて」。日葡辞書「ソワノカケヂ」 そわか蘇婆訶・娑婆訶ソハカ 〔仏〕(梵語svāhā 円満・成就などと訳す)真言陀羅尼だらにの終りにつける語。功徳あれ、成就あれなどの意。「唵おん阿毘羅吽欠あびらうんけん―」 そわ‐じ岨路ソハヂ けわしい山みち。そばじ。 そわ・す添はすソハス 〔他下二〕 ⇒そわせる(下一) そわ・せる添わせるソハセル 〔他下一〕[文]そは・す(下二) 添うようにさせる。特に、夫婦にさせる。 そわ‐そわソハソハ 気がかりなことがあって言動が落ち着かないさま。「朝から―している」 そわ‐つ・くソハ‥ 〔自五〕 そわそわと落ち着かない。色道大鏡「座中―・きたらん時は」 そわ‐づたい岨伝いソハヅタヒ けわしい山路に沿って行くこと。また、断崖に沿っていること。そばづたい。日葡辞書「ソワヅタイヲスル」 そわ‐づら岨面ソハ‥ けわしい山の斜面。そばづら。 そわ‐みち岨道ソハ‥ けわしい山道。そばみち。 そわ・る添わるソハル 〔自五〕 増し加わる。つけ加わる。ふえる。古今和歌集「秋の露さへ置き―・りつつ」 ソワレsoirée フランス】 ①夜会。また、夜会服。 ②演劇・音楽会などで夜の興行。↔マチネー そん】 普通地方公共団体の一つ。むら。 そん】 ①まご。 ②後裔。 そん】 八卦はっけの一つ。☴で表す。従順卑下の徳を表す形。風にかたどり、方位では東南たつみに配する。 そん】 ①接頭語的に用いて、敬意を表す。 ②尊貴な人。また、その敬称。 ③仏像・本尊を数える語。「薬師三―」 ④中国古代の酒器。祭祀の礼に用いたもの。銅器のほかに陶製・木製などもある。 尊 そん】 益のなくなること。利を失うこと。「株で―をする」 ⇒損がいく そん】 たる。酒だる。宇津保物語貴宮「一石入る―十に酒入れ」 ソンson】 (スペイン語で音の意)19世紀にキューバ東部で生まれたダンス音楽。1930年代にはルンバの名で世界に紹介された。 そん‐い巽位‥ヰたつみすなわち南東の方角。 そん‐い尊位‥ヰ とうとい位。天子の位。 そん‐い尊威‥ヰ とうとい威光。御威光。 そん‐い尊意】 他人の意思または意見の尊敬語。おぼしめし。尊慮。尊旨。 そん‐い遜位‥ヰ 天皇が位をゆずること。譲位。 ぞん‐い存意】 心持のあるところ。かんがえ。存念。 そん‐いっせん孫逸仙⇒そんぶん(孫文) そん‐えい村営】 村が経営すること。 そん‐えい尊詠】 他人の詩歌の尊敬語。貴詠。 そん‐えい尊影】 他人の写真または肖像などの尊敬語。 そん‐えき損益】 ①損失と利益。損得。 ②へらすこととますこと。減ることと加わること。 ③簿記で、損益勘定の略。 ⇒そんえき‐かんじょう【損益勘定】 ⇒そんえき‐けいさん‐しょ【損益計算書】 ⇒そんえき‐ぶんきてん【損益分岐点】 ⇒そんえき‐ほう【損益法】 そんえき‐かんじょう損益勘定‥ヂヤウ 簿記で、当期の純損益を計算するために、決算期末に元帳に設けられる集合勘定。借方には費用に関する諸勘定の残高が、貸方には収益に関する諸勘定の残高が集合される。貸方合計が借方合計を超過すればその差額が純利益、これと反対の場合には純損失となる。 ⇒そん‐えき【損益】 そんえき‐けいさん‐しょ損益計算書】 一会計期間における企業の経営成績を明らかにするために、その期間に属する総収益と総費用とを対応させ、当期純損益を表示した書類。損益表。利益計算書。 ⇒そん‐えき【損益】 そんえき‐ぶんきてん損益分岐点】 損益発生の分れ目となる売上高。一期間の売上高がこの額を超えて初めて、売上高に比例した利益が発生する。利益管理や原価管理に利用される。 ⇒そん‐えき【損益】 そんえき‐ほう損益法‥ハフ 簿記で、一会計期間に属する総収益と総費用の差額を純損益とする計算方法。今日の企業会計実務はこの方法に依拠している。↔財産法 ⇒そん‐えき【損益】 そんえん‐にゅうどうしんのう尊円入道親王‥ヱンニフダウ‥ワウ 伏見天皇の皇子。名は守彦。青蓮院しょうれんいん門主・天台座主となる。和歌に秀で、また書を世尊寺行房・行尹ゆきただに学び、小野道風・藤原行成の書法を参酌して青蓮院流(後の御家流)を開いた。著「入木抄じゅぼくしょう」。(1298〜1356) そんえん‐りゅう尊円流‥ヱンリウ 書道の一派。(→)青蓮院しょうれんいんに同じ。 そん‐おう村翁‥ヲウ いなかのじいさん。村の老人。 そん‐おう村媼‥アウ いなかのばあさん。村の老女。 そん‐おう尊翁‥ヲウ 老人の尊敬語。 そん‐か村家】 村にある家。いなかや。 そん‐か孫科‥クワ (Sun Ke)中国の政治家。孫文の先夫人の嫡子。国民政府行政院長などを歴任。(1895〜1973) そん‐か尊下】 書状の宛名の脇付けに用いる語。貴下。 そん‐か尊家】 他人の家の尊敬語。おたく。貴家。多く手紙文に用いる。 そん‐かい村会‥クワイ ①旧制で、村の議決機関。→村議会。 ②村議会の非公式の称。「―議員」 そん‐かい損壊‥クワイ そこないこわすこと。また、そこないこわれること。「―家屋」 そん‐がい損害】 そこない傷つけること。不利益をうけること。損失。「敵の―」「1億円の―」「―をこうむる」 ⇒そんがい‐たんぽ‐けいやく【損害担保契約】 ⇒そんがい‐ばいしょう【損害賠償】 ⇒そんがい‐ほけん【損害保険】 ソンガイSonghai】 西アフリカのイスラム教徒ソンガイ人が建てたアフリカ最大の古王国。サハラ越え交易で栄える。16世紀末モロッコ軍の南下により滅亡。(1335〜1594) ぞん‐がい存外‥グワイ ①思いがけないこと。予想と食い違うこと。意外。案外。正法眼蔵随聞記2「―の次第なり」。「―むずかしいものだ」 ②もってのほかであること。無礼。ぶしつけ。懐硯ふところすずり「娘ばかりの内証に入て―せしゆへなし」

