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とら【虎】🔗🔉

とら】 (タイ語系南方語起源か) ①ネコ科の哺乳類。アジア特産。頭胴長2メートル、尾長90センチメートルに達する。雌は雄より小形。黄色の地に黒の横縞をもつ。シベリアからアジア東北部、東南アジア、インドなどの森林に生息。毛皮用に乱獲され、現在では各地で保護されている。多くは単独で森林・水辺にすみ、昼間は洞穴などに潜み、主に夕方から活動し、水泳も巧みで種々の獣や鳥を捕食。万葉集16「韓から国の―と云ふ神を」 トラ 提供:東京動物園協会 ②俗に、酔っぱらい。「大―」 ⇒虎に翼 ⇒虎になる ⇒虎の威を借る狐 ⇒虎の尾を踏む ⇒虎の子渡し ⇒虎は死して皮を留め、人は死して名を残す ⇒虎は千里往って千里還る ⇒虎を画いて狗に類す ⇒虎を野に放つ ⇒虎を養いて自ら患を遺す

とら【寅】🔗🔉

とら】 ①十二支の第3番目。動物では虎に当てる。 ②東から北へ30度の方角。→方位(図)。 ③昔の時刻の名。今の午前4時頃。また、その前後約2時間。→時とき

トラー【Ernst Toller】🔗🔉

トラーErnst Toller】 ドイツの作家。第一次大戦後のバイエルン革命に参加。ナチス時代アメリカに亡命、自殺。戯曲「どっこい、俺たちは生きている」など。(1893〜1939)

トラークル【Georg Trakl】🔗🔉

トラークルGeorg Trakl】 オーストリアの初期表現派の詩人。詩集「夢の中のゼバスティアン」など。(1887〜1914)

とら‐あしげ【虎葦毛】🔗🔉

とら‐あしげ虎葦毛(→)連銭れんぜん葦毛に同じ。

と‐らい【渡来】🔗🔉

と‐らい渡来】 外国から海を渡って来ること。「南蛮―」 ⇒とらい‐じん【渡来人】

トライ【try】🔗🔉

トライtry】 ①試みること。「新しい分野に―する」 ②ラグビーで、攻撃側が相手側のインゴールにボールを接地すること。これによって得点5点とゴールキックの権利を獲得。 ③アメリカン‐フットボールで、タッチダウンしたチームが追加得点を狙うプレー。トライ‐フォア‐ポイント。 ⇒トライ‐アウト【tryout】

トライ‐アウト【tryout】🔗🔉

トライ‐アウトtryout】 ①試技。試演。 ②サッカー・野球などで、入団テスト。 ⇒トライ【try】

トライアスロン【triathlon】🔗🔉

トライアスロンtriathlon】 混成競技の一つ。オリンピック・世界選手権などでは遠泳(1.5キロメートル)・自転車(40キロメートル)・マラソン(10キロメートル)の3種目を連続して行い、経過時間を競う。距離を短縮したミニ‐トライアスロンもある。鉄人レース。

トライアル【trial】🔗🔉

トライアルtrial】 ①こころみ。試行。 ②運動競技で、試技。予選。「タイム‐―」 ⇒トライアル‐アンド‐エラー【trial and error】

トライアングル【triangle】🔗🔉

トライアングルtriangle】 ①三角形。 ②打楽器。鋼製の棒を正三角形に折り曲げたもので、金属棒で打ち鳴らす。管弦楽用。三角鉄。

とらい‐じん【渡来人】🔗🔉

とらい‐じん渡来人】 古代、朝鮮半島諸国や中国などから渡来し、日本列島に定住した人々とその後裔。特に4〜7世紀に渡来した人々をいう。農業をはじめとした先進の技術、様々な文化をもたらし、政治・文化の進展に大きく寄与した。 ⇒と‐らい【渡来】

トライチュケ【Heinrich von Treitschke】🔗🔉

トライチュケHeinrich von Treitschke】 ドイツの歴史家・政治学者。権力国家思想を鼓吹。著「19世紀ドイツ史」「政治学講義」など。(1834〜1896)

トライフル【trifle】🔗🔉

トライフルtrifle】 イギリスのデザート。シェリー酒などをしみ込ませたスポンジ‐ケーキと、ジャム・カスタード‐クリーム・生クリーム・果物・ナッツなどを層状に重ねた菓子。

