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ノボカイン【Novocaine】🔗🔉

ノボカインNovocaine】 局所麻酔剤の一つ。塩酸パラアミノベンゾイル‐ジエチルアミノエタノール(塩酸プロカイン)の商品名。毒性が少ない。

のぼ・す【上す】🔗🔉

のぼ・す上す】 [一]〔他五〕 (「のぼせる」を四段に活用させた語) ①高い所へ上げる。世間胸算用5「少年の時は花をむしり紙烏いかを―・し」 ②位を引き上げる。 ③都へ送りやる。天草本平家物語「頼朝…代官として弟の範頼と義経を―・いて」 ④おだてる。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―・せば此奴が―・されて、なる程盗んでくれうといふ」 ⑤提示する。「口に―・す」 ⑥頭に浮かべる。「そんな事を意識に―・す暇もない」 [二]〔他下二〕 ⇒のぼせる(下一)

のぼせ【逆上】🔗🔉

のぼせ逆上】 のぼせること。上気。ぎゃくじょう。 ⇒のぼせ‐め【逆上目】

のぼせ‐あが・る【逆上せ上がる】🔗🔉

のぼせ‐あが・る逆上せ上がる】 〔自五〕 大層のぼせる。「入賞して―・る」「歌手に―・る」

のぼせ‐に【上せ荷】🔗🔉

のぼせ‐に上せ荷】 地方から都に送る荷。

のぼせ‐め【逆上目】🔗🔉

のぼせ‐め逆上目】 眼のあかく充血する病気。 ⇒のぼせ【逆上】

のぼ・せる【上せる】🔗🔉

のぼ・せる上せる】 〔他下一〕[文]のぼ・す(下二) (順々にたどって高い所へ行かせる) ①高い所へ上げる。登らせる。竹取物語「粗籠あらこに人を―・せて釣り上げさせて」。徒然草「高名の木のぼりといひし男、人をおきてて高き木に―・せて、梢を切らせしに」 ②上流へやる。さかのぼらせる。万葉集1「真木の枛手つまでを百足らず筏に作り―・すらむ」 ③貴人のもとへ呼び寄せる。枕草子49「下なるをも呼び―・せ」 ④位を引き上げる。 ⑤地方から都へやる。平家物語12「鎌倉殿に此の由申しければ、舎弟参河の守範頼を討手に―・せ給ふべき由仰せられけり」。御伽草子、物くさ太郎「料足を集めて京へ―・せけり」 ⑥いい気にさせる。おだてる。傾城禁短気「今少し―・せなば、五十両は出しさうな大臣と思ひ」 ⑦上に置く。「食卓に―・せる」 ⑧提示する。「話題に―・せる」 ⑨書きとどめる。「記録に―・せる」 ⑩念頭に浮かべる。「一人の女を意識に―・せる」

のぼ・せる【逆上せる】🔗🔉

のぼ・せる逆上せる】 〔自下一〕 ①上気する。血が頭へのぼる。浮世風呂2「―・せないで至極よいお薬でございます」。「長湯して―・せる」「人いきれに―・せる」 ②転じて、理性を失う。血迷う。逆上する。「―・せて前後の見さかいもなくなる」 ③夢中になる。熱中する。「女に―・せる」 ④思い上がる。「優勝して―・せる」

の‐ぼたん【野牡丹】🔗🔉

の‐ぼたん野牡丹】 ノボタン科の常緑低木。アジア南部・オーストラリアに広く分布し、日本でも沖縄に自生。また、観賞用に温室で栽培。高さ約1メートル。全株に淡褐色の剛毛を密生。葉は卵形または楕円形、革質。初夏、枝頂に紅紫色の5弁花を開く。果実は壺形で、鱗毛を密生。漢名、山石榴。メラストマ。〈[季]夏〉