そろ‐べく‐そろ【そろべく候】🔗🔉

そろ‐べく‐そろそろべく候】 (中世・近世の女性の手紙によく用いられ、草体でいいかげんに書いても読めたことから)成行き次第であること。おざなり。いいかげん。浮世草子、御前義経記「日切りまでは―の揚げづめ、心任せに遊び給へ」

そろぼ‐じる【そろぼ汁】🔗🔉

そろぼ‐じるそろぼ汁】 千六本せんろっぽんと焼味噌を使ってあつものにしたもの。せろっぽ。橘庵漫筆「せろつぽの味噌焼汁と云ふもの、京師の茶席にも用ふ、是れを、―などと、いよいよ、誤れり」

そろま【曾呂間】🔗🔉

そろま曾呂間】 ①元禄前期の道化人形遣いの名人曾呂間七郎兵衛のこと。 ②「そろまにんぎょう」の略。 ⇒そろま‐にんぎょう【曾呂間人形】

そろま‐にんぎょう【曾呂間人形】‥ギヤウ🔗🔉

そろま‐にんぎょう曾呂間人形‥ギヤウ 野呂松のろま人形の一種。 ⇒そろま【曾呂間】

ソロモン【Solomon】🔗🔉

ソロモンSolomon】 イスラエルの3代目の王。ダヴィデの子。経済に明るく、通商によって莫大な利を得、盛んに建築工事を行なった。その奢侈は「ソロモンの栄華」とうたわれたが、民は重税に苦しみ、王の没後、ついに国家は南北両国に分裂。(在位前961頃〜前922頃)

ソロモン‐しょとう【ソロモン諸島】‥タウ🔗🔉

ソロモン‐しょとうソロモン諸島‥タウ (Solomon Islands)南太平洋のメラネシアに属する島嶼群から成る国。1978年英国より独立。住民の多数はメラネシア人。面積2万9700平方キロメートル。人口44万7千(2000)。首都はガダルカナル島のホニアラ。→オセアニア(図)

そろり🔗🔉

そろり ①ゆっくりと静かに行われるさま。しずしず。そろそろ。「――と動く」 ②なめらかにすべるさま。するり。

そろり‐しんざえもん【曾呂利新左衛門】‥ヱ‥🔗🔉

そろり‐しんざえもん曾呂利新左衛門‥ヱ‥ 豊臣秀吉の御伽衆と伝える人物。本名、杉本甚右衛門、また坂内宗拾ともいう。堺の人。鞘師を業としたが、その鞘が刀を差し入れるとき、そろりとよく合ったことからの異名という。頓知に富み、また和歌・茶事・香技にも通じたという。生没年未詳。

ソロレート【sororate】🔗🔉

ソロレートsororate】 妻が死んだ後、その夫が妻の姉妹と再婚する制度。姉妹逆縁婚。→レビレート

ソロン【Solōn】🔗🔉

ソロンSolōn】 ギリシア七賢人の一人。アテナイの立法者で詩人。前594年アルコン(執政官)になり、財産によって市民を4等級に分けて参政権・軍務を課すなど、アテナイ社会の危機を救うために貴族と市民の間に立って改革を断行。(前640頃〜前560頃)

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