トライボロジー【tribology】🔗🔉

トライボロジーtribology】 〔理〕二つの物体の面が接触して滑り合うときの、摩擦・摩耗・潤滑などの現象や過程などに関する科学・技術。微視的な研究が行われるようになって定着。

とら・う【捕ふ・捉ふ】トラフ🔗🔉

とら・う捕ふ・捉ふトラフ 〔他下二〕 ⇒とらえる(下一)

トラヴィアータ【La Traviata イタリア】🔗🔉

トラヴィアータLa Traviata イタリア(→)椿姫つばきひめ2に同じ。

トラウトマン‐こうさく【トラウトマン工作】🔗🔉

トラウトマン‐こうさくトラウトマン工作】 日中戦争の初期に、駐華ドイツ大使トラウトマン(O. Trautmann1877〜1950)を仲介者として日中間で行われた和平交渉。日本側の要求が過大となったこともあり合意に達しなかった。

トラウマ【trauma ギリシア】🔗🔉

トラウマtrauma ギリシア】 (傷・けがの意)精神的外傷。

とらえ‐どころ【執え所・捕え処】トラヘ‥🔗🔉

とらえ‐どころ執え所・捕え処トラヘ‥ 証拠または論点としておさえるべきところ。また、こういうものだと判断する決め手になる材料や理由。つかまえどころ。「―のない不安」「―のない人」

とら‐えび【虎蝦】🔗🔉

とら‐えび虎蝦】 クルマエビ科のエビ。体は赤褐色。体長10センチメートル内外。アカエビに似ているが、アカエビより赤い。干蝦にする。瀬戸内海など内海・内湾に分布。

とら・える【捕らえる・捉える】トラヘル🔗🔉

とら・える捕らえる・捉えるトラヘル 〔他下一〕[文]とら・ふ(下二) (ト(取)リア(敢)ウの約) ①手でしっかりとつかむ。しっかりにぎる。竹取物語「逃げ入る袖を―・へ給へば」。源氏物語紅葉賀「太刀抜きたるかひなを―・へて、いといたうつみ給へれば」。「チャンスを―・える」 ②動物をおさえとる。つかまえる。神功紀「瀬田の渡りに潜かずく鳥田上過ぎて宇治に―・へつ」。「蛙を―・える」 ③召しとる。捕縛する。大鏡伊尹「検非違使参りて、昨日こといたしたりし童べ―・ふべしと」。「犯人を―・える」 ④視野・知識などの中にしっかりとおさめる。「レーダーが敵機を―・える」「文章の意味を―・える」

とら‐が‐あめ【虎が雨】🔗🔉

とら‐が‐あめ虎が雨】 陰暦5月28日に降る雨。この日、曾我十郎が死に、それを悲しんだ愛人の遊女虎御前の涙が雨となって降ると伝える。虎が涙。曾我の雨。〈[季]夏〉

とら‐が‐いし【虎が石】🔗🔉

とら‐が‐いし虎が石】 曾我十郎の愛人であった遊女の虎御前が化したもので、美男でなくては持ち上げられないと伝える石。東海道中膝栗毛「大磯にいたり―を見て北八よむ」

とら‐がく【度羅楽・吐羅楽】🔗🔉

とら‐がく度羅楽・吐羅楽】 古代前期に日本に伝来した楽舞。平安初期以降伝承が絶え、実態は不詳。源流の「度(吐)羅」がどの地域であるかについても諸説あって未詳。

とら‐がしら【虎頭】🔗🔉

とら‐がしら虎頭(→)「とらかんむり」に同じ。

とらか・す【蕩かす・盪かす】🔗🔉

とらか・す蕩かす・盪かす】 〔他四〕 ①ばらばらにする。大智度論天安点「根茎を掘り挽きて狼藉トラカシしりぞきぬ」 ②溶解させる。とかす。とろかす。〈類聚名義抄〉 ③迷わせて本心を失わせる。今昔物語集29「蛇に―・されにたるにこそあらめ」