の‐ぼて【野火手】🔗🔉

の‐ぼて野火手】 (四国で)葬列の先頭に立つ火。火火手ひぼて。火手ほで

の‐ぼとけ【野仏】🔗🔉

の‐ぼとけ野仏】 野中にある仏像。野原に立てられた仏像。

のぼの【能褒野】🔗🔉

のぼの能褒野】 三重県亀山市の町。日本武尊やまとたけるのみことを埋葬した地と称し、能褒野神社がある。 能褒野神社 日本武尊埋葬地 撮影:的場 啓

のぼり【上り・登り・昇り】🔗🔉

のぼり上り・登り・昇り】 ①のぼること。高い所へ行くこと。また、その道。 ②地方から都に向かって行くこと。上京。平家物語3「この瀬にも漏れさせ給ひて、御―も候はず」 ③京都で、北(内裏の方角)に向かって行くこと。平家物語9「義仲は河原を―に落ち候ひつるを」 ④その路線の起点(原則として東京方面)へ向かって行く列車やバス。「―の新幹線」 ⑤袍ほうなどの衽おくみ→闕腋けってきの袍(図)⇒のぼり‐あきない【上り商い】 ⇒のぼり‐あゆ【上り鮎】 ⇒のぼり‐うま【上り馬】 ⇒のぼり‐おそい【上り襲】 ⇒のぼり‐がく【昇楽・登楽】 ⇒のぼり‐がま【上り窯・登り窯】 ⇒のぼり‐き【上り気】 ⇒のぼり‐くだり【上り下り】 ⇒のぼり‐くち【上り口・登り口】 ⇒のぼり‐こうらん【登高欄】 ⇒のぼり‐ざか【上り坂・登り坂】 ⇒のぼり‐しお【上り潮】 ⇒のぼり‐すがた【上り姿】 ⇒のぼり‐せ【上り瀬】 ⇒のぼり‐ちょうし【上り調子】 ⇒のぼり‐づき【上り月】 ⇒のぼり‐のき【登軒】 ⇒のぼり‐ば【上り羽】 ⇒のぼり‐はし【登階・登梯】 ⇒のぼり‐ばり【登梁】 ⇒のぼり‐びより【上り日和】 ⇒のぼり‐ふじ【昇り藤】 ⇒のぼり‐ぶね【上り船】 ⇒のぼり‐ほ【上り帆】 ⇒のぼり‐やな【上り簗】 ⇒のぼり‐りゅう【昇り竜・登り竜】

のぼり【幟】🔗🔉

のぼり】 ①(「昇り旗」の略)丈が長く幅の狭い布の横に、多くの乳をつけ竿に通し、立てて標識とするもの。戦陣・祭典・儀式などに用いる。「―を立てる」 ②端午の節句に男子の出生を祝って立てる幟1、また、こいのぼり。〈[季]夏〉 ⇒のぼり‐ざお【幟竿】 ⇒のぼり‐さし【幟差】 ⇒のぼり‐ざと【幟邑】 ⇒のぼり‐ざる【幟猿】 ⇒のぼり‐ばた【幟旗・昇り旗】

のぼり‐あきない【上り商い】‥アキナヒ🔗🔉

のぼり‐あきない上り商い‥アキナヒ 都へのぼりながら、途中で商売をすること。日本永代蔵4「―に奥筋の絹綿ととのへ」 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐あゆ【上り鮎】🔗🔉

のぼり‐あゆ上り鮎】 春、上流にのぼってゆく若鮎。〈[季]春〉 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐うま【上り馬】🔗🔉

のぼり‐うま上り馬】 ①地方から都の方へ行く馬。 ②(→)「あがりうま」に同じ。 ③名香の一つ。沈じんの一種。 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐おそい【上り襲】‥オソヒ🔗🔉

のぼり‐おそい上り襲‥オソヒ 屋根の上においた木・竹で、その上に石を載せて屋根板を押さえるもの。〈日葡辞書〉 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐がく【昇楽・登楽】🔗🔉

のぼり‐がく昇楽・登楽】 〔仏〕 ⇒しょうがく⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐がま【上り窯・登り窯】🔗🔉

のぼり‐がま上り窯・登り窯】 陶磁器を焼く窯の一つ。山麓の傾斜に沿って粘土で階段状に築き、下室から漸次に上室へ焼き上げるもの。上室では下室の余熱を利用。 登り窯 撮影:関戸 勇 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐き【上り気】🔗🔉