とら‐が‐なみだ【虎が涙】🔗🔉

とら‐が‐なみだ虎が涙(→)「虎が雨」に同じ。浄瑠璃、心中刃は氷の朔日「―の兆が見えて空が曇つた五月二十八日」

とら‐がり【虎刈り】🔗🔉

とら‐がり虎刈り】 刈り方がへたなため頭髪が不揃いで虎の毛のようにまだらに見えること。また、その頭。

とら‐かんむり【虎冠】🔗🔉

とら‐かんむり虎冠】 漢字の冠かんむりの一つ。「虎」「虚」などの冠の「虍」の称。とらがしら。

とら・く【蕩く・盪く・散く】🔗🔉

とら・く蕩く・盪く・散く】 〔自下二〕 ①ばらばらになる。西大寺本最勝王経平安初期点「残れる骨并余れる髪の縦横トラケて地の中に在るを見」 ②溶解する。とける。とけてやわらぐ。とろける。沙石集7「執心やおのづから―・くると思ひて」

トラクター【tractor】🔗🔉

トラクターtractor】 ①トレーラーや道路機械・農業機械などを牽引けんいんする原動力車。ゴムタイヤ式とキャタピラー式とがある。牽引車。 トラクター 撮影:関戸 勇 ②プロペラが機体の前部に装置された飛行機。牽引式飛行機。

とら‐げ【虎毛】🔗🔉

とら‐げ虎毛】 ①虎の背の毛のように、黄褐色の地に太い黒色の斑紋のあるもの。虎斑とらふ。 ②馬の毛色。全体が薄墨色で、虎の毛のような斑紋のあるもの。

とら‐けん【虎拳】🔗🔉

とら‐けん虎拳】 拳けんの一種。杖をつく姿を母親、拳こぶしを挙げてにらむ姿を和藤内わとうない、這いつくばう姿を虎とし、母親は和藤内に、和藤内は虎に、虎は母親に勝つとするもので、酒席で屏風・襖ふすまなどをへだてて身振りで行う。文武二道万石通「同じ拳でも本拳は文の場がござります。―は武の事さ」

トラコーマ【trachoma】🔗🔉

トラコーマtrachoma】 伝染性慢性結膜炎。病原体はクラミジアで、結膜の充血・肥厚、灰白色の顆粒の形成を来す。慢性化すると角膜の混濁こんだく、結膜の瘢痕はんこん化、視力障害・慢性涙嚢炎などを起こし、失明することがある。トラホーム。

とらざわ【虎沢】‥ザハ🔗🔉

とらざわ虎沢‥ザハ 姓氏の一つ。 ⇒とらざわ‐けんぎょう【虎沢検校】

とらざわ‐けんぎょう【虎沢検校】‥ザハ‥ゲウ🔗🔉

とらざわ‐けんぎょう虎沢検校‥ザハ‥ゲウ 江戸初期の三味線の演奏家・作曲家。石村検校の門人。師とともに三味線組歌の本手組ほんてぐみ7曲を作曲(異説あり)、その門下から沢住検校を出した。柳川流の創始者の柳川検校は孫弟子。( 〜1654) ⇒とらざわ【虎沢】

トラジ【Toraji】🔗🔉

トラジToraji】 (朝鮮語で桔梗ききょうの花の意)朝鮮の代表的な民謡。アリランとともに3拍子のリズムをもつ。

トラジェディー【tragedy】🔗🔉

トラジェディーtragedy】 悲劇。

トラジコメディー【tragicomedy】🔗🔉

トラジコメディーtragicomedy】 悲喜劇。

トラジック【tragic】🔗🔉

トラジックtragic】 悲劇的。悲壮なさま。↔コミック

トラジャ【Toraja】🔗🔉

トラジャToraja】 インドネシア、セレベス(スラウェシ)島の山地に住む民族。水稲耕作を営む。固有の言語はオーストロネシア系。主な宗教はキリスト教。

トラス【truss】🔗🔉

トラスtruss】 〔建〕構造骨組の一形式。節点がすべて滑節かっせつすなわち回転自在の結合から成る。結構。↔ラーメン。 ⇒トラス‐きょう【トラス橋】

とら・す【取らす】🔗🔉

とら・す取らす】 [一]〔他五〕 (スは尊敬の意)お取りになる。万葉集13「ねはり梓を大御手に―・し給ひて」 [二]〔他下二〕 ⇒とらせる(下一)

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