のぼり‐き上り気】 うわのそらになること。のぼせ気味。 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐くだり【上り下り】🔗🔉

のぼり‐くだり上り下り】 のぼることとくだること。また、のぼったりくだったりすること。万葉集10「佐保の山辺を―に」。「―の舟人」 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐くち【上り口・登り口】🔗🔉

のぼり‐くち上り口・登り口】 階段・坂路・山路などの、のぼりはじめる所。 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐こうらん【登高欄】‥カウ‥🔗🔉

のぼり‐こうらん登高欄‥カウ‥ 階段の高欄。 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐ざお【幟竿】‥ザヲ🔗🔉

のぼり‐ざお幟竿‥ザヲ 端午の節句の幟を立てるための竿。〈[季]夏〉 ⇒のぼり【幟】

のぼり‐ざか【上り坂・登り坂】🔗🔉

のぼり‐ざか上り坂・登り坂】 ①のぼる坂路。 ②次第に盛況に向かうこと。上昇状態にあること。「成績は―だ」 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐さし【幟差】🔗🔉

のぼり‐さし幟差】 戦陣で主人の幟を背負う人。 ⇒のぼり【幟】

のぼり‐ざと【幟邑】🔗🔉

のぼり‐ざと幟邑】 (その形が幟に似ているからいう)漢字の旁つくり「阝おおざと」の俗称。 ⇒のぼり【幟】

のぼり‐ざる【幟猿】🔗🔉

のぼり‐ざる幟猿】 端午の幟の下につけた括猿くくりざる。風が吹くにつれて竿を上り下りするようにした玩具がんぐ。宮崎・岡山の郷土玩具。 のぼり猿 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒のぼり【幟】

のぼり‐しお【上り潮】‥シホ🔗🔉

のぼり‐しお上り潮‥シホ 岸の方へあげてくる潮。あげしお。謡曲、大原御幸「―にさへられ」 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐すがた【上り姿】🔗🔉

のぼり‐すがた上り姿】 とりのぼせた様子。のぼせあがった姿。浄瑠璃、吉野忠信「太夫様には…判官様に―」 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐せ【上り瀬】🔗🔉

のぼり‐せ上り瀬】 ①上流にある瀬。夫木和歌抄8「―の岩波わくるうかひ船」 ②瀬をのぼること。「鮎の―」 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐ちょうし【上り調子】‥テウ‥🔗🔉

のぼり‐ちょうし上り調子‥テウ‥ 調子が上向きであること。物事の状態がよい方向に向かっていること。「―のバッター」 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐づき【上り月】🔗🔉

のぼり‐づき上り月】 半月から満月に近づいてゆく月。〈[季]秋〉。↔降り月。 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐つ・める【上り詰める】🔗🔉

のぼり‐つ・める上り詰める】 〔自下一〕[文]のぼりつ・む(下二) ①のぼれるだけのぼる。極点までのぼる。浄瑠璃、天神記「年は八十一、―・めたる老の坂」。「位を―・める」 ②甚だしく熱中する。すっかり逆上する。金々先生栄花夢「金々先生傾城かけのに―・め」。浄瑠璃、冥途飛脚「―・める其の手間で届ける所へ届けてしまへ」

のぼり‐のき【登軒】🔗🔉

のぼり‐のき登軒】 〔建〕破風はふに沿った勾配付きの軒。傍軒そばのき⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐ば【上り羽】🔗🔉

のぼり‐ば上り羽】 鳥が飛び立つときの羽づかい。 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐はし【登階・登梯】🔗🔉

のぼり‐はし登階・登梯】 ①はしご。 ②はしごの形をした指物さしもの。甲陽軍鑑11「矢島久左衛門…―を指物にし」 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐ばた【幟旗・昇り旗】🔗🔉

のぼり‐ばた幟旗・昇り旗(→)「のぼり(幟)」1に同じ。 ⇒のぼり【幟】

のぼり‐ばり【登梁】🔗🔉

のぼり‐ばり登梁】 小屋組で、傾斜して架けられた梁。登り木。登り。 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐びより【上り日和】🔗🔉

のぼり‐びより上り日和】 京坂地方に行くのに好都合な日和。好色一代男5「―さいはひに難波江のうれしや」 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐ふじ【昇り藤】‥フヂ🔗🔉

のぼり‐ふじ昇り藤‥フヂ 〔植〕ルピナスの異称。 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐ぶね【上り船】🔗🔉

のぼり‐ぶね上り船】 ①上流へさかのぼる船。 ②京へ向かう船。 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼりべつ【登別】🔗🔉

のぼりべつ登別】 北海道南西部、太平洋岸の温泉観光都市。人口5万3千。 ⇒のぼりべつ‐おんせん【登別温泉】

のぼりべつ‐おんせん【登別温泉】‥ヲン‥🔗🔉

のぼりべつ‐おんせん登別温泉‥ヲン‥ 登別市にある温泉。登別川の支流、紅葉谷の渓谷にあり、標高200メートル。泉質は含アルミニウム泉・硫黄泉など。 登別温泉 撮影:新海良夫 登別温泉(地獄谷) 撮影:新海良夫 ⇒のぼりべつ【登別】

のぼり‐ほ【上り帆】🔗🔉

のぼり‐ほ上り帆】 のぼってゆく船にかけてある帆。また、その船。続猿蓑「―の淡路はなれぬ汐干かな」(去来) ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐やな【上り簗】🔗🔉

のぼり‐やな上り簗】 上り鮎を捕らえるために設けた簗。〈[季]春〉。↔下り簗。 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼり‐りゅう【昇り竜・登り竜】🔗🔉

のぼり‐りゅう昇り竜・登り竜】 天に上ろうとする竜。また、そのさまを描いた絵。のぼりりょう。 ⇒のぼり【上り・登り・昇り】

のぼ・る【上る・登る・昇る】🔗🔉

のぼ・る上る・登る・昇る】 〔自五〕 (順々にたどって高い所へ行く) ①高い所へ行く。万葉集7「志賀の白水郎あまの塩焼く煙風をいたみ立ちは―・らず山にたなびく」。大鏡時平「階はしに―・りて見るに」。日葡辞書「ヘイニテヲカケテ、ドウジニノボリコエントシケルトコロヲ」。「空に日が―・る」「木に―・る」 ②上流へ進む。さかのぼる。万葉集18「夏の夜は道たづたづし船に乗り川の瀬ごとに棹さし―・れ」。「魚が川を―・る」 ③昔にさかのぼる。源氏物語若菜下「―・りての世を聞き合せ侍らねばにや」 ④京へ行く。都へ向かって行く。万葉集20「大君の命みことかしこみ於保の浦を背向そがいに見つつ都へ―・る」 ⑤(内裏が北にある京都市中を)北に行く。あがる。 ⑥貴人の御座近くへ参上する。更級日記「梅壺の女御の―・らせ給ふなる音なひ、いみじく心にくく優なるにも」 ⑦高い位につく。昇進する。源氏物語桐壺「帝王の、上なき位に―・るべき相そうおはします人の」。源氏物語絵合「齢足らで官位高く―・り世に抜けぬる人の」 ⑧物の上に置かれる。「食卓に―・る」 ⑨のぼせる。逆上する。源氏物語若菜下「つつましと物を思ひつるに、気の―・りぬるにや」 ⑩(→)対策1のために出場する。宇津保物語俊蔭「度々―・りたる学生のをのこども、才ある男手惑ひをして、一くだりの文を奉らぬに」 ⑪数量がある程度に達する。「死者数千に―・る」 ⑫取り出して示される。提示される。取り扱われる。「話題に―・る」 ◇広く一般には「上」を使う。「登」は、山や木などの高い所へ意図的に進んだり、演壇・マウンドなどにあがったりする場合に、「昇」は、太陽や月が空高く現れたり、煙が勢いよく上方へ流れる、またエレベーターなどで建物の上階へ一気に至る、さらには高い地位に就く場合などに使う。

の‐ぼろぎく【野襤褸菊】🔗🔉

の‐ぼろぎく野襤褸菊】 キク科の一年生帰化植物。ヨーロッパ原産。高さ約30センチメートル。葉は不斉に羽裂し、ぼろ布様。春夏の頃、黄色の小さな頭状花を開く。

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